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白川博一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
白川 博一
しらかわ ひろかず
生年月日 (1950-04-16) 1950年4月16日(74歳)
出生地 日本の旗 長崎県芦辺町
(現・壱岐市
出身校 長崎県立壱岐高等学校
所属政党 無所属

当選回数 4回
在任期間 2008年4月18日 - 2024年4月17日

芦辺町旗 長崎県芦辺町
当選回数 1回
在任期間 2003年5月[1] - 2004年2月29日
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白川 博一(しらかわ ひろかず、1950年昭和25年)4月16日[2] - )は、日本政治家。元長崎県壱岐市長(4期)。前全国離島振興協議会会長[3]。元芦辺町長(1期)。

来歴

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長崎県芦辺町(現・壱岐市)出身[4]長崎県立壱岐高等学校卒業[5]芦辺町職員となる。2001年(平成13年)8月から2002年(平成14年)8月まで壱岐4町合併協議会事務局次長を務めた[1]

2003年(平成15年)4月の芦辺町長選挙に箱崎漁協の推薦を受けて立候補し[6]、初当選した。

2004年(平成16年)3月1日、芦辺町は郷ノ浦町勝本町石田町と新設合併を行い、壱岐市が誕生。これに伴って同年4月18日に行われた壱岐市長選挙は、白川、元郷ノ浦町議の長田徹、前郷ノ浦町長の長嶋立身の三者の戦いとなったが、長田が当選した(長田:8,374票、白川:8,141票、長嶋:6,582票)[7]

2008年(平成20年)4月の壱岐市長選も前回と同じく白川、長田、長嶋の3名が立候補。初当選を果たした(長田:6,392票、白川:8,567票、長嶋:6,279票)[8]

2012年(平成24年)、再選。同年5月30日、全国離島振興協議会会長に就任[1]

2016年(平成28年)、元小学校教諭の新人、元国会議員秘書の新人らを破り、3選[9][10]

2020年(令和2年)の同選挙で元経営相談所長の森俊介を破り4選(白川:7,371票、森:7,042票)[11]

2023年(令和5年)10月3日、記者会見を開き任期満了に伴う来春の市長選挙に出馬しないことを表明した[12]

不祥事

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公共工事指名競争入札の除外問題

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2016年(平成28年)4月10日の市長選直後の4月12、14日に市内4か所の市道建設工事の入札が告示された。ところが4月22日に4件の入札が突然中止になった。5月6日に建設工事の指名審査委員会(委員長・中原康壽副市長)が開かれ、3件が指名競争入札に、1件が制限付き一般競争入札となったが、同委員会は、市長選で対立候補を支援した市内の業者(以下Aとする)に対して指名外しを行った。このことからAは7月に建設業の廃業届を県と市に提出し、事実上の廃業となった。同年12月、Aは長崎地検に対して白川と中原副市長を公務員職権乱用の疑いで告訴状を提出。

この問題について白川は市議会一般質問で「指名を外したのは私の指示で、全責任は私にある」と述べたが、2018年(平成30年)6月7日、長崎地検は不起訴処分(7月1日付け)にしたと発表した[13][14]

市忘年会でコロナウイルスのクラスター発生

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2020年(令和2年)秋頃から再び新型コロナウイルスの感染が広がり、同年12月、政府や自治体は会食する場合、参加者は原則4人以下にするよう呼びかた[15]。ところが12月下旬、壱岐市役所の市民福祉課とこども家庭課は忘年会を開き、約20人が参加。12月30、31日の検査で、両課の職員7人の感染が判明した。ほかに企画振興部の職員2人の感染もわかった。12月31日、白川は島の防災放送で謝罪の言葉を述べ、市職員が家族以外と飲食することを当面禁じると述べた[16][17]

脚注

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  1. ^ a b c 市長プロフィール/壱岐市
  2. ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、408頁。
  3. ^ 全国離島振興協議会について|概要|日本離島センターのご案内|日本離島センター
  4. ^ 壱岐n@viニュース: 壱岐市長に白川博一氏初当選
  5. ^ “壱岐市長に白川氏再選 1300票差で吉野氏破る”. 長崎新聞. (2012年4月16日). http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/04/16091206.shtml 2017年5月8日閲覧。 
  6. ^ 長崎新聞 - 激突 町村長選
  7. ^ “初代壱岐市長に長田氏当選”. 長崎新聞. (2004年4月19日). http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2004/iki.html 2017年5月8日閲覧。 
  8. ^ 壱岐市長選挙 - 2008年04月13日投票 | 長崎県壱岐市”. 選挙ドットコム. 2019年7月18日閲覧。
  9. ^ “壱岐市長選は三つ巴の見込み 4月3日告示、10日投開票”. 壱岐新聞. (2016年2月23日). http://iki-guide.com/?p=3828 2018年10月24日閲覧。 
  10. ^ “壱岐市長選 白川氏が3選、投票率は79.16% /長崎”. 毎日新聞. (2016年4月12日). https://mainichi.jp/articles/20160412/ddl/k42/010/376000c 2018年10月24日閲覧。 
  11. ^ 壱岐市長選挙 - 2020年04月12日投票 | 長崎県壱岐市”. 選挙ドットコム. 2020年6月8日閲覧。
  12. ^ 壱岐市長選 白川氏が5選不出馬 健康面考慮 長崎県 - 長崎新聞 2023/10/04 [10:30 公開]”. 長崎新聞社. 2023年10月4日閲覧。
  13. ^ “対立候補支援業者の指名外しで、白川市長、中原副市長不起訴。長崎地検処分発表。”. 壱岐新聞. (2018年6月15日). http://iki-guide.com/?p=5084 2018年10月24日閲覧。 
  14. ^ “入札指名外しで白川市長ら不起訴に”. 壱岐新報. (2018年6月19日). http://ikishinpou.com/news/%e5%85%a5%e6%9c%ad%e6%8c%87%e5%90%8d%e5%a4%96%e3%81%97%e3%81%a7%e7%99%bd%e5%b7%9d%e5%b8%82%e9%95%b7%e3%82%89%e4%b8%8d%e8%b5%b7%e8%a8%b4%e3%81%ab/ 2018年10月24日閲覧。 
  15. ^ “会食 5人以上はなぜダメか 菅首相が反省する理由”. NHK. (2020年12月17日). https://web.archive.org/web/20201217111032/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201217/k10012769271000.html 2021年1月4日閲覧。 
  16. ^ 榎本瑞希 (2021年1月1日). “離島の市職員9人感染 会食に参加、防災放送でおわび”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASP115V5XP11TOLB006.html 2021年1月4日閲覧。 
  17. ^ “市忘年会でクラスター発生、参加者約20人のうち6人感染”. 読売新聞. (2021年1月3日). https://www.yomiuri.co.jp/national/20210103-OYT1T50263/ 2021年1月4日閲覧。 

外部リンク

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公職
先代
長田徹
壱岐市旗長崎県壱岐市長
2008年 - 2024年
次代
篠原一生