梅小路京都西駅
梅小路京都西駅 | |
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駅舎(2019年9月) | |
うめこうじきょうとにし Umekōji-Kyōtonishi | |
◄JR-E01 京都 (1.7 km) (0.8 km) 丹波口 JR-E03► | |
所在地 | 京都市下京区観喜寺町3番地 |
駅番号 | JR-E02 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陰本線(嵯峨野線) |
キロ程 | 1.7 km(京都起点) |
電報略号 | シヨ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,301人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 2019年(平成31年)3月16日[1] |
備考 |
直営駅 みどりの券売機プラス設置駅 京都市内駅[2] |
梅小路京都西駅(うめこうじきょうとにしえき)は、京都府京都市下京区観喜寺町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である[3]。駅番号はJR-E02[4]。
「嵯峨野線」の愛称区間に含まれている。2019年(平成31年)3月16日に開業し、山陰本線では2008年(平成20年)3月15日の梶栗郷台地駅以来11年ぶりの新駅開業となった。
歴史
[編集]建設の経緯
[編集]近隣に所在する梅小路公園には梅小路蒸気機関車館や2012年3月14日に開業した京都水族館があり、さらに、梅小路蒸気機関車館が拡張・改装されて2016年4月29日に京都鉄道博物館となり観光客が大幅に増加したが、最寄り駅である京都駅から約1.7 km離れていることからアクセスがしばしば議論の的となっていた。2014年5月、京都商工会議所は観光客の利便と地域経済振興を図るため京都駅 - 丹波口駅間への新駅設置を提案したほか[5]、同年8月には京都市も検討を開始した[6]。
2015年2月2日、京都市はJR西日本と新駅設置の合意書に署名し、新駅の総建設費約49億円のうち、JR西日本が19億円、京都市が15億円を負担し、残りの15億円は国の補助金でまかなうことを決定し[7][8]、事業化が決定した。
なお、1994年には全国都市緑化フェアの期間中、当駅から約600 m京都方の京都貨物駅近くに臨時駅「緑化フェア梅小路駅」が設置されていた。
駅名の由来
[編集]京都市は2018年(平成30年)3月から4月にかけて新駅名を公募し、総計1,257件の応募があったが、そのうち「梅小路」が224件、「梅小路公園」が205件の応募があった[9]。
これを受け検討がなされた結果、同年7月20日、JR西日本京都支社と京都市は共同で記者会見を行い、駅名を「梅小路京都西」とすると発表した[9]。当駅に隣接する梅小路公園は周辺地域を象徴する存在として地域住民に親しまれているほか、前述の公募では含まれるキーワード別の集計で「梅小路」の名称が応募最多数の836件で使用されていた。また、当地は京都駅の西側約1.7キロメートルに位置し、京都観光の新たなサブゲートとなることを見据えて「京都」「西」を付した名称となった。
なお、駅名決定までの仮駅名は「JR七条駅」であった[10]。
年表
[編集]- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)9月30日 - 10月1日:新駅建設に伴い、高架橋架替工事が行われる[13][14]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年)3月16日:山陰本線(嵯峨野線)の京都駅 - 丹波口駅間に新設開業[1]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を持つ高架駅で、改札内にはバリアフリー対応のトイレや飲料自販機・自動精算機が設置されている。
嵯峨野線の駅では初めてホームドアを設置した。同駅設置工事にともなって廃止された短絡線に屋根を設け、横断歩道橋として活用することで七条通り北側への回遊性向上を狙うとしている[3]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 嵯峨野線 | 上り | 京都方面[15] |
2 | 下り | 嵯峨嵐山・園部・福知山方面[15] |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
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駅入口(2019年3月)
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ホーム(2019年3月)
利用状況
[編集]1日の平均乗車人員は以下の通りである[16]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2019年 | 2,415 |
2020年 | 1,906 |
2021年 | 2,345 |
2022年 | 3,301 |
駅周辺
[編集]- 梅小路公園
- 京都市中央卸売市場第一市場(愛称「京朱雀市場」)
- 龍谷大学大宮キャンパス
- 西本願寺
- 興正寺
- 七条通商店街
- さんこうじ整形外科
- 京都貨物駅
- 梅小路ハイライン(廃線となった梅小路短絡線を利用したイベントスペース)
バス路線
[編集]京都市営バス・京阪京都交通の「梅小路公園・JR梅小路京都西駅前」停留所と、京都市営バスの「梅小路公園・京都鉄道博物館前」停留所が至近。このほか、京都市営バス・京阪京都交通・西日本ジェイアールバスの「七条大宮・京都水族館前」停留所も近い。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 『2019年3月16日にダイヤ改正を実施します』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道近畿統括本部、2018年12月14日、6頁。オリジナルの2020年12月22日時点におけるアーカイブ 。2021年1月18日閲覧。
- ^ 記者会見時に公開された駅名標に「京」の文字が表記されている。“JR西日本、京都鉄道博物館前の新駅名を「梅小路京都西」駅に決定。梅小路地域活性化や京都駅の機能分散を目指す”. トラベル Watch. (2018年7月20日) 2018年9月1日閲覧。
- ^ a b c 『JR嵯峨野線 京都・丹波口間新駅 駅名決定について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2018年7月20日 。2018年7月20日閲覧。
- ^ 嵯峨野線の駅ナンバリングは当駅開業前の2018年3月17日に導入されたが、当駅が既に建設中のため当初より欠番となっていた。
- ^ “梅小路公園周辺の賑わい整備促進についての要望” (PDF). 京都商工会議所 (2014年5月8日). 2024年9月25日閲覧。
- ^ 「京都市とJR西、「梅小路新駅」へ検討会 来年1月にも結論」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2014年8月20日。2024年9月25日閲覧。
- ^ a b 『嵯峨野線都〜丹波口駅間 新駅設置に関する京都市との合意について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年2月2日 。2015年3月11日閲覧。
- ^ “京都-丹波口間に新駅”. 交通新聞: pp. 1. (2015年2月4日)
- ^ a b “JR嵯峨野線 京都・丹波口間新駅設置事業 駅名募集結果発表!”. 京都市. 2018年7月22日閲覧。
- ^ “JR西日本グループ中期経営計画2017 進捗状況と今後の重点取り組み(アップデート)” (PDF). 西日本旅客鉄道. p. 10 (2015年4月30日). 2018年7月22日閲覧。
- ^ a b 『嵯峨野線 京都〜丹波口駅間新駅設置に関する事業基本計画の変更認可申請ならびに東海道線(梅小路〜丹波口間)の廃止届出書の提出について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年2月27日 。2015年3月11日閲覧。
- ^ 『嵯峨野線 京都〜丹波口駅間 新駅デザインなど概要決定』(プレスリリース)西日本旅客鉄道 。2016年8月15日閲覧。
- ^ 嵯峨野線(山陰線)高架橋架替工事に伴う列車の運休および道路の通行止めについて - JR西日本、2017年7月19日
- ^ 嵯峨野線(山陰線)高架橋架替工事に伴う列車の運休について - JR西日本、2017年8月24日
- ^ a b “梅小路京都西駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月13日閲覧。
- ^ 京都府統計書による。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 梅小路京都西駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 「京都観光の新たなサブゲート」梅小路京都西駅開業 - 西日本旅客鉄道
- JR嵯峨野線 京都・丹波口間新駅設置事業 - 京都市建設局(京都市情報館)