池崎大輔
「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」 (東京体育館 2019年10月20日撮影) | |||||||||||||||||||||
個人情報 | |||||||||||||||||||||
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国籍 | 日本 | ||||||||||||||||||||
生誕 | 1978年1月23日(46歳) 北海道函館市 | ||||||||||||||||||||
スポーツ | |||||||||||||||||||||
競技 | 車いすラグビー | ||||||||||||||||||||
障害クラス | 3.0 | ||||||||||||||||||||
チーム | TOKYO SUNS | ||||||||||||||||||||
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池崎 大輔(いけざき だいすけ、1978年1月23日 - )は、日本の車いすラグビー選手。北海道函館市出身。三菱商事株式会社/TOKYO SUNS所属[1]。2024年パリパラリンピックで金メダルを獲得した。
来歴
[編集]6歳のとき、手足の筋力が徐々に低下する難病シャルコー・マリー・トゥース病と診断される[2]。 1995年、岩見沢高等養護学校在学中に車いすバスケットボールを始めたが、やがて腕の筋力が低下し思うようなプレーができくなくなったため、2008年から車いすラグビーに転向した[3]。
2009年に北海道Big Dippersに入団。チームはその年の日本選手権で3位となり、池崎も活躍を認められ国内強化選手に選ばれた[3]。2010年4月、ウィルチェアーラグビー(車いすラグビー)日本代表に選出され、8月の世界選手権(カナダ)では3.0クラスベストプレーヤー賞を受賞、代表チームも銅メダルを獲得した[4]。 2012年、ロンドンパラリンピックに出場し「ロンドンでは、4位や5位じゃ話にならない。最低でも銅。目標はあくまでも金」と目標をかかげ代表チームの主力として活躍したが3位決定戦でアメリカに敗れメダル獲得はならなかった[3][5]。
2015年10月、三菱商事2015 IWRFアジアオセアニアチャンピオンシップで優勝し、リオデジャネイロパラリンピックの出場権を獲得。池崎は3.0クラスベストプレーヤー賞およびMVPを受賞した[4]。 2016年7月、三菱商事に入社[4]。リオデジャネイロパラリンピックでは準決勝でオーストラリアに敗れたが3位決定戦でカナダを破り銅メダルを獲得した[6][7]。函館市栄誉賞を受賞。
2018年8月10日に行われた世界選手権決勝で、日本はリオ・パラリンピック王者のオーストラリアを62-61で破り初優勝を遂げ、池崎は最優秀選手 (MVP) に選ばれた[8]。
2019年4月、北海道TxT Big DippersからTOKYO SUNSへ移籍した[9]。
2021年に行われた東京パラリンピックに出場し、銅メダルを獲得した[10]。
2024年、パリパラリンピックに出場し、全戦全勝で日本初の金メダルを獲得[11][12][13]。同年、紫綬褒章受章[14]。
脚注
[編集]- ^ “注目選手 池崎 大輔選手”. 日本財団パラリンピックサポートセンター. 2019年9月30日閲覧。
- ^ <“30歳、世界へのゴング 車いすラグビー・池崎大輔(中)”. 日本経済新聞 (2016年1月23日). 2016年9月13日閲覧。
- ^ a b c “<1>池崎大輔(34)=札幌市 素早く強く、闘志前面に”. 北海道新聞 (2012年8月21日). 2016年9月13日閲覧。
- ^ a b c “ウィルチェアーラグビー 池崎大輔選手が入社”. 三菱商事 (2016年7月1日). 2016年9月13日閲覧。
- ^ “疾走する、ことばたち~パラリンピックの力~第6回「車いすラグビー 日本を牽引するハイポインターたち」”. NHK (2016年9月5日). 2016年9月13日閲覧。
- ^ “アメフトのポジションの役割を紹介”. 【SPAIA】スパイア (2019年11月24日). 2020年11月15日閲覧。
- ^ 宮崎俊哉 (2016年9月20日). “ウィルチェアーラグビー悲願のメダル獲得も、すでに思いは4年後へ”. スポルティーバ 2016年11月4日閲覧。
- ^ “車いすラグビー世界選手権、MVPに池崎大輔 日本、リオ覇者破って初V”. SANSPO.COM. (2018年8月10日) 2019年2月15日閲覧。
- ^ “池崎大輔選手 TOKYO SUNS移籍のお知らせ”. Hokkaido TxT Big Dippers (2019年4月16日). 2019年9月30日閲覧。
- ^ 【東京パラリンピック】「日本ラグビー」で2大会連続銅メダル! 池主将のリーダーシップと仲間たち . ラグビー共和国(2021年8月30日). 2021年8月30日閲覧。
- ^ “【パリパラリンピック】車いすラグビー日本代表が悲願の金メダル! - ラグビーリパブリック” (2024年9月2日). 2024年9月3日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2024年9月3日). “パラリンピック 車いすラグビー 日本が初の金メダル【詳しく】 | NHK”. NHKニュース. 2024年9月2日閲覧。
- ^ “車いすラグビー、日本が悲願の金メダル…池透暢主将「最高の喜びがここにありました」”. 読売新聞オンライン (2024年9月3日). 2024年9月2日閲覧。
- ^ 『官報』号外259号、令和6年11月5日