鈴木秀美 (法学者)
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鈴木 秀美(すずき ひでみ、女性、1959年9月 - )は、日本の憲法学者。大阪大学名誉教授。慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授。専門領域は、メディア法、憲法、比較憲法。
人物
[編集]静岡県出身。発掘!あるある大事典の捏造報道をきっかけに、2007年6月から1年間、関西テレビの社外取締役も務めた。
学歴
[編集]- 1959年 静岡県生まれ
- 1978年 静岡県立掛川西高等学校卒業
- 1982年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
- 1985年 慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了
- 1990年 慶應義塾大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学
- 2001年 博士(法学)の学位を取得(慶應義塾大学)(学位論文「放送の自由」)
職歴
[編集]- 1991年 慶應義塾大学新聞研究所研究員
- 1992年 北陸大学法学部講師
- 1996年 北陸大学法学部助教授
- 1998年 広島大学法学部助教授
- 2001年 広島大学法学部教授
- 2002年 日本大学法学部教授
- 2004年 大阪大学大学院高等司法研究科教授
- 2015年 慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授
発言
[編集]尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件の際は、「不祥事など政府による明らかな違法行為があったり、沖縄密約のように政府が国民に隠し続けた事実を暴くケースとでは情報の質が異なると思う。政府の高度な政治的判断で非公開としたものを、不満だからと権限のない一職員が流したのだとすれば、正当行為だとするのは難しいのではないか」と発言[1]。
学会・研究会
[編集]- 日本公法学会
- 日本マス・コミュニケーション学会
- 情報通信学会
- 比較憲法学会
- 比較法学会
- 日独法学会
- ドイツ憲法判例研究会(代表、2013年4月〜)
- 全国憲法研究会
- 憲法理論研究会
- 関西憲法判例研究会
主要著作
[編集]- 『よくわかるメディア法』(共編著)ミネルヴァ書房、2011年
- 『インターネットと法〔第4版〕』(共編著)有斐閣、2010年
- 『放送法を読みとく』(共編著)商事法務、2009年
- 『プロセス演習 憲法』(棟居快行・工藤達朗・小山剛・赤坂正浩・石川健治・内野正幸・大沢秀介・大津浩・駒村圭吾・笹田栄司・宍戸常寿・畑尻剛・村田尚紀・宮地基・矢島基美・山元一と共著)信山社 2004年
- 『放送の自由』信山社、2000年
社会における活動
[編集]- 2006年10月〜2014年9月 大阪府「情報公開審査会」委員(途中、何年か会長も務める)
- 2009年7月〜 関西テレビ「オンブズ・カンテレ委員会」委員(現在に至る)
- 2011年4月〜 毎日新聞「『開かれた新聞』委員会」委員(現在に至る)
- 2011年10月〜 大阪弁護士会「懲戒委員会」委員(2014年9月まで)
脚注
[編集]- ^ 毎日新聞2010年11月10日「中国漁船・尖閣領海内接触:ビデオ流出 映像流出、意見分かれ 海保「8割が肯定的」」