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竹井英文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

竹井 英文(たけい ひでふみ、1982年 - )は、日本歴史学者東北学院大学文学部歴史学科教授。専攻は中近世移行期。

東国(関東・奥羽)を中心とした戦国時代織豊期の政治社会史(特に豊臣惣無事令の再検討による、全国統一過程の実態と東国地域社会との関係)や戦国期の城郭史(特に城郭の年代・築城主体の解明を通じた戦国期城郭像の具体化、考古学・縄張論との学際的研究)を主な研究課題としている。

竹井 英文たけい ひでふみ
人物情報
生誕 1982年(41 - 42歳)
日本の旗 日本東京都
国籍 日本の旗 日本
出身校 千葉大学文学部
一橋大学大学院経済学研究科
学問
研究分野 日本中世史
日本近世史
研究機関 東北学院大学
学位 博士(経済学)(一橋大学)
学会 歴史学研究会
日本歴史学会
日本古文書学会
歴史科学協議会
千葉歴史学会
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略歴

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東京都生まれ。2005年千葉大学文学部史学科卒業、2011年一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、「織豊政権の全国統一過程と東国社会」で博士(経済学)の学位を取得。2014年に東北学院大学専任講師就任、2016年に准教授、2023年に教授へ昇任[1]

著書

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単著

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  • 『織豊政権と東国社会―「惣無事令」論を越えて―』(吉川弘文館、2012年)
  • 『戦国の城の一生 つくる・壊す・蘇る』(歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、2018年)
  • 『東日本の統合と織豊政権』(列島の戦国史7、吉川弘文館、2020年)

編著

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共著

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論文

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  • 「房相一和と戦国期東国社会」(佐藤博信編『中世東国論上 中世東国の政治構造』岩田書院、2007年)
  • 「戦国前期東国の戦争と城郭―「杉山城問題」に寄せて―」(千葉歴史学会編『千葉史学』第51号、2007年)
  • 「境目国衆の居城と大名権力―相模津久井城掟の分析から―」(千葉歴史学会編『千葉史学』第53号、2008年)
  • 「関東奥両国惣無事政策の歴史的性格」(『日本史研究』第572号、2010年)
  • 「豊臣政権と武蔵府中―府中御殿の再検討―」(『府中市郷土の森博物館紀要』第26号、2013年)
  • 「徳川家康江戸入部の歴史的背景」(『日本史研究』第628号、2014年)
  • 織豊政権と「正典」:「天下」「惣無事」をめぐる研究動向 (特集 歴史の中の「正典」 : 外部/内部世界による分断・再編『歴史学研究』第938号、2015年)

講演・口頭発表等

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  • 「戦国時代の戦争と城館―「杉山城問題」を考える―」(江戸東京博物館2008年度秋期えどはくカルチャー「最先端城館研究」(2)戦国時代前半の城館―杉山城を中心に―、2008年11月)

所属学会

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脚注

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  1. ^ 東北学院大学”. www.tohoku-gakuin.ac.jp. 2023年6月20日閲覧。

参考文献

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  • 『織豊政権と東国社会―「惣無事令」論を越えて―』(吉川弘文館、2012年)

外部リンク

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