芦津丈夫
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芦津 丈夫(あしづ たけお、1930年〈昭和5年〉11月20日 - 2001年〈平成13年〉1月18日)は、日本のドイツ文学者。京都大学名誉教授。
来歴
[編集]和歌山県生まれ。父は薗田香勲、祖父は薗田宗恵、母方祖父は臨済宗永源寺派管長芦津実全[1]で、芦津家を継いだ。長兄は薗田香融、弟に薗田宗人、薗田坦がいる。
1953年京都大学文学部独文科卒業。1955年同大学院修士課程修了。1959年京都大学教養部講師、1962年助教授、1978年教授、1994年定年退官、名誉教授、花園大学教授[2]。娘は英文学者・神戸大学教授の芦津かおり[3]。
著書
[編集]共編著
[編集]- 『フルトヴェングラー』脇圭平共著 岩波新書 1984、岩波書店 1994
- 『ドイツ文法13課 基礎、そして仕上げに向かって』高木久雄共著 朝日出版社 新訂版1984
- 『文化における<自然>』木村敏、大橋良介共編 人文書院 1996
- 『生命の文化論 日独文化研究所シンポジウム』木村敏、大橋良介共編 人文書院 2003
- 『文化における〈歴史〉』木村敏、大橋良介、高橋義人共編 人文書院 2006
翻訳
[編集]- クルト・リース『フルトヴェングラー 音楽と政治』八木浩共訳 みすず書房 1959、新版1997、2008
- 『キルケゴール著作集 15・16 愛のわざ』武藤一雄共訳 白水社 1964、新版1995
- エミール・シュタイガー『音楽と文学』白水社 1967、新版1998
- フルトヴェングラー『音楽ノート』白水社 1971、新版1982、1988、1999、2018
- 『ショーペンハウアー全集 9 倫理学の二つの根本問題』前田敬作、今村孝共訳 白水社 1973、新版1996ほか
- マルティーン・ヒュルリマン『フルトヴェングラーを語る』仙北谷晃一共訳 白水社 1974
- フルトヴェングラー『音と言葉』白水社 1978、新版1996
- 『ゲーテ全集 13 芸術論』潮出版社 1980、新版2003
- 『フルトヴェングラーの手記』石井不二雄共訳 白水社 1983、新版1998
- ヴィクトル・ツカーカンドル、アドルフ ポルトマン/エルンスト・ベンツ『言葉と語り 1 エラノス叢書』桂芳樹・深沢英隆共訳 平凡社 1991
- 『ハンス・カロッサ全集8』飛鷹節・碓井信二共訳 臨川書店 1996
- ヴェルナー・ハイゼンベルク『科学-技術の未来 ゲーテ・自然・宇宙』編訳 人文書院 1998