水口志計夫
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水口 志計夫(みずぐち しげお、1926年4月25日[1] - 2005年8月3日)は、日本の英文学者、翻訳家。立教大学名誉教授。
略歴
[編集]宮城県仙台生まれ。1950年東京大学英文科卒業、立教大学助教授、教授、1992年定年、名誉教授。『コン・ティキ号探検記』の翻訳で知られ、以後も探検ものを多く翻訳した。日本バートランド・ラッセル協会設立発起人の一人。
2005年8月3日、肺炎のため死去[1]。
翻訳
[編集]- 『コンティキ号漂流記』(トール・ヘイエルダール、月曜書房) 1951年
- 改題新版『コン・ティキ号探検記』(筑摩叢書)、(ちくま文庫)、(河出文庫)ほか
- 他に「コン・ティキ号探検記」(トール・ハイエダール、筑摩書房、世界ノンフィクション全集01に収録) 1960年
- 『二都物語』(ディケンズ、川崎淳之助共訳、表現社) 1958年
- 『吸血鬼ドラキュラ』(ブラム・ストーカー、川崎淳之助、師岡尚共訳、表現社) 1958年
- 「ピグミーとの8年間」(アン・E・パットナム、筑摩書房、世界ノンフィクション全集20に収録) 1961年
- 『生きる葦』(パール・S・バック、学習研究社) 1965年
- 『デイジー・ミラー』(ヘンリー・ジェイムズ、学習研究社、世界青春文学名作選) 1965年
- 『ユーラシア横断紀行』(アトキンソン、白水社、西域探検紀行全集1) 1966年
- 『海底考古学の冒険』(ピーター・スロックモートン、筑摩書房) 1966年
- 改題『水中考古学の冒険 エーゲ海にアンフォラを引上げて』(筑摩書房・筑摩叢書) 1988年
- 『カラコルムを越えて』(ヤングハズバンド、角川書店・角川文庫) 1968年
- 『コロンブスへの挑戦 新大陸発見の謎』(リチャード・ディーコン、読売新聞社) 1969年
- 『ベニョフスキー航海記』(沼田次郎共編訳、平凡社東洋文庫) 1970年、のちワイド版
- 『白ナイル物語』(ムアヘッド、学習研究社、少年少女学研文庫) 1971年
- 『首狩りと精霊の島 ロックフェラー四世失踪の謎』(ミルト・マックリン、日本リーダーズダイジェスト社) 1973年
- 『水中考古学』(ジョージ・F・バス、学生社) 1974年
- 『図説探検の世界史 5 最初の探検者たち』(フィーリクス・バーカー、集英社) 1975年
- 『ブレンダン航海記』(ティム・セヴェリン、サンリオ) 1979年9月
脚注
[編集]参考
[編集]- 略年表・業績 水口志計夫「英米文学」1992
Web上の関連テキスト
[編集]- 水口志計夫「(マクマスター大学)ラッセル図書館訪問記」 『ラッセル協会会報』n.20(1972年1月)pp.11-15. ]