花輪館
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花輪館 (秋田県) | |
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城郭構造 | 平山城 |
築城主 | 花輪次郎 |
築城年 | 不明 |
主な城主 | 花輪氏 |
廃城年 | 不明 |
遺構 | 竪穴状遺構、土坑、空堀、土塁 |
指定文化財 | 史跡等未指定[1] |
位置 | 北緯40度11分23.0秒 東経140度47分34.0秒 / 北緯40.189722度 東経140.792778度 |
地図 |
花輪館(はなわたて)は、秋田県鹿角市花輪町にあった日本の城。
概要
[編集]主郭の規模は東西200メートル×南北110メートルで、比高差4メートルの上下2面に分かれ、西側の上面に中野氏の陣屋があり本丸と呼ばれ、東側下面は二の丸と呼ばれ、花輪通代官所などが建っていた[2]。
沿革
[編集]鎌倉の御家人・安保氏が臥牛本館に拠り、花輪次郎を名乗ったのが始まりとされる。中世の大館の一角を利用したもので、御館・北館・南館からなる連郭館であった。
幾多の興亡の後、天正18年(1590年)に三戸南部の支配下の大光寺正親が城主となり、以来重臣による城代、郡代への交代が相次ぎ鹿角治安と境界守備の責任を担い、明暦3年(1657年)毛馬内九左衛門が古館に入り、延宝2年(1674年)中野吉兵絵が入部、樋口館(要害屋敷)に入り、秋田藩境への守備に当たった。
脚注
[編集]- ^ 「花輪館(秋田県遺跡地図情報)」秋田県公式HP
- ^ (地図閲覧サービス) 国土地理院
参考文献
[編集]- 児玉幸多、坪井清足『日本城郭大系 第2巻 青森・岩手・秋田』新人物往来社、1980年7月15日。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 5 秋田県』角川書店、1980年。ISBN 4-04-001050-7。
- (有)平凡社地方資料センター『日本歴史地名大系 第5巻 秋田県の地名』平凡社、1980年6月6日。
- 岩手放送『新版 岩手百科事典』岩手放送株式会社、1988年10月15日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 鹿角市公式サイト まち歩き観光のススメ
- 花輪館 - 秋田県遺跡地図情報 秋田県教育庁