コンテンツにスキップ

松岸駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松岸駅
駅舎(2020年6月)
まつぎし
Matsugishi
地図
所在地 千葉県銚子市長塚町五丁目1260-23
北緯35度44分22.3秒 東経140度47分42.9秒 / 北緯35.739528度 東経140.795250度 / 35.739528; 140.795250座標: 北緯35度44分22.3秒 東経140度47分42.9秒 / 北緯35.739528度 東経140.795250度 / 35.739528; 140.795250
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 キシ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
[JR 1]419人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1897年明治30年)6月1日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 総武本線
キロ程 117.3 km(東京起点)
猿田 (5.5 km)
(3.2 km) 銚子
所属路線 成田線
キロ程 75.4 km(佐倉起点)
千葉から91.5 km
椎柴 (4.4 km)
(- km) (銚子)[* 1]
備考 業務委託駅
  1. ^ 全列車が銚子駅まで乗り入れ。
テンプレートを表示

松岸駅(まつぎしえき)は、千葉県銚子市長塚町五丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。総武本線所属線としており[2]成田線を加えた2路線が乗り入れている。

当駅は線路名称上での成田線の終点であるが、成田線列車は全て総武本線を通じて銚子駅まで乗入れる。特急列車は当駅を通過するが、旅客営業取扱基準規程第151条に定める、分岐駅を通過する列車に乗車する場合に乗車券区間外を往復出来る特例の中に、当駅 - 銚子駅間は含まれていない。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅。ホームは嵩上げされていない。互いのホームは跨線橋で連絡している。単式ホームの北側に接して駅舎が建てられていて、内部には待合所や窓口がある。木造駅舎を備える。

改札口付近には精算所があるが、現在は使用されていない。

成田統括センター(銚子駅)管理のJR東日本ステーションサービスが駅業務を行う業務委託駅で、自動券売機、簡易Suica改札機が設置されている。窓口の営業時間外は自動券売機の代わりに乗車駅証明書発行機を利用することとなる。

のりば

[編集]

この駅は駅舎側のホームが3番線となっており、駅舎から一番遠いホームが1番線である。

番線 路線 方向 行先 備考
1 総武本線 上り 成東八街千葉方面 成田線の一部列車
2 総武本線
成田線
下り 銚子方面 一部の列車
3 成田線 上り 佐原成田・千葉方面  
総武本線
成田線
下り 銚子方面 通常はこのホーム

(出典:JR東日本:駅構内図

後述のように、2番線は総武本線の下り主本線、3番線は成田線の主本線となっているが、下り列車については乗客が跨線橋を渡らずに済むように、総武本線経由・成田線経由ともに3番線に発着するのを基本としている。2番線は特急列車の通過のほか、成田線上り列車との行き違いがある場合や、成田線経由下り列車が総武本線上り列車と接続する場合に使用される。

運転番線 営業番線 ホーム 銚子方面着発 成東方面着発 佐原方面着発 備考
1 1 8両分[7] 到着可 出発可 出発可 総武本線上り主本線
2 2 8両分[7] 出発可 到着可 到着可 総武本線下り主本線
3 3 8両分[7] 到着・出発可 到着・出発可 到着・出発可 成田線上下主本線
  • 主本線を発着する場合は通過が可能[8]
  • 1番線上り出発側、3番線下り出発側に安全側線が設けられており、上下列車の同時進入が可能。安全側線が無い2番線は同時進入出来ない[8]

利用状況

[編集]

2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員419人である[JR 1]

JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 854 [* 1]
1991年(平成03年) 874 [* 2]
1992年(平成04年) 872 [* 3]
1993年(平成05年) 779 [* 4]
1994年(平成06年) 735 [* 5]
1995年(平成07年) 741 [* 6]
1996年(平成08年) 725 [* 7]
1997年(平成09年) 692 [* 8]
1998年(平成10年) 684 [* 9]
1999年(平成11年) 651 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 2]611 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 3]625 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 4]617 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 5]616 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 6]630 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 7]641 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 8]633 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 9]596 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 10]566 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 11]532 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 12]501 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 13]471 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 14]460 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 15]470 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 16]481 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 17]497 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 18]502 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 19]471 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 20]457 [* 29]
2019年(令和元年) [JR 21]468 [* 30]
2020年(令和02年) [JR 22]377
2021年(令和03年) [JR 23]384
2022年(令和04年) [JR 24]401
2023年(令和05年) [JR 1]419

駅周辺

[編集]
松岸駅入口(千葉県道216号飯岡松岸停車場線

銚子市の郊外にあたり、銚子駅付近から市街地が続いている。駅の北側に駅前広場が整備されており、タクシー会社や商店、食堂などがある。駅の北約200メートルのところを、国道356号利根水郷ライン)が東西に走っている。南側は田園地帯となっている。

その他

[編集]
  • 猿田駅 - 当駅間・椎柴駅 - 当駅間は強風の影響を受けやすく、しばしば速度規制や運転中止になる。

隣の駅

[編集]
東日本旅客鉄道(JR東日本)
総武本線
猿田駅 - 松岸駅 - 銚子駅
成田線(当駅 - 銚子駅間は総武本線)
椎柴駅 - 松岸駅 - 銚子駅

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線 16頁
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  3. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線 17頁
  4. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線 23頁
  5. ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線 19頁
  6. ^ a b Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2019年5月3日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190503211623/https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081218.pdf2018年7月8日閲覧 
  7. ^ a b c 三好好三『総武線 120年の軌跡 東京・千葉を走る列車と駅のあゆみ』JTBパブリッシング、2014年3月1日、117頁。ISBN 9784533096310 
  8. ^ a b 今尾恵介『JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳vol.4 水戸・千葉支社管内編』学研プラス、2010年3月19日。ISBN 978-4056057652 

利用状況に関する資料

[編集]
  1. ^ 千葉県統計年鑑 - 千葉県
  2. ^ 銚子市統計書 - 銚子市
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
千葉県統計年鑑

参考文献

[編集]
  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、5-23頁。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]