気鬱、白濁す
「気鬱、白濁す」 | ||||||||
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トゲナシトゲアリ の シングル | ||||||||
初出アルバム『棘アリ』 | ||||||||
B面 | 理想的パラドクスとは | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | ||||||||
ジャンル | J-POP(アニメソング) | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | UNIVERSAL SIGMA | |||||||
プロデュース | 玉井健二 | |||||||
トゲナシトゲアリ シングル 年表 | ||||||||
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「気鬱、白濁す」(きうつ はくだくす、英題:white drizzle in gloom[1])は、5人組ガールズバンド・トゲナシトゲアリの2枚目のシングル。表題曲「気鬱、白濁す」が2023年6月26日に、カップリング曲「理想的パラドクスとは」が同年7月24日に各種音楽配信サービスにて配信された後、同年8月30日にマキシシングルとして発売された[2][3]。
概要
[編集]トゲナシトゲアリはテレビアニメ『ガールズバンドクライ』の劇中に登場するバンドである[4]。現実世界においては、テレビアニメに先行する形で結成され、メンバーはオーディションによって選出された[5]。
表題曲「気鬱、白濁す」はオーディションの課題曲として使用された[6]。非常に難易度の高い楽曲であり、朱李は練習を重ねる中で腕を痛めてしまったという[6][7]。凪都と美怜は最も好きな曲の一つとしてこの楽曲を挙げており、凪都は「最初から最後まで曲の展開も歌詞も、それぞれの楽器のフレーズとかも、本当に全部が私の好みに刺さりまくりの曲でした。そして、みんなでバンド練習を始めてまず苦戦した曲というか、初めて壁にぶつかった曲でもあって、それを乗り越えるのがすごい大変で。オーディション中に好きになったけど、みんなで音を合わせたときにさらに好きになることができた曲です。」と語っている[6]。
カップリングには「理想的パラドクスとは」が収録された。理名は苦戦した曲が多くある中で、この楽曲はあまり苦戦しなかったと振り返っている[8]。
ミュージックビデオ
[編集]「気鬱、白濁す」は2023年6月26日にYouTubeにて公開された[2]。映像作家・大鳥が制作を担当した、モノクロのアニメーションPVとなっている[2]。
「理想的パラドクスとは」は同年7月24日にYouTubeにて公開された[3]。イラストはケイゴイノウエ、ディレクションを映像作家のNiheが担当し、様々な社会問題にどのように向き合うかが描かれるアニメーションPVとなっている[3]。
批評
[編集]フリーライターの西廣智一はそれぞれの楽曲について以下のように評している。
気鬱、白濁す - 理名のボーカルも突き抜けるような爽快感とは異なる、モヤモヤした感情を抱える中で微かな希望を見出そうとする繊細さが伝わり、当時15歳という年齢からは想像できない実力の高さに驚かされる。
理想的パラドクスとは - バンドアンサンブルこそかなり手数が多いが、「気鬱、白濁す」に近いトーンで奏でられる穏やかさはこのバンドの懐の深さを示すに十分なものだ。 — 出典:[9]
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「気鬱、白濁す」 | Misty mint | 玉井健二、KOHD | |
2. | 「理想的パラドクスとは」 | キクイタケロウ | 玉井健二、百田留衣 | |
3. | 「気鬱、白濁す」(Instrumental) | |||
4. | 「理想的パラドクスとは」(Instrumental) | |||
5. | 「ライブグッズは第2のステージ!」(ドラマパート) | |||
6. | 「簡易スタジオを作ろう!」(ドラマパート) | |||
7. | 「智とモンブラン」(ドラマパート) | |||
合計時間: |
# | タイトル |
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1. | 「気鬱、白濁す」(ミュージックビデオ) |
2. | 「理想的パラドクスとは」(ミュージックビデオ) |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “(Character Song) Girls Band Cry TOGENASHITOGEARI White Drizzle In Gloom [w/ Blu-ray]”. animate international. アニメイト. 2024年7月11日閲覧。
- ^ a b c “アニメ『ガールズバンドクライ』劇中バンド・トゲナシトゲアリのオリジナル曲「気鬱、白濁す」MV公開!”. リスアニ!. ソニー・ミュージックソリューションズ (2023年6月26日). 2024年7月11日閲覧。
- ^ a b c “アニメ『ガールズバンドクライ』劇中バンド”トゲナシトゲアリ”、オリジナル曲「理想的パラドクスとは」MV公開”. シーディージャーナル (2023年7月24日). 2024年7月11日閲覧。
- ^ “アニメ「ガールズバンドクライ」キービジュ&キャスト情報公開、2つのMVも”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年5月29日). 2024年7月10日閲覧。
- ^ 玉井健二『アゲハ 玉井健二『ガルクラ』にかける情熱 』(インタビュアー:西廣智一)、blueprint、2024年2月28日、2頁 。2024年7月11日閲覧。
- ^ a b c トゲナシトゲアリ(インタビュー)「【徹底取材】MV再生1,000万回超え!5人組バンド・トゲナシトゲアリの素顔」『auスマートパスプレミアムミュージック』、KDDI 。2024年7月10日閲覧。
- ^ トゲナシトゲアリ(インタビュアー:ナカニシキュウ)「アニメ「ガールズバンドクライ」と連動するバンド・トゲナシトゲアリ「キャラクターは仲間でライバル」」『音楽ナタリー』、ナターシャ、2頁、2024年6月21日 。2024年7月4日閲覧。
- ^ 理名(インタビュアー:鈴木瑞穂)「【インタビュー】トゲナシトゲアリ 理名(vo)がオリジナルアルバム『棘アリ』をもとに語り尽くす、バンドの歩みと歌の進化」『VocalMagazineWeb』、リットーミュージック、3頁、2024年4月24日 。2024年7月11日閲覧。
- ^ 西廣智一 (2024年4月25日). “『ガールズバンドクライ』迷い悩む少女たちの物語を照らし出す トゲナシトゲアリ、1stアルバム全曲レビュー”. リアルサウンド. blueprint. 2024年7月10日閲覧。
- ^ a b “気鬱、白濁す [CD+DVD]<DVD付>”. タワーレコードオンライン. タワーレコード. 2024年7月11日閲覧。