竹井英文
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竹井 英文(たけい ひでふみ、1982年 - )は、日本の歴史学者。東北学院大学文学部歴史学科教授。専攻は中近世移行期。
東国(関東・奥羽)を中心とした戦国時代・織豊期の政治社会史(特に豊臣惣無事令の再検討による、全国統一過程の実態と東国地域社会との関係)や戦国期の城郭史(特に城郭の年代・築城主体の解明を通じた戦国期城郭像の具体化、考古学・縄張論との学際的研究)を主な研究課題としている。
人物情報 | |
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生誕 |
1982年(41 - 42歳) 日本・東京都 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
千葉大学文学部 一橋大学大学院経済学研究科 |
学問 | |
研究分野 |
日本中世史 日本近世史 |
研究機関 | 東北学院大学 |
学位 | 博士(経済学)(一橋大学) |
学会 |
歴史学研究会 日本歴史学会 日本古文書学会 歴史科学協議会 千葉歴史学会 |
略歴
[編集]東京都生まれ。2005年千葉大学文学部史学科卒業、2011年一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、「織豊政権の全国統一過程と東国社会」で博士(経済学)の学位を取得。2014年に東北学院大学専任講師就任、2016年に准教授、2023年に教授へ昇任[1]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『織豊政権と東国社会―「惣無事令」論を越えて―』(吉川弘文館、2012年)
- 『戦国の城の一生 つくる・壊す・蘇る』(歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、2018年)
- 『東日本の統合と織豊政権』(列島の戦国史7、吉川弘文館、2020年)
編著
[編集]- 『最上義光』 (シリーズ・織豊大名の研究)戎光祥出版 2017
- 『描かれた中世城郭-城絵図・屏風・絵巻物-』中澤克昭・新谷和之共編 吉川弘文館 2023年11月 ISBN 9784642084390
共著
[編集]- 日本史史料研究会編『秀吉研究の最前線 ここまでわかった「天下人」の実像』(洋泉社、2015年)
- 渡邊大門編『家康伝説の嘘』(柏書房、2015年)
- 峰岸純夫・齋藤慎一編『関東の名城を歩く 南関東編』(吉川弘文館、2011年)
論文
[編集]- 「房相一和と戦国期東国社会」(佐藤博信編『中世東国論上 中世東国の政治構造』岩田書院、2007年)
- 「戦国前期東国の戦争と城郭―「杉山城問題」に寄せて―」(千葉歴史学会編『千葉史学』第51号、2007年)
- 「境目国衆の居城と大名権力―相模津久井城掟の分析から―」(千葉歴史学会編『千葉史学』第53号、2008年)
- 「関東奥両国惣無事政策の歴史的性格」(『日本史研究』第572号、2010年)
- 「豊臣政権と武蔵府中―府中御殿の再検討―」(『府中市郷土の森博物館紀要』第26号、2013年)
- 「徳川家康江戸入部の歴史的背景」(『日本史研究』第628号、2014年)
- 織豊政権と「正典」:「天下」「惣無事」をめぐる研究動向 (特集 歴史の中の「正典」 : 外部/内部世界による分断・再編『歴史学研究』第938号、2015年)
講演・口頭発表等
[編集]- 「戦国時代の戦争と城館―「杉山城問題」を考える―」(江戸東京博物館2008年度秋期えどはくカルチャー「最先端城館研究」(2)戦国時代前半の城館―杉山城を中心に―、2008年11月)
所属学会
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『織豊政権と東国社会―「惣無事令」論を越えて―』(吉川弘文館、2012年)
外部リンク
[編集]- 竹井英文 - researchmap
- 竹井英文 - J-GLOBAL
- 竹井英文 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 東北学院大学「竹井英文」
- CiNii竹井英文論文