松本凌人
横浜DeNAベイスターズ #34 | |
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2024年4月9日、横浜スタジアムにて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府四條畷市 |
生年月日 | 2001年12月5日(22歳) |
身長 体重 |
183 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2023年 ドラフト2位 |
初出場 | 2024年4月3日 |
年俸 | 1200万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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松本 凌人(まつもと りょうと、2001年12月5日 - )は、大阪府四條畷市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。横浜DeNAベイスターズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]父親は元競輪選手の松本久(ひさし。67期、2012年引退)。兄弟は兄がいる[2]。
神戸国際大学附属高等学校に進学後、1年冬にかつて東京ヤクルトスワローズで活躍した林昌勇を参考にサイドスローへ転向した[3]。3年夏の兵庫大会では、決勝で中森俊介、水上桂、来田涼斗らを擁する明石商業と対戦。先発して8回まで無失点に抑えたが、1点リードの9回にピンチを招いて降板し、救援が打たれて逆転負けを喫した[4]。
高校卒業後は名城大学へ進学。2年春の全日本大学野球選手権大会では、沖縄大学との初戦で仲地礼亜と投げ合い完封勝利した[5]。4年春は新たな球種シンカーを習得する過程で不調に陥ったが、同年秋は復活し、リーグ優勝に貢献した[3]。
2023年10月26日に開催されたドラフト会議にて、横浜DeNAベイスターズから2位指名を受けた[3]。チームメイトの岩井俊介も同じく2位で福岡ソフトバンクホークスから指名された[6]。11月18日に契約金7000万円、年俸1200万円で入団に合意した(金額は推定)[1]。背番号は34[7]。
DeNA時代
[編集]2024年は、中継ぎ投手として開幕一軍入りを果たし[8]、4月3日の阪神タイガース戦(京セラドーム大阪)で、3点ビハインドの8回一死一二塁の場面でプロ初登板を迎え、シェルドン・ノイジーを右飛、梅野隆太郎を空振り三振に抑えた[9]。8試合目の登板となった4月28日の読売ジャイアンツ戦(横浜スタジアム)で1回2失点を喫してからは登板機会がなく、5月6日に登録を抹消された[10]。抹消後、二軍戦15試合に登板して防御率1.50の成績を残すと、7月4日に再度出場選手登録された[11]。しかし、一軍復帰後2試合目の登板となる13日の巨人戦(東京ドーム)で、1点ビハインドの場面で2番手として登板するも無死満塁のピンチを招いて1回を投げ切れずに4失点を喫し、翌日に登録を抹消された[12][13]。その後の一軍昇格は無かった。
選手としての特徴
[編集]大学時代は、ノーワインドアップから打者に背を向けるトルネードでタメをつくり、角度ある直球を投げ込む変則サイドスロー[14][15]。球種は最速153km/hのストレートに加え、スライダー、カットボール、スプリット、シンカー、カーブと多彩な変化球を操っていたが[16]、プロ入り後は本ページの上記画像のようにワインドアップからの投球も見せている。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2024 | DeNA | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 50 | 10.2 | 10 | 0 | 6 | 1 | 2 | 3 | 0 | 0 | 7 | 7 | 5.91 | 1.50 |
通算:1年 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 50 | 10.2 | 10 | 0 | 6 | 1 | 2 | 3 | 0 | 0 | 7 | 7 | 5.91 | 1.50 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2024 | DeNA | 10 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 10 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2024年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 投手記録
- 初登板:2024年4月3日、対阪神タイガース2回戦(京セラドーム大阪)、8回裏に4番手で救援登板・完了、2/3回無失点
- 初奪三振:同上、8回裏に梅野隆太郎から空振り三振
- 初ホールド:2024年4月23日、対阪神タイガース4回戦(横浜スタジアム)、11回表に7番手で救援登板、2/3回無失点
背番号
[編集]- 34(2024年 - )
脚注
[編集]- ^ a b 「【DeNA】ドラ2松本凌人「チームの中心、そして日本代表する投手に」憧れは元ヤクルト林昌勇」『日刊スポーツ』2023年11月18日。2024年3月9日閲覧。
- ^ 「DeNA2位・松本凌人の父親は元競輪S級選手 教育方針は「泣くほど練習したんか?」」『日刊ゲンダイ』2023年11月22日。2023年11月23日閲覧。
- ^ a b c 「【ドラフト会議】DeNAが名城大・松本凌人投手を2位指名!MAX153キロ長身サイド シンカーも魅力」『スポニチ Sponichi Annex』2023年10月26日。2023年10月28日閲覧。
- ^ 「神戸国際大付・松本「最後まで…」9回無念/兵庫」『日刊スポーツ』2019年7月29日。2023年10月28日閲覧。
- ^ 「日本一のサイドスローへ!DeNA2位・名城大・松本凌人投手、大学時代5度候補・侍ジャパン入りも狙う【ドラフト会議】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年10月26日。2023年10月28日閲覧。
- ^ 「【ドラフト会議】名城大の松本&岩井の剛腕コンビはともに2位指名「縁があったのかな」」『スポニチ Sponichi Annex』2023年10月26日。2023年10月28日閲覧。
- ^ 「【DeNA】新入団選手記者発表会で背番号発表 ドラ1度会隆輝は父博文さんと同じ「4」に決定」『日刊スポーツ』2023年11月24日。2024年3月9日閲覧。
- ^ 「DeNAドラフト2位・松本凌人、開幕を1軍で迎え意気込み「どんどん自信をつけていきたい」」『中日スポーツ』2024年3月29日。2024年4月9日閲覧。
- ^ 「【DeNA】ドラ2・松本凌人が地元大阪でプロ初登板 見事な火消しを披露「自分のパフォーマンスを出すことができた」」『スポーツ報知』2024年4月3日。2024年4月9日閲覧。
- ^ 「【DeNA】筒香嘉智が1軍昇格 三浦監督は“スタメン起用”を明言 ドラ2の松本凌人が抹消」『日テレNEWS NNN』2024年5月6日。2024年7月4日閲覧。
- ^ 「【DeNA】松本凌人が2カ月ぶりに1軍再昇格 三浦監督「状態がいいと報告を受けてます」」『日刊スポーツ』2024年7月4日。2024年7月4日閲覧。
- ^ 「【DeNA】2日連続で救援陣粘れず連敗「松本凌を抹消して康晃を呼びます」三浦監督」『日刊スポーツ』2024年7月13日。2024年7月31日閲覧。
- ^ 「DeNA連敗…三浦監督が明言 中継ぎ陣てこ入れへ「(山崎)康晃を呼びます」松本凌を抹消」『Sponichi Annex』2024年7月13日。2024年7月31日閲覧。
- ^ 「【中日】ドラフト上位候補に名城大最速153キロ右腕の松本凌人リストアップ」スポーツ報知、2023年10月24日。2023年11月28日閲覧。
- ^ 「【DeNA】ドラフト2位松本凌人「男の中の男」三浦監督サプライズ指名あいさつに大感激」スポーツ報知、2023年10月27日。2023年11月28日閲覧。
- ^ 「【ドラフト会議】DeNAが名城大・松本凌人投手を2位指名!MAX153キロ長身サイド シンカーも魅力」スポーツニッポン、2023年10月26日。2023年11月28日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 松本凌人 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手名鑑 - 横浜DeNAベイスターズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE