琴平山 (香川県)
琴平山 | |
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琴平山を背景に榎井駅へ入る高松琴平電気鉄道 | |
標高 | 524 m |
所在地 | 日本 香川県仲多度郡琴平町・善通寺市・三豊市 |
位置 | 北緯34度11分12.22秒 東経133度48分5.95秒 / 北緯34.1867278度 東経133.8016528度座標: 北緯34度11分12.22秒 東経133度48分5.95秒 / 北緯34.1867278度 東経133.8016528度 |
種類 | メサ |
プロジェクト 山 |
琴平山(ことひらやま)は、香川県西部にある山。独立峰としては香川県本土で一番標高が高い。北側が大麻山(おおさやま 標高616.3m)、防火林帯より南側を象頭山(標高538m)とし、両方を含めた全体の山塊を琴平山と呼ぶ。別名、金毘羅山で、「こんぴらさん」の場合は金刀比羅宮のことをいうので、山を表現する場合は「こんぴらやま」という。狭義では金刀比羅宮の奥社(標高約393m)の上にあたる部分を琴平山(標高524m)と云う場合もある。大麻山も含めた琴平山全体を「象頭山」として瀬戸内海国立公園、名勝、天然記念物に指定されている。
由来
[編集]金毘羅権現が鎮座する以前は大麻神社の御神体の霊山で全体を大麻山と呼んでいたが、金毘羅権現が鎮座して隆盛してからは金毘羅権現社のある南側を象頭山、大麻神社のある北側を大麻山と呼ぶようになったが、明治初年の神仏分離で権現号は廃止され金毘羅権現の信仰ができなくなったので、それまでの町名の金毘羅町から琴平町に変更したのに伴って山の名前も象頭山から琴平山となり、神社名も琴平神社となったが、町名と神社名が同じでは都合が悪いので、同じ読み方の金刀比羅(宮)となった。しかし、象頭山の山名が使われ無くなることはなかった。 明治初年に採用された「琴平」の由来の一つは、この山の山頂部が平らで、木々が風が吹くと琴の音を奏でることからきている、また、別の説として、この山のたたずまいが琴のようであることや大物主神が琴を好んだこととも云われている。 なお、善通寺から見ると当山が屏風のように聳えていることから善通寺を屏風ヶ裏が転じて「屏風浦」となったとの説もある。
また、当山は塩飽諸島の人々にとって天候を占う「日和山」であったという説もある。ここを参照→日和山
地理
[編集]東南麓を仲多度郡琴平町が、北東麓を善通寺市が、西麓を三豊市が占め、琴平町域の中腹に金刀比羅宮、さらに登ると同宮の奥宮が鎮座し、その直下からの道をさらに山頂へ向けて上り防火林帯を越えて頂上中央鞍部に到達すると小さい池があり中に龍王社の祠がある。
地下を香川用水が貫いている。