比翼塚
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比翼塚(ひよくづか)は、愛し合って死んだ男女や心中した男女、仲のよかった夫婦を一緒に葬った塚。墓。めおと塚。[1]
概要
[編集]悲恋と共に伝わる例が多い。一緒になれなかった二人を死後、一緒に祭ったモノも多く、古事記の時代から江戸時代のものまで各地に残る。
通常の墓石の形式から、それぞれの墓を寄り添うように建てる形などがある。
各地の比翼塚
[編集]- 木梨軽皇子と軽大娘皇女 兄妹の比翼塚(愛媛県松山市姫原 軽ノ神社付近)
- 蜂谷小太郎と紅蓮尼の比翼塚(宮城県宮城郡松島町 三聖堂)
- 平井権八と遊女小紫の比翼塚(東京都目黒区下目黒 目黒不動瀧泉寺仁王門前)
- 御番所の藩士と遊女の比翼塚(島根県松江市美保関町美保関 獅子ケ鼻からの投身自殺 享保時代)
- お七と吉三郎の比翼塚(東京都文京区 吉祥寺)
- 谷豊栄と盛紫の比翼塚(東京都荒川区 浄閑寺)
- 坂田山心中事件の男女の比翼塚(東京都府中市 多磨霊園)
- 吉野太夫と灰屋紹益の比翼塚(京都府京都市北区 常照寺)
- 三勝と半七の比翼塚(奈良県五條市 桜井寺)
- お夏と清十郎の比翼塚(兵庫県姫路市 慶雲寺)
- 心中雪解車事件の鳴戶と梅田末太郎の比翼塚 (台湾 台北市 三板橋共同墓地)