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横芝駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
横芝駅
駅舎(2024年6月)
よこしば
Yokoshiba
松尾 (4.3 km)
(3.8 km) 飯倉
地図
所在地 千葉県山武郡横芝光町横芝1360-2
北緯35度39分42.3秒 東経140度29分28.4秒 / 北緯35.661750度 東経140.491222度 / 35.661750; 140.491222座標: 北緯35度39分42.3秒 東経140度29分28.4秒 / 北緯35.661750度 東経140.491222度 / 35.661750; 140.491222
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 総武本線[1]
キロ程 86.8[1] km(東京起点)
電報略号 ヨハ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
[JR 1]1,147人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1897年明治30年)6月1日[1]
備考 業務委託駅[1]
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横芝駅(よこしばえき)は、千葉県山武郡横芝光町横芝にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)総武本線である[1]

歴史

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総武本線開通当初は松尾駅は開設されておらず、銚子方面へは成東駅の次が当駅であった。開業当初は蒸気機関車の給水駅としての役割も担い、停車時間も長く設定されていた[2]

年表

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駅構造

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駅舎に接して単式ホーム1面1線、北側に島式ホーム1面2線と、合計2面3線を有する地上駅である。ホームは嵩上げされていない。線路はほぼ南西から北東に走り、駅舎は線路の南東側に設けられている。当駅は側線を1本有している。これは駅舎側の単式ホームが松尾方で切り欠かれ、ここに1番線の線路から分岐した側線が入っているものである。2つのホームは駅舎飯倉方にある屋根無し跨線橋で結ばれており、島式ホーム中程に待合所が設置されている。跨線橋にはエレベーターが併設されバリアフリー化されている[8]

駅舎は1998年(平成10年)に屋根の葺き替えや壁面の塗装等が行われ改装されてはいるが、1897年(明治30年)6月1日の総武鉄道本所 - 銚子間全通時の建物が今も使われており、木造平屋建で入母屋造の屋根が特徴である(2024年現在千葉県内最古の駅舎)[1][8][9]。内部には待合所や多機能券売機などがあり、簡易Suica改札機が設置されている。

2005年(平成17年)に業務委託駅になり[1]、成田統括センター(成東駅)が管理、JR東日本ステーションサービスが受託している。有人の出札窓口(みどりの窓口)は2006年(平成18年)に閉鎖され、代わって「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年(平成24年)3月8日限りで廃止され、翌3月9日の初電時刻からは指定席券売機に置き換えられた。しかし、2016年(平成28年)2月15日限りで指定席券売機営業も終了した。ただし、当駅に停車する特急しおさいの専用特急券(座席未指定)を発売する予定である[10]

かつては改札外に売店が設置されていたが、2000年代初頭に閉鎖され、現在は自動販売機飲料水菓子類、新聞)のみが設置されている。また、かつては駅構内からもトイレを利用できたのだが、2024年6月現在では駅構内からのルートは壁が塗り固められており入れなくなってしまっているため、当駅を利用する際には注意が必要である。

のりば

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駅舎(南東に位置する)側を1番線として、以下のようになる。

番線 路線 方向 行先 備考
1・3 総武本線 上り 成東千葉方面[11] 3番線は始発のみ使用
2・3 下り 銚子方面[11]  

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 3番線は銚子方面からの到着も可能であるが、定期ダイヤでは上り列車の待避は行われない。
  • 当駅3番線は非常時に折返し列車が使用することがある。
  • かつて当駅止まりの列車は翌朝まで3番線に留置されていたが、現在は成東駅に回送されている。2002年1月時点では朝に成東発当駅止まりがあり折り返し当駅始発になっていた。[12]
  • 1・2番線は11両編成まで、3番線は6両編成まで対応する[1]

利用状況

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2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員1,147人である[JR 1]

JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 2,269 [* 1]
1991年(平成03年) 2,261 [* 2]
1992年(平成04年) 2,344 [* 3]
1993年(平成05年) 2,326 [* 4]
1994年(平成06年) 2,329 [* 5]
1995年(平成07年) 2,274 [* 6]
1996年(平成08年) 2,264 [* 7]
1997年(平成09年) 2,157 [* 8]
1998年(平成10年) 2,096 [* 9]
1999年(平成11年) 2,103 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 2]1,987 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 3]1,921 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 4]1,837 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 5]1,774 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 6]1,701 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 7]1,601 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 8]1,567 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 9]1,505 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 10]1,489 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 11]1,469 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 12]1,436 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 13]1,408 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 14]1,418 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 15]1,421 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 16]1,382 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 17]1,420 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 18]1,410 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 19]1,406 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 20]1,391 [* 29]
2019年(令和元年) [JR 21]1,358 [* 30]
2020年(令和02年) [JR 22]950
2021年(令和03年) [JR 23]1,039
2022年(令和04年) [JR 24]1,118
2023年(令和05年) [JR 1]1,147

駅周辺

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横芝光町役場
坂田池坂田城

2006年(平成18年)の合併までは旧・横芝町の中心駅であったが、栗山川の対岸の旧・光町には駅がなく、横芝町との合併前からこの駅を玄関口としていた。横芝光町役場(旧・光町役場)は駅の北東約1.5 kmの場所にある。かつては駅の南西約1.2 kmの線路沿いに横芝光町横芝行政センター(旧・横芝町役場)があったが、横芝光町役場に統合された。

駅前には大型バス乗降場、タクシープール及びタクシー乗降場、身体障害者の乗降場を確保している。駅前広場をはさんだ南側に横芝駅前情報交流館「ヨリドコロ」があり[13][9]、東隣にはキスアンドライド待機場(自動車等での送迎待機所)が整備され、西隣にはパークアンドライド用の駐車場がある[8]国道126号千葉県道78号横芝上堺線千葉県道108号横芝停車場白浜線沿いには大型ショッピングセンターや商業施設、飲食店チェーンストア)などが林立する。

主な商業施設

バス路線

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「横芝駅」停留所より、横芝光町循環バスの路線が発着する。そのほか、JR横芝駅~東陽病院~ピアシティ横芝光を結ぶ自動運転バスの通年運行を開始した[14]

その他

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  • 当駅を終着とする列車、始発とする列車(ともに209系2100番台6両)が上下1本ずつある。2010年3月12日までは、終着となる列車は、成東駅止まりの最終列車が成東駅に到着後当駅まで回送されたものであったが、2010年3月13日改正から客扱いが開始された[15]。その後、2023年3月18日改正で総武本線の下り最終列車は成東駅止まりに短縮され、代わりに成東駅行きの特急「しおさい」に接続する形で当駅止まりの列車が新設された[16]

隣の駅

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※特急「しおさい」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

東日本旅客鉄道(JR東日本)
総武本線
松尾駅 - 横芝駅 - 飯倉駅

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 三好好三『総武線 120年の軌跡 東京・千葉を走る列車と駅のあゆみ』JTBパブリッシング、2014年3月1日、109頁。ISBN 9784533096310 
  2. ^ “サケの上る栗山川近くの駅-房総の駅百選”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 8. (1987年3月26日) 
  3. ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、19頁。 
  4. ^ “みどりの窓口リストラ”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 23(夕刊). (2006年7月11日) 
  5. ^ a b Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2019年5月3日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190503211623/https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081218.pdf2018年7月8日閲覧 
  6. ^ 横芝光町,都市再生整備計画 「横芝駅南口周辺地区」 事後評価結果の概要,2016年3月,1頁
  7. ^ JR横芝駅にエレベーターが設置されました”. 横芝光町 (2022年9月29日). 2022年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月25日閲覧。
  8. ^ a b c JR横芝駅舎”. ちば観光ナビ. 千葉県公式観光物産サイト. 2024年4月10日閲覧。
  9. ^ a b “総武本線・千葉県内鉄道の歩み紹介 "最古の駅舎"横芝駅125周年で企画展 レトロなグッズ展示も”. 千葉日報 (千葉日報社). (2021年3月21日). オリジナルの2021年3月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210321055727/https://www.chibanippo.co.jp/news/local/774201 2021年3月21日閲覧。 
  10. ^ 交通新聞社 JR時刻表 2024年2月号
  11. ^ a b 駅構内図(横芝駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月4日閲覧。
  12. ^ 交通新聞社 JR時刻表 2002年1月号
  13. ^ 横芝駅前情報交流館「ヨリドコロ」”. ちば観光ナビ. 千葉県公式観光物産サイト. 2024年4月11日閲覧。
  14. ^ 横芝光町が自動運転バスの通年運航開始”. スマートモビリティJP. モーターマガジン社. 2024年4月16日閲覧。
  15. ^ 広報よこしばひかり2010年2月号 > JR総武本線最終便の横芝駅乗り入れ実現” (PDF). 横芝光町. pp. 14 - 15 (2010年2月1日). 2010年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月29日閲覧。
  16. ^ 2023年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2022年12月16日。オリジナルの2023年3月10日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230310051935/https://www.jreast.co.jp/press/2022/chiba/20221216_c01.pdf2023年9月11日閲覧 

利用状況に関する資料

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  1. ^ 千葉県統計年鑑 - 千葉県
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
千葉県統計年鑑

関連項目

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外部リンク

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