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輸送艇2号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
輸送艇2号
2013年撮影
基本情報
建造所 佐世保重工業 佐世保造船所[1]
運用者  海上自衛隊
艦種 輸送艇
級名 輸送艇1号型
母港 横須賀
所属 横須賀地方隊横須賀警備隊
艦歴
計画 平成2年度計画
発注 1990年
起工 1991年5月17日
進水 1991年10月7日
就役 1992年3月11日
要目
基準排水量 420トン
満載排水量 540トン
全長 52.0m
最大幅 8.7m
深さ 3.9m
吃水 1.6m
主機 三菱S6U-MTKディーゼル × 2基
出力 3,000PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 12ノット以上
乗員 28名
兵装 JM61-M 20mm機関砲 × 1基
レーダー OPS-19B 航海用
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輸送艇2号(ゆそうてい にごう、英語表記: JS LC No.2, LC-2002)は、海上自衛隊輸送艇(LCU)。輸送艇1号型の2番艇。

本記事は、本艦の艦歴について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要については輸送艇1号型を参照されたい。

艦歴

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「輸送艇2号」は、61中期防に基づく平成2年度計画輸送艇2002号艇として、佐世保重工業佐世保造船所で[1]1991年(平成3年)5月17日に起工され[1]、同年10月7日進水[1]、明くる1992年(平成4年)3月11日に就役し[1]横須賀地方隊に編入された[1]

2000年(平成12年)2月25日から翌2001年(平成13年)1月19日までの間、東京都三宅村雄山噴火に伴う災害派遣に従事している[1]。また、2011年(平成23年)の6月1日から4日までは、気仙沼港を拠点としつつ、東日本大震災に伴う被災地に対する物資輸送に従事した[1]

2017年(平成29年)4月3日地方隊の部隊改編により、横須賀地方隊直轄から横須賀警備隊隷下に編成替えされた。

2021年、ロービジ(「ロービジリティ」Low-visibilityの略[注 1])塗装へ塗装変更。その内容としては、煙突頂部の汚れを目立たなくするための黒帯の廃止、艦番号及び艦名の灰色化かつ無影化、対空表示(航空機に対し艦番号下2桁を表示するための塗装)の消去[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ 自衛隊公式SNS等で「ロービジュアル」との記載があるが、これを訳せば「低い視覚」「低画質」などとなり文法的におかしく、正しい軍事用語としては「ロービジリティ」(訳:低視認性)が存在し、各種文献にも「ロービジュアル」の記載がないことから、誤植と判断する。

出典

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参考文献

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  • 石橋孝夫 編著『海上自衛隊全艦船 1952-2002』並木書房〈創設50年史 シップスデータ〉、2002年8月1日。 
ISBN 4-89063-151-8ISBN 978-4-89063-151-3
  • 『JShips2021年10月号』イカロス出版〈隔月刊JShips〉、2021年10月、14-17頁。JAN 4910151671010 
  • 阿部安雄、中名生正己、津田義憲、多田智彦、ほか「海上自衛隊全艦艇史  世界の艦船 増刊第66集」『世界の艦船』増刊第66集、海人社、2004年8月。 

関連項目

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外部リンク

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  • 輸送艇2号 (LCU2002)”. 公式ウェブサイト. 海上自衛隊 横須賀地方隊. 海上自衛隊 横須賀地方総監部. 2021年2月17日閲覧。