東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント
パン・パシフィックオープン | |
---|---|
WTAツアー | |
開始年 | 1984年 |
回 | 38 (2023) |
開催地 |
Japan Tokyo (1984–1992; 1994–2017; 2022–present) Yokohama (1993) Tachikawa (2018) Osaka (2019) |
会場 |
東京体育館 (1984–1985; 1991–1992; 1994–2007) 代々木第二体育館 (1986–1987; 1990) 湘南スポーツセンター (1986–1988) 青山学院記念館 (1988–1989) 早稲田大学記念会堂 (1990) 横浜アリーナ (1993) 有明テニスの森公園 (2008–2017; 2022–present) アリーナ立川立飛 (2018) 靱テニスセンター (2019) |
カテゴリ | 500 |
サーフェス |
Carpet / indoor (1984–2007) Hard / outdoor (2008–2017,2019,2022–) Hard / indoor (2018) |
ドロー | 28M / 24Q / 16D |
賞金総額 | $757,900 (2022) |
前回優勝 | |
シングルス | ベロニカ・クデルメトワ |
ダブルス |
Gabriela Dabrowski Giuliana Olmos |
東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント(とうレ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント、Toray Pan Pacific Open Tennis Tournament)は、毎年10月に日本で開催されているWTAツアー大会の一つ。日本最大の国際女子プロテニス大会である。略称は東レPPOテニス。トーナメントカテゴリーはWTA500。
歴史
[編集]主催は東レ・パン・パシフィック・テニス実行委員会(ADKマーケティング・ソリューションズ他)、特別協賛は東レ株式会社。前身となる大会は1973年より開催された日本初の女子プロテニスサーキット「東レシルックトーナメント」で、この大会は東京12チャンネルで中継されていた。
1984年にアジア初で最大の国際女子公式戦である「東レ・パン・パシフィック・テニス」に生まれ変わり、放送局もTBSに変更となった。最初の2回は年末の12月に行われ、何度かの開催時期変更を経て、1990年からは全豪オープン終了直後の1月末から2月初頭(第1週)開催で定着した。トーナメントカテゴリーは1992年までWTAティアIIだったが、1993年からWTAティアIに昇格した。
会場は東京体育館(渋谷区)が使用できない場合、代々木第二体育館(渋谷区)、湘南スポーツセンター(藤沢市)、青山学院記念館(渋谷区)、早稲田大学記念会堂(新宿区)、横浜アリーナ(横浜市)などが使用された。
真夏の南半球メルボルンから即座に真冬の北半球東京へ移動するスケジュールは、この大会に出場する女子選手たちにとってハードな調整が要求された。また、この大会で使用されていた人工芝コート「東レ・スパックターフ」は世界最速ともいわれるほどの超高速サーフェスであった。2007年は、日本国内の大会では初めてオンコート・コーチングが実施された。
2008年以降はWTAの決定により、アジアで行われる大会を9月に集中して開催することを決定。これにより全米オープン後の9月中旬・下旬(年によっては10月初頭におよぶ)開催となり、会場も有明テニスの森公園に変更されることとなった。2008年は9月中旬に開催され、国内のツアー大会では初めて、ビデオ判定制度「ホーク・アイ」が導入された。
2009年からトーナメントカテゴリーがWTAプレミア5(現:WTA1000)に、開催期間も9月下旬に変更され、同じ有明テニスの森公園で行われる男子・ジャパン・オープン・テニス選手権「楽天オープン」の開催日程の都合で決勝戦がこれまでの日曜日から土曜日に1日繰り上がった。
2014年当初、本大会はWTAツアー日程から外され、同週の大会に武漢で武漢オープンが行われることが決まり、大会の存続が危ぶまれていたが、カールスバッドで開催されていた南カリフォルニア・オープンの権利を借りて2014年度以降も開催されることが決定した。これまでより1週前の9月第3週の開催になり、トーナメントカテゴリーはWTAプレミア5からWTAプレミア(現:WTA500)に降格となった[1]。決勝戦は日曜日に戻っている。
2020年東京オリンピックへ向けて施設改修工事に入った有明に代わって、2018年はアリーナ立川立飛(立川市)で開催され[2]、2019年は靱テニスセンター(大阪市)で開催された[3]。2020年・2021年はコロナの影響で中止。
優勝杯
[編集]優勝者に贈られるトロフィーは、日本開催の大会にふさわしく蒔絵が施された漆器の皿(シングルス)と羽子板(ダブルス)になっている。(2003年以降)
また、プレゼンターは東レキャンペーンガールが務める。
放送
[編集]- TV放送はTBSをキー局にJNN系列28局ネットで中継録画していた。
- 2008年までは週末の午後、1時間30分の番組として放送された。(日曜日はほぼ「別府大分毎日マラソン大会」の後に放送した。)
- 2009年以後は土曜日のみ全国ネットの放送となり、「オールスター感謝祭」と並ぶように特番が集中していた。
- 2011年以降は前の「CBCスペシャルドラマ」が別の週の土曜日に移行した。
- 2017年はBS-TBSで準決勝以降を生中継で放送した。またDAZNでも配信されていた。
- 2018年はWOWOWが放映権を取得した為、TBSでは録画放送となった。
- CS放送では2017年までGAORAが準々決勝までを生中継(一部ニアライブになる場合あり)、準決勝以降を録画で放送していた。
大会歴代優勝者
[編集]シングルス
[編集]ダブルス
[編集]脚注
[編集]- ^ “規模縮小して大会存続=有明で9月開催変わらず-東レテニス”. 時事ドットコム. (2013年9月27日). オリジナルの2013年10月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ 第35回大会 2018年 東レ パン・パシフィックテニス公式サイト
- ^ 第36回大会 2019年 東レ パン・パシフィックテニス公式サイト
- ^ a b “Tokyo Indoor Japan Women's Singles” (英語). WTA. 2012年1月9日閲覧。
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- ^ a b “Pan Pacific Open” (英語). WTA. 2012年1月9日閲覧。
- ^ a b “Toray Pan Pacific Open” (英語). WTA. 2012年1月9日閲覧。
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- ^ a b “Pan Pacific Open” (英語). WTA. 2012年1月9日閲覧。
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- ^ a b “Toray Pan Pacific Open” (英語). WTA. 2012年10月1日閲覧。
- ^ a b “Toray Pan Pacific Open” (英語). WTA. 2013年10月9日閲覧。
- ^ a b “Toray Pan Pacific Open” (英語). WTA. 2014年10月10日閲覧。
- ^ a b “Toray Pan Pacific Open” (英語). WTA. 2015年10月26日閲覧。
- ^ a b “Toray Pan Pacific Open” (英語). WTA. 2016年10月17日閲覧。
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- ^ a b “Toray Pan Pacific Open” (英語). WTA. 2018年10月17日閲覧。
- ^ a b “Toray Pan Pacific Open” (英語). WTA. 2019年10月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- 東レPPOテニス
- 東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント - WTAによる大会紹介ページ