梅田川 (愛知県)
梅田川 | |
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水系 | 二級水系 梅田川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | 14.4[1] km |
流域面積 | 89[1] km2 |
水源 | 豊橋市雲谷町 |
河口・合流先 | 三河湾(豊橋市) |
流域 | 愛知県、静岡県 |
梅田川(うめだがわ)は、愛知県東部の東三河地方を流れる河川。二級水系の本流である[2]。
概要
[編集]愛知県豊橋市雲谷町東部の普門寺付近を源流として南に流れ、静岡県湖西市に入り境川が合流すると西に流れを変える[1][2][3]。再び愛知県豊橋市に入り精進川・落合川・坪口川・浜田川・西ノ川などが合流し、河口近くで内張川と合流した後に豊橋市船渡町で三河湾へと注ぐ[1][2][3][4]。源流付近では「半尻川」と呼ばれるが、県境をまたいで湖西市梅田付近から「梅田川」と改称される[1][2][3]。流路延長は約14.4キロメートル、流域面積は約89平方キロメートル[1][3]。
流域内人口は2019年(令和元年)時点で約11万人[3]。流域の土地利用状況は2009年(平成21年)時点で原野や畑が約半分の51%を占め、市街地(26%)、水田(14%)、山地(7%)と続く[3]。流域の工業地化、宅地化によって一時水質汚濁が悪化していたが、廃水規制による水質の浄化や、花と緑の水辺づくり事業による環境の保全・育成が図られている[2]。なお、河口近くの植田橋のやや上流側には芦原が広がっている[2]。
梅田川流域の地形は源流近くの北東部に弓張山地、梅田川沿いに低地が見られる程度の起伏状況である[3]。流域内のほとんどが台地であり、右岸側が高師原台地、左岸側が天伯原台地と呼ばれる[3]。地質は台地が未固結や半固結の礫を主とする洪積層が広く分布し、梅田川および支流沿いは5ミリメートルほどの砂泥礫互層の沖積層となっている[3]。
落合川が合流する付近を「二川」と呼ぶが、これは「梅田川と落合川の二川が合流する地点」が地名の由来であり、江戸時代には東海道の33番目の宿場である「二川宿」が整備されていた[2][3]。
主な支流
[編集]二級河川と準用河川を下流側から順に記載する[1][3][5][6]。
河川 | よみ | 次数 | 種別 | 管理者 | 主な経過地 | 河川延長 (km) |
備考 |
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梅田川 半尻川 |
うめだがわ はんじりがわ |
本川 | 二級河川 | 愛知県 静岡県 |
豊橋市、湖西市 | 14.4 | |
山崎川 | やまざきがわ | 1次支川 | 準用河川 | 豊橋市 | 豊橋市 | ||
内張川 | うちばりがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県 | 豊橋市 | 4.1 | |
水無川 | みずなしがわ | 2次支川 | 準用河川 | 豊橋市 | 豊橋市 | ||
西ノ川 | にしのかわ | 1次支川 | 二級河川 準用河川 |
愛知県 豊橋市 |
豊橋市 | 4.3 | |
浜田川 | はまだがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県 | 豊橋市 | 3.7 | |
八田平川 | やたひらがわ | 1次支川 | 準用河川 | 豊橋市 | 豊橋市 | ||
坪口川 | つぼぐちがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県 | 豊橋市 | 1.7 | |
権茂川 | ごんもがわ | 1次支川 | 準用河川 | 豊橋市 | 豊橋市 | ||
火打坂川 | ひうちざかがわ | 1次支川 | 準用河川 | 豊橋市 | 豊橋市 | ||
沢渡川 | さわたりがわ | 1次支川 | 準用河川 | 豊橋市 | 豊橋市 | ||
新橋川 | しんばしがわ | 1次支川 | 準用河川 | 豊橋市 | 豊橋市 | ||
落合川 | おちあいがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県 | 豊橋市 | 4.4 | |
精進川 | しょうじんがわ | 1次支川 | 二級河川 準用河川 |
愛知県 豊橋市 |
豊橋市 | 1.7 | |
境川 | さかいがわ | 1次支川 | 二級河川 | 愛知県 静岡県 |
豊橋市、湖西市 | 4.7 | |
大沢川 | おおさわがわ | 2次支川 | 準用河川 | 湖西市 | 湖西市 |
流域の自治体
[編集]流域に存在する施設等
[編集]主な橋梁
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g しずおか河川ナビゲーション. “梅田川水系 川の紹介”. 2023年7月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 豊橋百科事典編集委員会 編 2006, p. 90.
- ^ a b c d e f g h i j k 愛知県・静岡県. “二級河川梅田川水系河川整備計画” (PDF). 2023年7月19日閲覧。
- ^ “名称不明/梅田川 [2300120001 梅田川水系 地図 | 国土数値情報河川データセット]”. ROIS-DS Center for Open Data in the Humanities. 2024年8月26日閲覧。
- ^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川コード表編)” (PDF). 2023年6月20日閲覧。
- ^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川模式図編)” (PDF). 2023年6月20日閲覧。
- ^ a b c 豊橋百科事典編集委員会 編 2006, p. 82.
参考文献
[編集]- 中日新聞社開発局 編『愛知百科事典』中日新聞社、1977年10月。
- 豊橋市厚生部公害課 編『梅田川水質汚濁負荷量調査報告書』豊橋市厚生部公害課、1993年3月。
- 豊橋百科事典編集委員会 編『豊橋百科事典』豊橋市文化市民部文化課、2006年12月。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、梅田川 (愛知県)に関するカテゴリがあります。