田中成明
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田中 成明(たなか しげあき、1942年2月24日 - )は、日本の法学者(法哲学・法理学)。京都大学名誉教授。法学博士(京都大学・論文博士・1980年)(学位論文「裁判をめぐる法と政治」)。兵庫県三田市出身。
人物
[編集]法の構造を普遍主義型法、管理型法、自律型法に分けて解明する。法科大学院制度の立役者の一人。
略歴
[編集]学歴
[編集]- 1964年3月 京都大学法学部卒業
職歴
[編集]- 1964年助手(基礎法学専攻 法理学講座) 4月 京都大学法学部
- 1967年助教授(基礎法学専攻 法理学講座) 4月 京都大学法学部
- 1978年教授(基礎法学専攻 法理学講座) 3月 京都大学法学部
- 1991年評議員(1993年4月まで) 4月 京都大学
- 1992年大学院法学研究科教授(基礎法学専攻 法理学講座) 4月 京都大学
- 1997年研究科長・法学部長(1999年3月まで) 4月 京都大学大学院法学
- 2004年国立大学法人京都大学理事兼副学長(法務・安全管理担当)(2005年9月まで) 4月
- 2005年
- 2009年国際高等研究所副所長 4月
- 2010年 3月 関西学院大学退任
- 2020年11月 瑞宝中綬章受章[1][2]
- 2024年12月 日本学士院会員[3]
著作
[編集]- 『裁判をめぐる法と政治』(有斐閣、1979年)
- 『現代日本法の構図』(悠々社、初版1987年、増補版1992年)
- 『法的思考とはどのようなものか』(有斐閣、1989年)
- 『法の考え方と用い方 現代法の役割』(大蔵省印刷局、1990年)
- 『法的空間:強制と合意の狭間で』(東京大学出版会、1993年)
- 『法理学講義』(有斐閣、1994年)
- 『現代社会と裁判』(弘文堂、1996年)
- 『法学入門』(放送大学教育振興会、2000年)
- 『転換期の日本法』(岩波書店、2000年)
- 『現代法理学』(有斐閣、2011年)
論文
[編集]- 「司法制度改革の背景と課題について」(『法学論叢』148巻3・4合併号、2001年)
- "Judicial Reform and Traditional Legal Culture in Contemporary Japan"Sungkyun Journal of East Asian Studies vol.1., Sungkyunkwan University, Academy of East Asian Studies,2001
- 「現代日本の法と裁判を考える」(『東北学院大学・法学政治学研究所紀要』10号、2002年)
- 「司法の機能拡大と裁判官の役割」(『司法研修所論集』108号、2002年)
- 「手続的正義からみた民事裁判の在り方について」(『法曹時報』55巻5号、2003年)
社会的活動
[編集]- 総合科学技術会議生命倫理専門調査会委員
- 司法制度改革推進本部法曹養成検討会委員(座長)・法曹制度検討会委員
- 法科大学院協会設立準備会事務局長
- 大学評価・学位授与機構大学評価委員会委員
脚注
[編集]- ^ 『官報』号外第230号、令和2年11月4日
- ^ “令和2年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 13 (2020年11月). 2023年2月19日閲覧。
- ^ “学士院新会員に6人 数理工学の甘利氏ら”. 時事ドットコム. (2024年12月12日) 2024年12月13日閲覧。