東釧路駅
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東釧路駅 | |
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駅舎(2018年9月) | |
ひがしくしろ Higashi-Kushiro | |
所在地 | 北海道釧路市貝塚2丁目23-76 |
駅番号 | ○B54 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
電報略号 | ヒク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
112人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)3月16日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 根室本線(花咲線) |
キロ程 | 175.0 km(新得起点) |
◄K53 釧路 (2.9 km) (1.2 km) 武佐► | |
所属路線 | ■釧網本線 |
キロ程 | 0.0 km(東釧路起点) |
◄*(釧路) (- km) (7.4 km) 遠矢 B55► | |
備考 | 無人駅 |
* 全列車が釧路駅まで乗り入れ。 |
東釧路駅 | |
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ひがしくしろ HIGASHIKUSHIRO | |
所属事業者 | |
駅構造 | 地上駅 |
廃止年月日 | |
乗入路線 | |
所属路線 | 根室本線(貨物支線) |
キロ程 | 0.0 km(東釧路起点) |
(1.5 km) 天寧► | |
所属路線 | 太平洋石炭販売輸送臨港線 |
キロ程 | 0.0 km(東釧路起点) |
◄城山 (2.2 km) | |
所属路線 | 太平洋石炭販売輸送城山線 |
キロ程 | 0.0 km(東釧路起点) |
(3.3 km) 春採► | |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
東釧路駅(ひがしくしろえき)は、北海道釧路市貝塚2丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅である。駅番号はB54。事務管理コードは▲110438[2][3]。
当駅の所属線である根室本線[1]に、当駅を起点とする釧網本線が乗り入れ、さらにかつては釧路臨港鉄道の接続駅としての役割があった。また現在、複数の鉄道路線が接続する駅としては日本最東端[注釈 1]にあたる。
歴史
[編集]天寧駅の扱いについては「天寧駅」を参照
- 1925年(大正14年)3月16日:鉄道省根室本線釧路駅 - 上別保駅(→別保駅)間に別保信号場(べっぽしんごうじょう)を開設し[4]、以下のように取扱い。
- 1927年(昭和2年)9月15日:釧網本線釧路駅 - 標茶駅間開業[7]。釧路駅 - 当信号場が根室本線・釧網本線の重複区間となり、当信号場を釧網線とその他省線(天寧駅を含む)・釧路臨港鉄道との接続点として貨物運賃を計算[8]。
- 1928年(昭和3年)11月11日:東釧路駅として開業(一般駅)[9]、釧網線の起点を釧路駅から当駅に変更する[10]。駅舎を北側に設置。
- 1937年(昭和12年)1月10日:釧路臨港鉄道が当駅 - 城山駅間で運輸営業開始[11]。
- 1940年(昭和15年)1月15日:天寧駅への支線が引き直され、施設上も起点が釧路駅から当駅となる[12][13][14]。
- 1957年(昭和32年)1月17日:駅舎改築[15]。
- 1962年(昭和37年)1月15日:車扱い貨物取扱い廃止[1]。釧路臨港鉄道との連絡貨物は継続。
- 1963年(昭和38年)11月1日:釧路臨港鉄道の旅客営業廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止[15]。貨物支線廃止[16]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:駅員配置が運転扱い要員のみとなる[15]。釧路臨港鉄道乗り入れ廃止[17]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[1]。
- 1994年(平成6年)3月15日:運転扱いをPRC化し無人化[15]。
駅名の由来
[編集]信号場時代の名称「別保」については「別保駅」を参照
別保信号場から駅になる際、釧路市の東方に位置することから名付けられた[18]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線の地上駅。駅舎とホームの間はかつて側線などが敷かれていたためやや距離があり、通路と構内踏切で結ばれる。原則として1番のりばが釧網本線、2番のりばが根室本線(花咲線)となるが、両線ともどの方向にも発着できる構造となっている[19]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■釧網本線 | 上り | 摩周・網走方面 |
下り | 釧路方面 | ||
2 | ■根室本線 (花咲線) |
上り | |
下り | 厚岸・根室方面 |
-
待合室(2018年9月)
-
ホーム(2018年9月)
-
構内踏切(2018年9月)
-
釧網本線0 kmポスト(2018年9月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 69 | [20] | |||
2016年(平成28年) | 151.8 | [JR北 1][JR北 2] | |||
2017年(平成29年) | 149.6 | [JR北 3][JR北 4] | |||
2018年(平成30年) | 138.6 | [JR北 5][JR北 6] | |||
2019年(令和元年) | 133.0 | [JR北 7][JR北 8] | |||
2020年(令和 | 2年)133.8 | [JR北 9] | |||
2021年(令和 | 3年)133.4 | [JR北 10] | |||
2022年(令和 | 4年)130.8 | [JR北 11] |
駅周辺
[編集]かつては太平洋炭礦の関連各社のオフィスや工場が周辺に立地していたが、現在は郊外への移転により大型小売店や宅地などへと転換されている。
さらに、駅構内の土地のほとんどが国鉄清算事業団による払い下げで、急速に宅地化が進んでいる[21]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]本文
[編集]- ^ a b c d 石野 1998, p. 882.
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、233頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c 内閣印刷局, ed (1925-03-10). “鉄道省告示 第26号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (3762) .
- ^ 内閣印刷局, ed (1925-03-26). “彙報 地方鉄道貨物運輸開始 釧路臨港鉄道株式会社、南海鉄道株式会社(鉄道省)”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (3775) .
- ^ 内閣印刷局, ed (1923-09-25). “鉄道省告示 第183号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (3328) .
- ^ 内閣印刷局, ed (1927-09-08). “鉄道省告示 第198号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (210) .
- ^ 内閣印刷局, ed (1927-09-08). “鉄道省告示 第199号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (210) .
- ^ 内閣印刷局, ed (1928-11-08). “鉄道省告示 第259号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (562) .
- ^ 内閣印刷局, ed (1928-11-08). “鉄道省告示 第260号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (562) .
- ^ 内閣印刷局, ed (1937-01-23). “彙報 地方鉄道運輸開始 釧路臨港鉄道株式会社(鉄道省)”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (3015) .
- ^ 内閣印刷局, ed (1940-01-13). “鉄道省告示 第13号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (3903) .
- ^ 内閣印刷局, ed (1940-01-13). “鉄道省告示 第14号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (3903) .
- ^ 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、173頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ a b c d 『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道株式会社釧路支社、2001年12月25日、93, 113, 116, 129頁。
- ^ 石野 1998, p. 885.
- ^ 『鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、126頁。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、153頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 『北海道 釧網本線』 p. 89
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、871頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ 『北海道鉄道駅大図鑑』 p. 269
- ^ “貝塚3丁目”. NAVITIME. 2019年11月14日閲覧。
- ^ “貝塚1丁目”. NAVITIME. 2019年11月14日閲覧。
- ^ 下り順に記載。路線は当駅が起点。
JR北海道
[編集]- ^ 「根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ 「釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “根室線(釧路・根室間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “根室線(釧路・根室間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
参考文献
[編集]- グループ169.1『北海道 釧網本線』(1999年)
- 北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』(2001年)
- 本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社(2008年) ISBN 978-4-89453-464-3
- 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 東釧路|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company