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田村新蔵 (初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

田村 新蔵(たむら しんぞう、1858年7月6日安政5年5月26日[1] - 没年不明)は、日本商人(東屋[2][3]、石油水油[4][5]、洋紙[6]砂糖麦粉[7])、篤農家[8]、埼玉県の大地主[3]、埼玉県多額納税者[6][9][10]資産家[11]政治家実業家粕壁銀行明治貯蓄銀行各頭取[4][6][12]。東武商事[13]杉戸銀行各取締役[4][12]。族籍は埼玉県平民[2][4][5][7]

人物

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埼玉県・田村小左衛門の長男[6][7][10]1884年家督を相続し、前名・源太郎を改めた[6][10]農業並びに水油[2]、洋紙、砂糖、小麦粉販売業を営んだ[6][10]。また町会議員、町立尋常高等小学校学務委員等の公職にも就いた[12]1936年、退隠[14]。四男・章四郎が家督を相続し、襲名した[14]1937年、その名を田村孝徳と変更する[15]

貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有した[1]。県下屈指の資産家だった[12]赤十字社正社員である[2]。趣味は書画俳諧[10]。宗教は浄土宗[10]。住所は埼玉県南埼玉郡粕壁町[6][7]

家族・親族

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田村家
田村家
  • 父・小左衛門[6][7]
  • 母・とく1839年 - ?)[4]
  • 妻・とよ1861年 - ?、埼玉、奈良吉十郎の孫[5]、奈良次郎兵衛の長女[4]
  • 弟・寅次郎1873年 - ?)[6][7]
    • 同妻・れん1878年 - ?、埼玉、折原昌之助の長女)[6][7]
  • 妹・ふく1864年 - ?、埼玉、柿沼佐七[6]、あるいは柿沼嘉七の三男・義三郎の妻[7]
  • 長男・祐太郎[4]
  • 三男・竹三郎1890年 - ?)[7]
  • 四男・新蔵1892年 - ?、前名・章四郎[4][7]、埼玉県多額納税者、東武商事代表取締役、農業並びに洋紙、砂糖、小麦粉販売業)
  • 五男・恒蔵1894年 - ?)[7]
  • 長女・くに1887年 - ?)[6]
  • 二女・よし1888年 - ?、栃木、吉澤兵左の妻)[4][6]
  • 三女・ちか1891年 - ?、東京、西岡幾次郎の二男・孝司の妻)[6][7]
  • 四女・げん1896年 - ?、埼玉、瀬田文次郎の長男・醻一の妻)[7]
  • 五女・さだ子1900年 - ?、栃木、上野松次郎の三男・三郎の妻)[7]
  • [4]
親戚

脚注

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  1. ^ a b 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』119頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
  2. ^ a b c d 『埼玉県南埼玉北葛飾二郡公民必携名家鑑』2頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月26日閲覧。
  3. ^ a b 『日本現今人名辞典』た80頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年12月12日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k 『人事興信録 第6版』た37頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
  5. ^ a b c 『人事興信録 第5版』た39-40頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月24日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『人事興信録 第10版 下』タ72頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『人事興信録 第7版』た44-45頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
  8. ^ 『大日本篤農家名鑑』299頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
  9. ^ 『日本紳士録 第17版』全国多額納税者 埼玉県之部4頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年12月12日閲覧。
  10. ^ a b c d e f 『人事興信録 第11版 下』タ105頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月23日閲覧。
  11. ^ 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』4頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月24日閲覧。
  12. ^ a b c d 『大正人名辞典』1774頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月24日閲覧。
  13. ^ 『官報 1938年02月19日』官報 第3337号 31頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月26日閲覧。
  14. ^ a b 『人事興信録 第12版 下』タ83頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月26日閲覧。
  15. ^ 『官報 1937年07月08日』官報 第3153号 13頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年2月26日閲覧。
  16. ^ 『人事興信録 第4版』に14頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年2月24日閲覧。

参考文献

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  • 柴田勇之助、新堀豊三郎編『埼玉県南埼玉北葛飾二郡公民必携名家鑑』柴田勇之助、1897年。
  • 『日本現今人名辞典』日本現今人名辞典発行所、1903年。
  • 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第17版』交詢社、1912年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年。
  • 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』時事新報社、1916年。
  • 東洋新報社編『大正人名辞典』東洋新報社、1917年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第6版』人事興信所、1921年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
  • 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』銀行信託通信社出版部、1932年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第10版 下』人事興信所、1934年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第11版 下』人事興信所、1937-1939年。
  • 大蔵省印刷局編『官報 1937年07月08日』日本マイクロ写真、1937年。
  • 大蔵省印刷局編『官報 1938年02月19日』日本マイクロ写真、1938年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第12版 下』人事興信所、1940年。