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渡辺昭五

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
渡辺 昭五わたなべ しょうご
人物情報
生誕 (1930-11-12) 1930年11月12日
日本の旗 日本東京都
死没 2014年2月3日(2014-02-03)(83歳没)
出身校 國學院大學
学問
研究分野 国文学芸能史
研究機関 札幌大学國學院大學就実女子大学京都精華大学大妻女子大学
学位 文学博士
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渡辺 昭五(渡邊昭五、わたなべ しょうご、1930年11月12日 - 2014年2月3日[1])は、日本文学研究者。学位は、(國學院大學論文博士・1977年)。大妻女子大学名誉教授。

略歴

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東京生まれ。1934年父の関東軍転任とともに満州に渡った。1943年、新京第一中学校(旧制)に入学。敗戦直前にソビエト満州国境に動員された。敗戦後、浮浪生活を経た後、1946年に日本へ引き揚げた。旧制埼玉県立熊谷中学校(現埼玉県立熊谷高等学校)に転入し、1949年に卒業。就職しながら大学進学を目指し、1955年國學院大學文学部国文学科に入学。1959年に卒業し、同大学院に進んだ。1961年に修士課程を修了、博士課程に進んだ。

1963年、日本大学第三高等学校教諭に着任。1967年に札幌大学助教授となった。しかし、1971年に辞職して東京に戻り、1976年まで大学で非常勤講師をつとめた。1977年、学位論文『田植歌謡と儀礼の研究』を國學院大学に提出して文学博士の学位を取得。1978年に國學院大學講師となった。1979年より就実女子大学教授。1989年より京都精華大学教授。1995年からは大妻女子大学日本文学科教授。2003年に大妻女子大学を定年退職し、名誉教授となった。2014年2月3日に死去。

研究内容・業績

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研究内容・業績

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  • 江本裕とともに芸能文化史研究会、福田晃とともに伝承文学研究会を主宰。

著書 

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  • 歌垣の民俗学的研究』白帝社 1967
  • 田植歌謡と儀礼の研究』三弥井書店 1973
  • 『日本人の秘境 原始の情熱と冒険を発見する』産報(サンポウ・ダイナミックス) 1973
  • 梁塵秘抄の風俗と文芸』三弥井書店(三弥井選書)1979
  • 『歌垣の研究』三弥井書店 1981
  • 『文学と虚構 文学とは歴史とは何か』岩田書院 1995
  • 『中世史の民衆唱導文芸』岩田書院 1995
  • 平家物語太平記の語り手』みづき書房 1997
  • 『中近世放浪芸の系譜』岩田書院 2000
  • 『中世浄土教の胚胎 院政期の思想・風俗・文芸』岩田書院 2004
  • 梁塵秘抄にみる中世の黎明』岩田書院 2004
  • 『昭五昭和史』第1期 第1-4冊 岩田書院 2005
  • 『梁塵秘抄の熊野信仰』岩田書院 2005
  • 『梁塵秘抄の恋愛と庶民相』岩田書院 2005

共編著

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  • 『伝承文学の視界 歌謡・説話・絵解をめぐる』福田晃共編 三弥井書店(三弥井選書)1984
  • 『庶民仏教と古典文芸』江本裕共編 世界思想社 1989
  • 『芸能文化史辞典 中世篇』 名著出版 1991
  • 『講座日本の伝承文学 第1巻 伝承文学とは何か』福田晃共編著 三弥井書店 1994
  • 『伝承文学資料集成 第15輯 宗祖高僧絵伝(絵解き)集』林雅彦共編著 三弥井書店 1996
  • 『講座日本の伝承文学 第6巻 芸能伝承の世界』天野文雄須田悦生共編著 三弥井書店 1999
  • 『講座日本の伝承文学 第8巻 在地伝承の世界 西日本』岩瀬博、福田晃共編著 三弥井書店 2000
  • 『講座日本の伝承文学 第10巻』福田晃共編 三弥井書店 2004

脚注 

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参考文献 

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  • 渡辺昭五『昭五昭和史』岩田書院、2005年。ISBN 487294349X