清水武則
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淸水 武則(しみず たけのり)は、日本の外交官。2011年(平成23年)9月1日から2016年(平成28年)12月20日までモンゴル駐箚特命全権大使。
人物・経歴
[編集]大分県九重町飯田出身。大分県立別府鶴見丘高等学校を経て、1975年(昭和50年)中央大学法学部を卒業、外務専門職試験に合格し、外務省に入省。1976年(昭和51年)からイギリスのリーズ大学でモンゴル語研修、1977年(昭和52年)からモンゴル国立大学に留学しモンゴル語研修。
1985年-1989年在カナダ日本大使館で広報文化担当官、1989年から2度目のモンゴル在勤、1997年-1999年(財)フォーリン・プレスセンター取材協力課長、1999年-2002年在アメリカ合衆国日本国大使館で領事部長、2002年-2005年3度目のモンゴル在勤として在モンゴル日本国大使館参事官、2005年外務省総合外交政策局国連政策課企画官、外務省大臣官房広報文化交流部総合計画課企画官、外務省福利厚生室長、2010年(平成22年)7月、外務省広報文化交流部国際文化協力室長を経て、2011年(平成23年)9月1日から4回目のモンゴル在勤としてモンゴル駐箚特命全権大使[1][2]。2016年12月20日退官。2017年4月1日から千葉工業大学審議役[3]。
受賞
[編集]- 1991年(平成3年)- モンゴル国文化省文化功労者賞 / モンゴル馬頭琴協会第一号外国会員
- 1992年(平成4年)- モンゴル政府表彰(外交関係樹立20周年)
- 1998年(平成10年)- モンゴル力士ファン倶楽部設立(代表幹事)
- 2004年(平成16年)- モンゴル国教育科学省教育分野功労者賞
- 2005年(平成17年)- モンゴル国大蔵省経済功労者賞
- 2010年(平成22年)- 民主化20周年大統領表彰
- 2013年(平成25年)- モンゴル大学モンゴル友好賞
- 2014年(平成26年)- モンゴル商工会議所シルクロード賞(二国間関係の増進に貢献) / モンゴル首都375周年記念メダル表彰
- 2015年(平成27年)- モンゴル国災害対策功労者賞 / スフバートル区創設50周年記念メダル表彰 / モンゴル国労働功績紅旗勲章(日本人として初の高位勲章) / 教師功績賞(シニア教師連合会)
- 2016年(平成28年)- モンゴル農牧省農牧功労者賞 / モンゴル国防省国際協力賞 / ウランバートル市最高勲章ガルーダ賞 / モンゴル平和友好協会友好金星賞
教育・研究
[編集]- 日本貿易振興会(JETRO)モンゴル研究会委員(1994年度-1998年度)
- 東京農業大学非常勤講師(1996年度)
- モンゴル大学モンゴル友好賞(2013年)
- モンゴル国立科学技術大学名誉博士(2015年)
- モンゴル国立医療科学大学名誉博士(2015年)
日本における著作・寄稿
[編集]- 日本への関心を募らせる草原の国(1989年 外交8月号)
- 現地報告モンゴル(1991年 外交フォーラム2月号)
- モンゴル入門(1993年 三省堂 共著)
- 国造りに励む新生モンゴル(1993年 地図ニュース5月号)
- モンゴルの民主化(1993年 日本貿易会会報9月号)
- ジンギスカンの国は市場経済へ(1994年 バンガード6月号)
- 新生モンゴルー脱社会主義への挑戦ー(1995年 JETRO 共著)
- 私の語学修行 民主化のおかげ(1995年 外交2月号)
- 馬頭琴の演奏から広がった人脈(1997年 外交2・3月合併号)
- モンゴルの対外関係の現状と展望ー現代モンゴルの諸相(2006年 日本モンゴル協会)
- 最近のモンゴル・ロシア関係の動きと資源開発(2007年 「日本とモンゴル」第2号)
- 近くなったモンゴル(2007年 外交フォーラム)
- 2007年のモンゴル外交(2008年 「日本とモンゴル」第2号)
- モンゴルにおける日本のプレゼンスの低下と中国の台頭(2009年 「日本とモンゴル」)
- 2009年ーモンゴルの資源外交上歴史に残る1年(復権を図るロシア、静かに浸透する中国)(「日本とモンゴル」2010年)
- モンゴルをめぐる資源外交ータバントルゴイ炭田を中心にー(現代モンゴルの諸相'10、2011年3月、日本モンゴル協会)
日本での同人関係の報道
[編集]- 日本の外交 人と思想 (朝日新聞1992年2月4日)
- 草原の遺産 (読売新聞1995年6月12日 インタビュー)
- モンゴル3力士にファン倶楽部(1998年2月16日 サンスポ等各紙)
- 日本大使館「緊急情報」をEメイル配信(2001年10月19日 米国読売)
- モンゴルとの友好(2001年11月23日 産経新聞)
- あこがれの国日本(2003年6月24日 河北新報)
- 草原の国 片思いを理解に(2005年4月22日読売新聞夕刊)
- モンゴルには海がある(2005年11月号 じえろ)
- お疲れ様!清水武則さん(2005年9月10日 モンゴル通信、モンツァメ通信社)
- 仕事に賭けるー外交官として半生をモンゴルに(2007年2月25日 中央大学新聞)
モンゴルにおける主要報道
[編集]同期
[編集]- 河相周夫(12年外務事務次官・10年内閣官房副長官補)
- 別所浩郎(12年駐韓大使・10年外務審議官)
- 奥田紀宏(13年駐カナダ大使・10年駐エジプト大使・08年国連次席大使)
- 谷崎泰明(13年外務省研修所長・10年駐ベトナム大使)
- 三輪昭(14年関西担当大使・10年駐ブラジル大使・08年駐ポルトガル大使)
- 鈴木庸一(13年駐フランス大使・10年駐シンガポール大使)
- 持田繁(10年国連事務総長副特別代表)
- 門司健次郎(13年ユネスコ代表部大使・10年駐カタール大使)
- 渥美千尋(11年駐アイルランド大使・08年駐パキスタン大使)
- 山口寿男(07年駐ノルウェー大使・06年駐イラク大使)
- 岸野博之(13年駐ラオス大使・10年駐エチオピア大使)
- 水城幾雄(10年駐パナマ大使)
- 江川明夫(13年駐スロバキア大使・10年駐ザンビア大使)
- 竹内春久(13年駐シンガポール大使・11年駐沖縄担当大使・08年駐イスラエル大使)
- 西林万寿夫(13年駐ギリシャ大使・10年兼北極担当大使・12年文化交流担当大使・09年駐キューバ大使)
- 篠塚保(12年国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当兼サイバー政策担当大使・09年駐バングラデシュ大使)
- 蒲原正義(13年駐カザフスタン大使・12年査察担当大使・9年駐グルジア大使)
- 森元誠二(13年駐スウェーデン大使・08年駐オマーン大使)
- 小林祐武(98年外務省経済局総務参事官室課長補佐)
- 椿秀洋(12年駐ボリビア大使)
- 庄司隆一(11年駐ナイジェリア大使)
- 隈丸優次(13年駐カンボジア大使)
- 藤田順三(13年駐ウガンダ大使)
- 丸尾眞(12年科学技術協力担当大使・10年駐キルギス大使)
- 名井良三(13年駐アンゴラ大使)
- 福田米蔵(11年駐ジンバブエ大使)
- 大部一秋(13年駐ウルグアイ大使)
脚注
[編集]- ^ スペイン大使に佐藤氏を起用 清水 武則氏(しみず・たけのり=モンゴル大使)”. 日本経済新聞 NIKKEI.NET (2011年8月26日). 2014年4月27日閲覧。 “
- ^ 「清水 武則在モンゴル日本国大使がAPUを訪問」
- ^ 特別職国家公務員の再就職状況の公表について(平成29年4月1日~平成30年3月31日)外務省
外部リンク
[編集]- 大使挨拶(在モンゴル日本国大使館ホームページ)