コンテンツにスキップ

猪苓湯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

猪苓湯(ちょれいとう)とは、尿路の熱や腫れをひき、尿の通りをよくする漢方薬の処方。出典は傷寒論金匱要略。医療用医薬品と薬局等で販売される一般用医薬品がある[1]

構成生薬

[編集]

猪苓茯苓沢瀉阿膠滑石

膀胱炎などで体に熱があり、尿の出が悪い、尿が出ない、尿量が少なく色も濃く尿のにおいも強い、排尿痛や残尿感がある場合等に用いられる。帯下が多くにおいが気になる場合にも応用。阿膠の代わりにゼラチンを使用する場合もある。

適応症

[編集]

体力に関わらず使用でき、排尿障害があり、ときに口が渇くものの次の諸症: 排尿困難、排尿痛、残尿感頻尿、むくみ

服用

[編集]

食前又は食間に水又は白湯にて服用する(食間とは、食後2~3時間を指す)。

脚注

[編集]