第10偵察隊
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第10偵察隊 | |
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創設 | 1958年(昭和33年)6月25日 |
廃止 | 2024年(令和6年)3月20日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 隊 |
兵科 | 機甲科 |
所在地 | 愛知県 春日井市 |
編成地 | 今津 |
上級単位 | 第10師団 |
担当地域 | 東海 |
第10偵察隊(だいじゅうていさつたい、JGSDF 10th Reconnaissance Unit)は、愛知県春日井市の春日井駐屯地に駐屯していた、陸上自衛隊第10師団隷下の機甲科部隊である。
概要
[編集]第10師団の情報収集専任部隊として第10師団の行動に必要な情報を偵察警戒車、軽装甲機動車や偵察用オートバイなどの車両や各種偵察用器材を使用して情報収集する任務にあたっていた。隊長は、2等陸佐。
沿革
[編集]第10混成団偵察中隊
第10偵察隊
- 1962年(昭和37年)
- 1月18日:第10混成団の第10師団への改編に伴い、第10偵察隊に称号変更。
- 1月23日:西山分屯地へ移駐。
- 1991年(平成 3年)3月29日:部隊新編等。
- 本部付隊を新編。
- 電子偵察小隊を新編。
- 87式偵察警戒車が配備。
- 1992年(平成 4年)3月:改編「偵察小隊C班」を新編(偵察警戒車の配備)[1]。
- 1996年(平成 8年)3月:改編「偵察小隊C班」を新編(人員の増員・偵察警戒車の配備)。
- 2004年(平成16年)3月27日:部隊新編等。
- 第3偵察小隊を新編。
- 後方支援体制変換に伴い、整備部門を第10後方支援連隊第2整備大隊偵察直接支援小隊へ移管。
- 2014年(平成26年)3月26日:第10師団の即応近代化改編。
- 第3偵察小隊(コア部隊)を廃止し、常備自衛官で充足。
- 第4偵察小隊を新編。
- 軽装甲機動車が配備。
- 2024年(令和 6年)3月20日:部隊廃止により、3月11日に編成改組式を挙行[2]。廃止後は第10戦車大隊と統合され、豊川駐屯地に第10偵察戦闘大隊が新編[3]。
廃止時の部隊編成
[編集]- 第10偵察隊本部
- 第10偵察隊本部付隊
- 電子偵察小隊
- 第1偵察小隊
- 第2偵察小隊
- 第3偵察小隊
- 第4偵察小隊
装備車両の部隊表示は、全て「10偵」
整備支援部隊
[編集]- 第10後方支援連隊第2整備大隊偵察直接支援小隊:2004年(平成16年)3月27日から
主要装備
[編集]- 87式偵察警戒車
- 82式指揮通信車
- 軽装甲機動車
- 1/2tトラック/73式小型トラック
- 1 1/2tトラック/73式中型トラック
- 3 1/2tトラック/73式大型トラック
- 偵察用オートバイ
- 89式5.56mm小銃
脚注
[編集]- ^ “部隊の沿革”. www.mod.go.jp. 2020年7月19日閲覧。
- ^ 陸上自衛隊第10師団 [@JGSDF_MA_10D] (2024年3月24日). "【第10偵察隊 編成改組式】". X(旧Twitter)より2024年3月24日閲覧。
- ^ “陸自豊川駐屯地で「第10偵察戦闘大隊」編成完結式”. 東愛知新聞 (2024年3月22日). 2024年3月22日閲覧。
参考文献
[編集]- 日本の機甲六十年(機甲会「日本の機甲六十年」刊行会 編・1985年)
- 陸上自衛隊機甲科全史 菊池征男著 イカロス出版 2017