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汐留タワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
汐留タワー
施設情報
所在地 東京都港区東新橋一丁目6-2
状態 完成
着工 2000年1月[1]
竣工 2003年4月[1]
開業 2003年5月(資生堂汐留オフィス)
2003年7月1日(ホテル)
用途 事務所・ホテル[1]
地上高
高さ 172m[1]
最上階 38階[1]
各種諸元
階数 地下4階 地上38階 塔屋2階[1]
敷地面積 15,658.81 [1]
※C街区全体
建築面積 3,546.73 [1]
延床面積 79,819.38 [1]
構造形式 鉄骨造CFT柱)、一部鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造[1]
エレベーター数 26基[1]
駐車台数 192台[1]
関連企業
設計 KAJIMA DESIGN[1]
構造エンジニア KAJIMA DESIGN[1]
施工 鹿島建設東京支店[1]
デベロッパー 鹿島汐留開発[1]
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汐留タワー(しおどめタワー)は、東京都港区東新橋汐留)にある超高層複合ビル。上層部にザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留、下層部に資生堂汐留オフィスが入る。

第43回空気調和・衛生工学会賞、2004年度グッドデザイン賞[2]、第17回日経ニューオフィス賞 ニューオフィス推進賞[3]、第38回SDA賞を受賞。

概要

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国鉄汐留貨物駅跡地などからなる大規模再開発エリア「汐留シオサイト」に、企画・設計から施工まで鹿島が一貫して手掛け、オフィスおよびホテルを収容する超高層複合ビルを建設[4]。3年余りの月日を費やし、2003年4月に地下4階地上38階の「汐留タワー」が竣工した[1]

上層部にホテル、下層部にオフィスがあるため階高がタワーの中間で変化し、低層部は、街区間、とくに隣接する「日本テレビタワー」と連携したタワー間の広場計画やそれに面した商業施設を配置[4]。1階にはホテル・オフィスの独立したエントランス・車寄せを設け、各シークエンスに応じたランドスケープなども構築した[4]

外装には愛知県常滑で焼かれたテラコッタタイルを使用。テラコッタはオフィスを構える化粧品会社の資生堂らしい素肌を連想させる素材でもある[5]

ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留

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ロイヤルパークホテルズチェーンの一つとして、2003年7月1日に開業。2020年4月1日、リブランドに伴い、ザ ロイヤルパークホテル 東京汐留からザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留に改称した。

地下2階にスパジムおよびショップを置き、1階に専用エントランスを配し、24階から上がホテル。客室数は490室。

資生堂汐留オフィス

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銀座などに点在していたオフィスの統合を目的に、「知的生産センター」と位置づけた本社機能を有するオフィスを汐留タワーに設けた[6]。「新社屋をつくるからには先進的なものを」という池田守男社長(当時)の意向で、オフィス階を上下ひとくくりにし、その中央を吹き抜けにした「オフィスガーデン」と呼ばれるオフィス構成が採用され、4階から21階までの9組が「2層吹き抜け」となっている。そこは海側の床から天井までのガラス壁が開放感を演出し、板敷きの床にはソファやイス、テーブルをならべ社員のための「リラックスとコミュニケーション」の場として使われる[6]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 新建築 2003, p. 225.
  2. ^ 汐留タワー 東京都港区東新橋1-6-2、3”. 公益財団法人日本デザイン振興会. 2020年7月26日閲覧。
  3. ^ 株式会社 資生堂 汐留オフィス”. 一般社団法人ニューオフィス推進協会. 2020年7月26日閲覧。
  4. ^ a b c 新建築 2003, p. 113.
  5. ^ 「汐留タワー 松葉一清のTokyoエッジ」『朝日新聞』東京版 2003年5月7日
  6. ^ a b 「オフィスビルが進化 2層吹き抜け一体感(beReport)」『朝日新聞』2003年8月16日

参考文献

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外部リンク

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