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金日成高級党学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金日成高級党学校
김일성고급당학교
種別 朝鮮労働党の高級幹部養成機関
設立年 1946年6月1日 (1946-06-01)
学生総数 1,200[1]
所在地 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国
平壌市東大院区域
主体思想塔通り

北緯39度1分21秒 東経125度46分5秒 / 北緯39.02250度 東経125.76806度 / 39.02250; 125.76806座標: 北緯39度1分21秒 東経125度46分5秒 / 北緯39.02250度 東経125.76806度 / 39.02250; 125.76806
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金日成高級党学校
各種表記
チョソングル 김일성고급당학교
漢字 金日成高級黨學校
英語表記: Kim Il-sung Higher Party School
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金日成高級党学校(キム・イルソンこうきゅうとうがっこう、朝鮮語: 김일성고급당학교)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にある、朝鮮労働党の高級幹部を養成する機関である。

概要

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金日成高級党学校の前身は南浦市にあった「北朝鮮労働党中央党学校」だった。1946年金日成が平壌東大院区域に移転させ、1972年4月15日に金日成の60歳の誕生日に際して、現在の校名に改称された。党の最高教育機関で、労働党士官学校とも言われる。

入学資格は、市と郡の党組織の部長級以上で、1ヶ月から5年までの教育課程が用意されている。4年制大学課程を修了すると、朝鮮労働党の幹部に配属される。また、党幹部が不祥事を起こした際の再教育も行われる。

2020年には、党幹部が子供を党学校に入学させるために賄賂を贈り、不正入学させたことや[2]、毎月5000ドルの賄賂を教授に集めさせ、それを苦にした教授が自殺するなど様々な不正腐敗行為が露呈し[3]李万建朴太徳朝鮮労働党中央委員会副委員長が解任された[4]。また、学長と教職員は党を除名され、農村や鉱山で再教育を受けた。

2022年10月17日に金正恩が当学校で記念講義を行った際、名称が「朝鮮労働党中央幹部学校(조선로동당 중앙간부학교)」に変更されていたことが判明した[5]

2023年5月から新たな校舎が錦繍山太陽宮殿大城山革命烈士陵近くの飛行場の跡地[6]に建設され、2024年5月に完成した[7]。この新校舎では金日成と金正日の肖像画と並んで金正恩の肖像画も掲示された[8]ほか、カール・マルクスウラジーミル・レーニンの肖像画も掲示された[9]

脚注

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  1. ^ 김일성고급당학교(金日成高級黨學校) - 한국민족문화대백과사전”. Encykorea.aks.ac.kr. 22 April 2019閲覧。
  2. ^ “突然クビになった党第二人者…正恩氏、平壌入試不正に激怒”. 中央日報日本語版. (2020年3月3日). https://s.japanese.joins.com/jarticle/263207 2020年3月12日閲覧。 
  3. ^ “北朝鮮が「賄賂撲滅」開始も、逆に体制崩壊を招きかねない理由”. ダイヤモンドオンライン. (2020年3月23日). https://diamond.jp/articles/-/232252?display=b 2020年4月12日閲覧。 
  4. ^ “【第660回・特別版】北朝鮮で権力中枢の党幹部を解任”. 国家基本問題研究所. (2020年3月2日). https://jinf.jp/weekly/archives/28924 2020年3月12日閲覧。 
  5. ^ “주체의 혁명적당건설사에 특기할 불멸의 대강 경애하는 김정은동지께서 조선로동당 중앙간부학교를 방문하시고 기념강의를 하시였다(チュチェの革命的党建設史に特記すべき不滅の大綱 敬愛する金正恩同志が朝鮮労働党中央幹部学校を訪問し、記念講義をした)”. わが民族同士. (2022年10月18日). http://uriminzokkiri.com/index.php?ptype=crevo4&stype=4&mtype=view&no=10324 2022年11月20日閲覧。 
  6. ^ North Korea building secretive installation on razed airfield in Pyongyang”. nknews.org. 17 May 2024閲覧。
  7. ^ Respected Comrade Kim Jong Un Inspects Completed Central Cadres Training School of WPK”. KCNA.kp. 17 May 2024閲覧。
  8. ^ “先代に並び正恩氏肖像画 今後の世襲正当化の見方も―北朝鮮”. 時事通信. (2024年5月22日). オリジナルの2024年5月26日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/gFkGU 2024年5月26日閲覧。 
  9. ^ “祖父・父と並ぶ金正恩氏の肖像画 初確認=偶像化を加速か”. 聯合ニュース. (2024年5月22日). オリジナルの2024年5月26日時点におけるアーカイブ。. https://archive.md/JxmsS 2024年5月26日閲覧。 

関連項目

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