福島県の市町村歌一覧
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福島県の市町村歌一覧(ふくしまけんのしちょうそんかいちらん)は、日本の福島県に属する市町村で制定されている、もしくは過去に制定されていた市町村歌などの自治体歌やそれに準じた楽曲の一覧である。なお、一覧の順序は全国地方公共団体コード順による。
概説
[編集]福島市や郡山市では戦前に制定された市歌が現在も存続している。その他の市でも制定率は比較的高く、平成の大合併後も新市歌の制定が相次いでおり2023年(令和5年)に田村市が市歌を制定したことで県下の13市全てが自治体歌を有することになった。
町村部では浜通りにおいて制定率が高く、特に2011年(平成23年)の福島第一原子力発電所事故発生で警戒区域に指定された自治体の外へ避難した住民が望郷の念を込めて町村歌を斉唱する光景がニュースで取り上げられることが多くなっている[1]。
市部
[編集]- 作詞:菅野陸郎 作曲:大島義一
- 1955年(昭和30年)に市名を「若松市」から「会津若松市」へ変更した際に歌詞の一部を改訂。
- 作詞:内海久二 作曲:古関裕而
- 市制30周年を記念し制定。公式な式典で歌われたり、防災無線のチャイムに使われたりと市民にとっては郡山市歌よりもこちらのほうが認知度が高い。
- 作詞:飯泉雅之 作曲:青島広志
- 新設合併5周年記念。2代目(新設合併後は初代)の市歌である。
- 作詞:朝倉修 補作:市民の歌制定委員会 作曲:堀内孝雄
- 新設合併10周年記念。2代目の市歌である。
- 作詞:荒明 補作:相馬市民の歌審査特別委員会 作曲:古関裕而
- 作詞:朝倉修 補作・作曲:湯浅譲二
- 2代目(新設合併後としては初代)の市歌である。
- 田村市市民の歌 〜田村のうた〜[12] - 2023年(令和5年)1月29日制定
- 作詞:和合亮一、田村市市民の歌制作実行委員会 作曲:青木真一
- 市制15周年記念。
- 作詞:佐藤邦雄 補作:市民歌制定委員会 作曲:大島ミチル
- 合併5周年記念。
- 作詞:石原一輝 補作:本宮市市民憲章及び市民の歌検討委員会 作曲:YUKIYOSHI
- 当初は佐村河内守に作曲を依頼していたが、ゴーストライター騒動を理由に依頼が取り下げられた影響で発表が延期されていた[17]。
町村部
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- 桑折花見音頭
- 伊達郡国見町
- 国見音頭
- 伊達郡川俣町
- 川俣町民の歌[18]
- 作詞:佐藤良たけ[注 1] 作曲:古関裕而
- 大玉村歌
- 牧場の朝 - 1932年(昭和7年)発表
- 作詞:杉村楚人冠 作曲:船橋栄吉
- 元は『新訂尋常小学唱歌』第四集掲載の唱歌で、詞・曲とも著作権の保護期間を満了(パブリックドメイン)。町内の岩瀬牧場が歌のモデルとされた経緯から「町のシンボルソング」として扱われている[19]。
- 岩瀬郡天栄村
- 伸びゆく天栄
- 作詞:小林金次郎 作曲:星和男
- 曲は「福島県県民の歌」の作曲者が手掛けている。
- 南会津郡檜枝岐村
- 檜枝岐音頭 - 1977年(昭和52年)発表
- 南会津郡只見町
- (不明)
- 南会津郡南会津町
- 作詞:平野恵美子 作曲:松井孝夫
- 合併10周年記念。
- 僕の誇り
- 作詞・作曲:普天間かおり
- 村イメージソング。
- 耶麻郡西会津町
- (不明)
- 耶麻郡磐梯町
- (不明)
- 耶麻郡猪苗代町
- (不明)
- 河沼郡会津坂下町
- 会津坂下町民歌
- 河沼郡湯川村
- 湯川村民歌 - 1987年(昭和62年)11月制定
- 河沼郡柳津町
- (不明)
- 三島音頭
- 大沼郡金山町
- 大沼郡昭和村
- 昭和村民の歌
- 大沼郡会津美里町
- 作詞・作曲:青木真一 補作詞:会津美里町を愛するみなさん
- 合併10周年記念。
- (未制定)
- 西白河郡泉崎村
- わが泉崎
- 西白河郡中島村
- (不明)
伝統芸能として「ヨカッペ音頭」があり、小室哲哉が祖父の出身地である縁から村に寄贈した「カラクリ・ヨカッペ時計」が童里夢公園なかじまに設置されている[25]。
- 西白河郡矢吹町
- 矢吹町民の歌
- 棚倉バサラ音頭 - 1991年(平成3年)11月発表
- 東白川郡矢祭町
- (不明)
- 東白川郡塙町
- (未制定)
- 東白川郡鮫川村
- 鮫川村民の歌[26]
- 作詞:石田卯子八 作曲:岡部富士夫
- 作詞:岡部俊夫 作曲:岡部富士夫
- 石川郡玉川村
- (不明)
- 石川郡平田村
- わが平田[28]
- 作詞:牧口高義 作曲:岡部富士夫
- 石川郡浅川町
- 浅川音頭
- 石川郡古殿町
- 栄えよみはる[30]
- 作詞:遠藤年一 作曲:郡司好男
- 田村郡小野町
- 小野町町民の歌
- 作詞:牧水元喜 作曲:岡部富士夫
- 双葉郡楢葉町
- ふる里からの手紙 -楢葉より- - 2013年(平成25年)発表
- 双葉郡富岡町
- 双葉郡川内村
- 双葉郡大熊町
- 思い直して
- 作詞・作曲:中村泰士
- 町イメージソング。
- 双葉郡双葉町
- 作詞:武内敏子 作曲:山岡賢舟
- 双葉郡浪江町
- 浪江町の歌[36]
- 双葉郡葛尾村
- (不明)
- この町を愛してわれら[37] - 1971年(昭和46年)11月1日制定
- 作詞:帯刀征夫 作曲:荒義剛
- 相馬郡飯舘村
- 夢大らかに[38]
- 作詞:小林金次郎 作曲:石川清
廃止された市町村歌
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- 平市歌 - 1956年(昭和31年)4月発表
- 作詞:北郷雪夫、作曲:八木伝
- いわき市への合併自治体では唯一市歌があったが、その合併により廃止。2020年の報道では歌詞のみが現存するとされており、有志団体が復活に注力するとの情報がある。[39]
- 白河市
- 初代(新設合併前の旧白河市)の市歌である。
- 喜多方市
- 作詞:関河惇 補作:市歌制定審議会 作曲:佐藤広市
- 新設合併前の(旧)喜多方市の市歌である。
- 二本松市
- 作詞:丘灯至夫 補作・作曲:戸塚三博
- 初代(新設合併前の旧二本松市)の市歌である。
- 原町市民歌
- 作詞:岡本孝太郎 作曲:天野秀延
- 作詞:北里友紀生 作曲:野澤孝 編曲:solfa 歌:井上あずみ
- 田村市に合併される前の旧滝根町で町制60周年を記念して作られた滝根町イメージソングである。合併後も2013年の防災無線デジタル化まで旧滝根町域の防災無線で流れていた。
参考文献
[編集]- 中山裕一郎 監修『全国 都道府県の歌・市の歌』(東京堂出版、2012年) ISBN 978-4-490-20803-0
- 100〜103ページ「福島県」。
出典・注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “今を生きる 富岡町民歌忘れない 8カ月ぶり古里思い涙”. 福島民報. (2011年10月31日) 2014年11月15日閲覧。
- ^ 福島市歌について
- ^ a b 市章とシンボルマーク、花・木・鳥について
- ^ 郡山市歌
- ^ 郡山市民の歌
- ^ いわき市歌
- ^ 白河市民歌「このまちがすき」の3つのバージョンを紹介します!
- ^ 須賀川市歌
- ^ 喜多方市民の歌
- ^ 相馬市民の歌
- ^ 二本松市民の歌
- ^ 田村市市民の歌
- ^ 南相馬市民の歌
- ^ 伊達市歌
- ^ 『広報もとみや』2014年11月号 p5
- ^ 本宮市民憲章と市民の歌発表会開催のお知らせ
- ^ “佐村河内守氏は音大生にも楽譜を書かせていた!”. 週刊文春 (文藝春秋). (2014年3月18日) 2014年11月15日閲覧。
- ^ 川俣町民の歌 p18
- ^ 『鏡石紀行』 pp1-2
- ^ 下郷町「町民の歌」
- ^ “南会津町民の歌完成 合併10周年記念し式典で披露”. 福島民友. (2016年1月22日) 2016年2月28日閲覧。
- ^ 春日八郎のご紹介(春日八郎記念館)
- ^ 金山町民憲章・金山町民の歌・金山音頭を定める告示
- ^ 平成29年4月1日に『会津美里町町民の歌 〜美しきふる里〜』が誕生しました!!
- ^ 童里夢公園
- ^ 村民の歌
- ^ 石川町民の歌条例
- ^ 村民の歌「わが平田」
- ^ 古殿町民の歌制定に関する条例
- ^ 三春町のプロフィール
- ^ 広野町民の歌
- ^ 楢葉町を歌う! 「ふる里からの手紙 -楢葉より-
- ^ 富岡町民の歌・町の花・町の木・町の鳥
- ^ 川内村村民の歌
- ^ 双葉町民の歌
- ^ a b 石井清巳『現今之浪江町』(私家版、1918年) pp13-15 NDLJP:958276
- ^ 新地町民の歌
- ^ “3・11から1年:飯舘村村民歌「夢大らかに」”. 東スポWeb. (2012年3月11日) 2014年11月15日閲覧。
- ^ 「平市歌、後世に」『福島民報』2020年10月4日。
- ^ 白河市・表郷村・大信村・東村合併協議会協定項目調整内容 p157
- ^ 第2回 喜多方地方5市町村合併協議会 会議資料 p21
- ^ 第8回 二本松・東北達地方合併協議会 会議次第 p18
- ^ “滝根町町のあゆみ”. warp.da.ndl.go.jp. 2023年7月2日閲覧。
- ^ “滝根町イメージソング”. warp.da.ndl.go.jp. 2023年7月2日閲覧。
脚注
[編集]- ^ 「たけ」は竹かんむりに「均」。