竹筎温胆湯
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竹筎温胆湯(ちくじょうんたんとう)は漢方方剤のひとつ。出典は『万病回春』(明の万暦年間1587年)。
構成生薬
[編集]- 柴胡(さいこ)3-6、竹筎(ちくじょ)3、茯苓(ぶくりょう)3、麦門冬(ばくもんとう)3-4、陳皮(ちんぴ)2-3、枳実(きじつ)1-3、黄連(おうれん)1-4.5、甘草(かんぞう)1、半夏(はんげ)3-5、香附子(こうぶし)2-2.5、生姜(しょうきょう)1、桔梗(ききょう)2-3、人参(にんじん)1-2
主治
[編集]肝胃不和(鬱症・胃腸障害・痰が多い)
適応症
[編集]インフルエンザ、風邪、肺炎などの回復期に熱が長びいたり、また平熱になっても、気分がさっぱりせず、せきや痰が多くて安眠が出来ないもの[1][2]
相互作用
[編集]併用注意[2]
- カンゾウ含有製剤
- グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
副作用
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 厚生労働省医薬食品局「一般用漢方製剤承認基準」2008年9月30日、薬食審査発第0930001号(2009年5月9日閲覧)
- ^ a b c d 「ツムラ竹筎温胆湯エキス顆粒(医療用)」2007年5月改訂(2009年5月9日閲覧)
外部リンク
[編集]- 「竹筎温胆湯の使用目標」、大久保医院のHP
- 花輪壽彦「漢方なんでも道場:竹筎温胆湯」『日本経済新聞』2008年5月13日夕刊、北里大学東洋医学総合研究所公式webページ(2009年5月9日閲覧)
- 病名・症状から調べる漢方の処方辞典