水島弘
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水島 弘(みずしま ひろし、1932年9月11日[1][2][3] - 2005年6月19日[1])は、日本の俳優[1]。劇団四季創設期のメンバーのひとり[1][2]。宮城県仙台市生まれ[4]。東京都出身[3][1]。本名は水島 弘道(みずしま ひろみち)[3][4]。
人物
[編集]東京都立石神井高等学校[4]、東京大学文学部仏文科卒業[2]。
大学在学中にフランス演劇に魅せられたことから、劇団四季の結成に参加[4]。
声優として参加した『大鉄人17』では、感情の無い巨大コンピューターであるブレインを、気品のあるバリトンで演じきった。
1993年の『オペラ座の怪人』を最後に病気療養に入り、2005年6月19日に肺炎のため、死去[1]。
出演
[編集]ミュージカル
[編集]映画
[編集]テレビ
[編集]- 北条政子
- こんばんは21世紀(1964年、東京12チャンネル)
- 天皇の世紀 第一部(1971年、TBS) - 板倉勝静
- 紫頭巾事件帖 第17話「岡っ引き殺人事件」(1972年、東京12チャンネル) - 三河屋
- 白い牙(1974年、NTV) - ナレーター
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第32話「兇悪のバラード」(1975年、NET) - 高垣
- 大鉄人17(1977年、TBS) - ブレインの声
- 土曜ドラマ / 松本清張シリーズ・たずね人(1977年、NHK) - 立花英一郎
- 噂の刑事トミーとマツ(1980年) - 村井
- 真田太平記(1985年 - 1986年、NHK) - 池田長門守
吹き替え
[編集]ラジオドラマ
[編集]- 愛と死のほとり(1964年、KR) - 男[7]
親族
[編集]父親の岡本一(まこと)は、山口県出身で東京帝国大学卒業後、鉄道省入省、のちに西武鉄道の幹部となり堤康次郎に仕えたが、1950年に妻と8人の子を残して脳出血で54歳で死去[8]。鉄道省時代の後輩佐藤栄作とは同郷同学で親しく、兄の岸信介とも友人だった[8]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f “劇団四季の水島弘さん逝去”. シアターガイド. 2017年9月23日閲覧。
- ^ a b c 『タレント名鑑』《NO1改訂版》芸能春秋社、1963年、82頁。
- ^ a b c 「新劇俳優名鑑」『新劇便覧』テアトロ、1965年、262頁。
- ^ a b c d 『水島 弘』 - コトバンク
- ^ 池田憲章、伊藤秀明、『ミステリー・ゾーン/未知の世界 傑作選 Vol.3』 Disc 1、ジャケット裏解説文、パイオニアLDC、1998年。当時の新聞からの引用
- ^ 池田憲章、伊藤秀明、『ミステリー・ゾーン/未知の世界 傑作選 Vol.4』 Disc 1、ジャケット裏解説文、パイオニアLDC、1998年。当時の新聞からの引用
- ^ 伊藤海彦 (1966). “放送記録”. 吹いてくる記憶 : 放送詩劇集. 思潮社. p. 305
- ^ a b 『時の光の中で』浅利慶太、文春文庫、2009年1月10日、p54