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萌え絵批判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

萌え絵批判(もええひはん)は、萌え絵萌えキャラの描写に対する批判である。

概要

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日本において特に政府、自治体、企業等のPR活動などにおいて萌え絵を使用すること(萌えおこし等)は、性的対象化女性差別公共性ポリティカル・コレクトネス表現の自由といった観点から物議を醸すことがある。

世間一般の美少女美男子美少年)コンテンツに対する偏見は根強く、クリエイター側も広く公開される意識が薄い。両者の認識のズレが反発を招き失敗につながるケースがある。批判の大半は「性表現の問題」だとしている[1]。中村泰之は、興味がない人に対して誤解を招かないようなキャラクターデザインが求められるが、2019年現在、一般に公開しても問題が起きにくいキャラクターデザイン手法の研究は少ないとする[1]。その中で起きている事象。偏見の影響があるのか、2015年の公益財団法人東京市町村自治調査会の調査報告書によると、公営は「ゆるキャラ」が85.5%、「ご当地ヒーロー」が0.9%、「萌えキャラ(美少女キャラクター)」は0.7%で、民営は「ゆるキャラ」が77.2%、「ご当地ヒーロー」が11.4%、「萌えキャラ(美少女キャラクター)」は3.0%と両者ともゆるキャラが多いが、民営はそれ以外の比率が高くなる状況ではある[2]。萌えキャラベースの人気作品「デ・ジ・キャラット」の作者でイラストレーターこげどんぼ*は、2021年の報道番組にて「『萌え』という言葉は30年近く経つ古い言葉」とし、「(当時は)今でいう“推し“という感じで使っていた」「(言葉を使う人の)多くが男性であったために、二次元(イラストベース)のものに性的なものを感じて騒いでいるんじゃないかという偏見蔑視も出てきた」、一方「ゆるキャラの場合は分かりやすくかわいいので、子どもからお年寄りまで愛される(利点がある)」と語る[3]

日本でかつてあった美少女漫画や美少女アニメのブームがピークだった1985年(昭和60年)9月に実写の少女写真雑誌が当局によって摘発された。ブームの中でだんだんと表現が過激さを増していたことに社会的な批判が高まっていたからである。さらに1988年(昭和63年)には東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件が起き、被疑者はアニメと特撮のマニアだったことが判明、ジャンルが激しいバッシングを受けた[4]

逆境の中、1997年(平成9年)に佐賀県佐賀郡大和町(現・佐賀市)の職員によって初のご当地萌えキャラクターといわれる「まほろちゃん」が創作された[5]。作者は「小さな町だったので、好き勝手にやらせてもらいました」と語る。狙っていなかったが、ネット上で「お役所でも美少女キャラ」と話題になり、タオル等グッツ販売にも繋がった[6]。2009年3月に肥前国庁跡資料館でオリジナルのしおりを配布したところ関東地方からもファンが訪れ、前年の同月比3倍の来館者を記録した[7]

同時期の1990年代後半から海外での日本のアニメコンテンツの評価が高まった。2000年代になると日本の輸出産業として国家的に位置づけられた。価値のない文化から資源になった[8]

事例

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日本政府

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環境省のCOOL CHOICE 

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環境省は2016年より「気候変動対策と温室効果ガス削減」をテーマにCOOL CHOICEという運動を行ってきたが、調査で若年層(10代後半~20代)に認知度が低いことが分かった。そこで、アピールには(若年層に浸透している)萌えキャラが有効だと考えデザインを公募し、ネット投票で人気のキャラを絞って決定した。そこで2017年に誕生したのが2人の女子高生イメージキャラクター「君野イマ」と「君野ミライ」であり[9][10]、約1億2,000万円を投じてPRを行った[11]

このことがネット上で物議を醸し、例えばポルノ被害と性暴力を考える会(PAPS)理事北原みのりは、2017年4月、ニュースサイトに「萌えキャラは性差別!」というコラムを公開した[12][13]。また、2017年3月25日付の東京新聞のコラムでは、アナウンサーでアラビア語講師の師岡カリーマが、「男の性的欲望を刺激してこそ女、という発想に基づく美のコンセプト自体が時代遅れ」「『そそり顔』同様、性差別ともとれる『萌え』の概念を、政府には推進して欲しくない」と述べている。

ニューズウィーク日本版でも、「PRのアニメが必要なら、大人や子供、男女問わずに誰が見てもいい作品にしなければ意味がない」「国民の行動変化よりも、国のエネルギー政策、エコロジー政策のほうが重要」であり、「税金は一部のアニメファン向けのアニメ作品ではなく、具体的にその問題を解決するために使ってほしい」と指摘されている[14]

環境省の担当者によると、2017年3月の時点では「男性キャラも登場させる計画もある」「環境省には苦情などは来ておりません」としていたが[15]、2020年8月の時点では男性キャラは登場しておらず、批判についても「さまざまな意見があるのは重々承知しています」としている[11]

温泉むすめ

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温泉むすめとは、各地の温泉地をキャラクター化(擬人化萌えキャラクター)し、アニメや漫画、ゲームなどのメディアミックスで地域活性化するコンテンツであり、2019年6月からは観光庁による後援を受けている[16]

2021年にキャラクターデザインが性的だなどとインターネット上で炎上した[17]。一部のプロフィールについて、「他の温泉むすめのスカートをめくりたがる」「夜這いを待っていて寝不足気味」「肉感もありセクシー」などの箇所が、女性差別的だと批判を受ける[18]

都道府県・市区町村

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三重県志摩市による碧志摩メグの起用

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碧志摩メグ三重県志摩市をPRするために作成された海女をモチーフとした萌えキャラクター[19][20][21][22][23][24][25][26]であるが、志摩市が一時キャラクターを公認した[27][28]が、当初の絵柄についてモチーフとされた海女たちや市民の一部から「女性蔑視」だとして反発を招き[29]、運営者のマウスビーチ側が市に公認撤回を依頼し、市は公認を撤回[30]。非公認となった。

千葉県警察による戸定梨香の起用

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戸定梨香とは、千葉県ご当地VTuberとして活動し、同県松戸市に関するプロモーション等の活動を行っている[31]

2021年7月、千葉県警が戸定を起用した交通安全啓発の動画を作成・公開した[32][33]。この動画はいくつかのメディアで取り上げられたが、千葉県警は「使用しているキャラクターが、適切じゃないのではとのご意見をいただいた」として2021年9月10日までに動画を削除した[32]。この削除に先立って、8月26日に全国フェミニスト議員連盟が「公共機関である警察が、女児性的対象とするアニメキャラクターを採用することは絶対にあってはならない」という旨の抗議を行っていた[32]。その後、議連への批判が起きるなど、公的機関の広報のあり方や表現の自由をめぐる議論が沸き起こった[34]

公共性の高い民間団体

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NHKのキズナアイ起用

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2018年10月、ノーベル医学・生理学賞発表に伴い、NHKが毎年行っているNHK特設サイトの「まるわかりノーベル賞」に、バーチャルYouTuberキズナアイが起用された[35]

批判意見
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弁護士太田啓子が、Twitterで「NHKノーベル賞解説サイトでこのイラストを使う感覚を疑う。女性の体はしばしばこの社会では性的に強調した描写されアイキャッチの具にされるがよりによってNHKのサイトでやめて」と主張した[36][37]。イラストが「性的に強調」に当たるかどうかでネットで論争となり、「乳袋、脚を出したショートパンツ、股間の皺は性的である。男性ならペニスパンツからはみ出ているのと同じ」といった意見や、「これが性的とされるなら、現実でそのような格好をする女性の差別に繋がるのではないか」といった意見が挙がった[38]

武蔵大学社会学部教授の千田有紀は、Yahoo!ニュースに記事を掲載した。キズナアイの相槌部分を抜き出し、以下のように主張した[39][40]

  • キズナアイに割り振られた役割は、基本的に相槌である。それは、女性に与えられてきた役割である。ある意味で、性別役割分業を再生産している。
  • 人間の魅力やルックスも能力のひとつとして重視されるようになってきており、とくに若い女性に対しても「性的に魅力的であれ」という圧力は強まっている。その一方で、女性が普通に勉強をし、働くことに対してのサポートが、十分にあるとはいいがたい。
  • キズナアイの代わりに、せめて白衣の女性が立ち、きちんと受け答えをしてくれていたら、女子学生はどれだけ励まされただろうか。
  • 国家に介入されないように、私たち市民がオープンに表現について語ることが必要だ。
  • 本当に表現したいなにかがあるのなら、さまざまな配慮があることによって、それをくぐることによって、その表現はいっそう磨かれ、光り輝く。
  • ハーバマスの市民的公共性が必要[41][42]
擁護意見
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評論家で編集者の荻上チキはTBSラジオ『荻上チキ・Session-22』にて、以下のように述べた[43]

  • 聞き手としての女性を再生産してしまう懸念は懸念として共有したほうがいいが、アシスタント役に女性を配置することそのものが一切いけないわけではない。
  • NHKにキズナアイを載せてはいけないとは個人的には思わない。
  • このラジオでも女性が聞き役と言う役割の再生産をしている。
  • (性差別やジェンダー問題を)考えるきっかけにするべきである。

民間団体他

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児童書のアニメ絵・萌え絵の起用

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2018年10月、「子供向けの本に萌え絵やアニメ絵が使われるのは有害である」とTwitterで批判がおき、炎上したことで、日本テレビの情報番組『スッキリ』に取り上げられた[44]萌え絵、アニメ絵を批判した炎上は頻繁に起きており、2017年には絵本の絵柄の変遷を紹介したツイートが話題となっていた[45]

『せかいめいさくアニメえほん』の河出書房新社は、「絵本萌え絵論争が囂しいですが、弊社の『せかいめいさくアニメえほん』は作家さんたちに『萌え絵を描いてください』とお願いしたものではなく『子ども自身が飛びつく絵を』という発注のため『なぜ萌え絵にしたのか』としきりと質問され困惑、担当者も何度説明しても理解してもらえず苦慮しています。」とツイートした[46]

反論

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児童文学評論家の赤木かん子は、「萌え絵を表紙に起用することの是非よりも、萌え絵に文句を言う大人にセンスがあるのかどうかの方が問題」「大多数の大人は、自分のセンスが古くなっていることにも気づけない」とし、子どもに売れているとは子どもたちが認めたということであり、それがこれからの世界の定番になっていくとした。大人のセンスで絵柄をどうこう言うよりも、予算を決めて子どもを本屋に連れて行き、「3カ月分をつぎ込んでも、この図鑑がほしい」など子供に自分の頭で考えさせることで、決断を下せる人間に育てることが大切だと述べた[47]

大阪府のガイドライン

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大阪府は、2021年3月に策定した「男女共同参画社会の実現をめざす表現ガイドライン」の中で、「外見のみを切り離さずに、人格を持った多様な姿で描くように」と呼びかけた[48][49]。大阪府は、男性を起用する場合と同様に、伝えたい内容にあった表現を心がけ、偏見や思い込みを見直すことが重要だとしている[49]

9月末になってこのガイドラインが拡散されるようになると、ガイドラインで例示されたイラストに描かれた人物が「男女共同参画ちゃん」と名付けられてTwitter上で投稿された。「(イラストに描かれた人物は)ピアスなどファッションに気を使っている。『人格を持った多様な姿』ではないか」「(イラストを見て)『不思議の国のアリス』が好きだと想像できる。人格が無いと言い切れない」といった指摘が上がった[49]

脚注

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  1. ^ a b 中村泰之 "「ご当地萌えキャラ」デザインの調査と分析1" 日本デザイン学会第66回春季研究発表大会 日本デザイン学会 2019年 p.118
  2. ^ "ご当地キャラクターの活用に関する調査研究報告書" 東京市町村自治調査会 2015年 p.14
  3. ^ "女性のファンも多い萌えキャラだが、観光地としてこれでよかったのだろうか?…「温泉むすめ」論争から考える、日本の“萌え”文化" ABEMA TIMES 2021年11月26日20:57更新 2025年1月14日閲覧
  4. ^ 黒沢哲哉 "手塚マンガあの日あの時+(プラス) シリーズ企画 手塚マンガとブーム:美少女マンガ・アニメブームの時代(1982-1985) 第3回:『ふしぎなメルモ』から『プライム・ローズ』まで" 虫ん坊 2022年9月9日更新 2025年2月7日閲覧
  5. ^ 下村修 "自治体非公認キャラクターの研究" 21世紀WAKAYAMAVol.108 和歌山社会経済研究所 2024年 pp.27-28
  6. ^ "美少女「萌えキャラ」で若者呼び込め 自治体など続々" 朝日新聞 2007年3月1日更新 2025年2月7日閲覧(Webバックマシーン2007年3月5日3:23:47付)
  7. ^ キャラ「まほろちゃん」効果、資料館入場者3倍に(佐賀新聞、2009年5月7日)
  8. ^ 『「女子」の時代!(電子書籍)』 pp.143-144
  9. ^ COOL CHOICEイメージキャラクター「君野イマ」「君野ミライ」”. 環境省. 2020年11月8日閲覧。
  10. ^ 環境省「COOL CHOICE」イメージキャラクター(「君野イマ」「君野ミライ」)の追加画像及び各種キャンペーンロゴマーク等の一般利用について”. 環境省 (2017年8月9日). 2019年2月24日閲覧。
  11. ^ a b 環境省「萌えキャラ」に効果はあったか 君野イマ・ミライ、1億2000万円PRの評価”. J-CASTニュース (2020年8月25日). 2020年11月8日閲覧。
  12. ^ PAPS 理事メンバー”. PAPS. 2019年2月26日閲覧。
  13. ^ 北原みのり「萌えキャラは性差別!」”. AERA. 朝日新聞出版社 (2017年4月14日). 2019年2月24日閲覧。
  14. ^ 環境問題のPRアニメになぜ萌えキャラ? 「温暖化対策×セクシーな女の子」の安易さ”. ニューズウィーク日本版 (2020年10月1日). 2020年11月8日閲覧。
  15. ^ 環境省の萌えキャラは「性差別的」 そんな指摘にアニメファンら反発”. J-CASTニュース. 株式会社ジェイ・キャスト (2017年3月30日). 2019年3月2日閲覧。
  16. ^ “「温泉むすめプロジェクト」に観光庁の正式な後援が決定”. マイナビニュース (マイナビ). (2019年7月12日). https://news.mynavi.jp/article/20190712-857863/ 2020年12月1日閲覧。 
  17. ^ 中村泰之 "「ご当地萌えキャラ」デザインの調査と分析4" 日本デザイン学会第71回研究発表大会日本デザイン学会 2024年 p.194
  18. ^ Surfvote編集部 "広告や公共PRでの萌えキャラ採用は認められるべきか?" Surfvote 2022年9月30日00:00更新 2025年2月3日閲覧
  19. ^ 志摩市観光振興計画/志摩市ホームページ
  20. ^ 志摩市観光振興計画(案)
  21. ^ 志摩市観光振興計画(PDF:6.3MB)
  22. ^ 広報しま 平成26年度/志摩市ホームページ
  23. ^ 1月1日号(PDF:11.3MB)
  24. ^ 3月1日号(PDF:13MB)
  25. ^ 志摩の国チャンネルギャラリー/志摩市ホームページ
  26. ^ 平成27年4月16日~30日放送分「志摩の国チャンネル」 - YouTube
  27. ^ 市公認の萌えキャラ、名前は「碧志摩メグ」 三重・志摩”. 朝日新聞 (2014年12月10日). 2014年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月21日閲覧。
  28. ^ 林一茂 (2014年12月10日). “萌えキャラ名前公募:「碧志摩メグ」に決定 17歳の海女”. 毎日新聞. 2014年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月21日閲覧。
  29. ^ “海女キャラ「女性蔑視」 志摩市に市民「公認撤回を」”. 中日新聞. (2015年8月13日). オリジナルの2015年8月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150813230620/http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015081390143152.html 2015年8月14日閲覧。 
  30. ^ 「志摩市「萌えキャラ」公認撤回 地元の海女「当然」」『中日新聞』2015年11月6日、32面。
  31. ^ 仮想世界から魅力発信 松戸市ご当地VTuber 戸定梨香 【ちばドル図鑑】(15)”. 千葉日報 (2021年7月31日). 2021年9月10日閲覧。
  32. ^ a b c Vチューバー起用は「女性蔑視」? フェミニスト議連が抗議の啓発動画、松戸警察が削除”. ジェイ・キャスト (2021年9月10日). 2021年9月10日閲覧。
  33. ^ VTuber起用のPR動画…抗議受け削除”. 日テレNEWS24 (2021年9月21日). 2021年9月21日閲覧。
  34. ^ 県警Vチューバー動画は「性的アニメ」か 抗議で削除、連鎖した批判”. 朝日新聞社 (2021年10月23日). 2022年6月12日閲覧。
  35. ^ 12:58 PM - 30 Sep 2018 NHKニュース @nhk_news”. twitter. 2019年2月26日閲覧。
  36. ^ 9:17 AM - 2 Oct 2018 弁護士 太田啓子 @katepanda2”. twitter. 2019年2月25日閲覧。
  37. ^ 安田峰俊 (2018年10月30日). “キズナアイ炎上問題 「萌えキャラだらけ国家」台湾のユルさに学びたい”. 文春オンライン. 文藝春秋. 2020年11月9日閲覧。
  38. ^ 伊藤和子 (2018年10月7日). “キズナアイから考えること。”. 人権は国境を越えて-弁護士伊藤和子のダイアリー. ニフティ株式会社. 2019年2月26日閲覧。
  39. ^ 千田有紀 (2018年10月3日). “ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか? ネットで炎上中【追記あり】”. Yahoo! ニュース. Yahoo! JAPAN. 2019年2月26日閲覧。
  40. ^ 千田有紀 (2018年10月4日). “「表現の自由」はどのように守られるべきなのか? 再びキズナアイ騒動に寄せて”. Yahoo! ニュース. Yahoo! JAPAN. 2019年2月26日閲覧。
  41. ^ 8:42 PM - 3 Oct 2018 千田有紀 @chitaponta”. twitter. 2019年2月26日閲覧。
  42. ^ 佐々木俊尚 (2018年10月29日). “炎上した「キズナアイ」問題 “表現の自由”を主張する前に考えたいこと”. 文春オンライン. 文藝春秋. 2020年11月9日閲覧。
  43. ^ 【音声配信】「キズナアイ」がジェンダー・ギャップとセクシャル・アイコンをめぐる議論のプラットフォームに〜荻上チキがコメント▼2018年10月4日(木)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」)”. TBSラジオ. TBS (2018年10月5日). 2019年2月26日閲覧。
  44. ^ 萌え絵論争について「何度説明しても理解してもらえず」と『せかいめいさくアニメえほん』出版社が苦慮”. BIGLOBE. ビッグローブ株式会社 (2018年11月9日). 2019年2月26日閲覧。
  45. ^ 福田瑠千代 (2017年12月28日). “絵本の「萌え化」、実は1980年代から? 新旧4冊の「にんぎょひめ」紹介したツイートが話題に”. ねとらぼ. アイティメディア株式会社. 2019年2月26日閲覧。
  46. ^ 6:35 PM - 8 Nov 2018 河出書房新社@年末は映画化目白押し @Kawade_shobo”. twitter. 2020年11月8日閲覧。
  47. ^ 絵本・児童書の“萌え絵”論争――「子どもに悪影響」の声に、児童文学評論家が反論”. サイゾーウーマン. 株式会社サイゾー (2018年10月23日). 2019年2月26日閲覧。
  48. ^ 男女共同参画社会の実現をめざす表現ガイドライン”. 大阪府. 2024年3月16日閲覧。
  49. ^ a b c “『「男女共同参画ちゃん」イラスト続々――「萌キャラの広告起用ダメ」大阪府の資料に描かれたキャラのファンアート”. ITmedia NEWS. (2021年9月29日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2109/29/news156.html 2021年10月2日閲覧。 

参考文献

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  • 馬場伸彦、 池田太臣 『「女子」の時代!(電子書籍)』 青弓社 2012年

関連項目

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