朝鮮労働党中央委員会本部庁舎
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概要 | |
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所在地 |
朝鮮民主主義人民共和国 平壌市中区域蒼光洞 |
座標 | 北緯39度1分4秒 東経125度44分39秒 / 北緯39.01778度 東経125.74417度座標: 北緯39度1分4秒 東経125度44分39秒 / 北緯39.01778度 東経125.74417度 |
朝鮮労働党中央委員会本部庁舎(ちょうせんろうどうとう ちゅうおういいんかい ほんぶちょうしゃ、朝: 조선노동당 중앙위원회 본부청사)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の支配政党である朝鮮労働党の中央委員会本部が入居している施設である。
概要
[編集]朝鮮民主主義人民共和国では「朝鮮労働党1号庁舎(조선로동당 1호 청사)」と呼ばれ、大韓民国(韓国)ではマスコミを中心に「労働党本部庁舎(노동당 본부청사)」[1]、または「労働党本館(노동당 본관)」と呼ばれている。なお、「1号」とは北朝鮮の最高指導者である金正恩に対して用いられる用語[2]である。
庁舎は金正恩の父である金正日の時代も含めて外部に公開されておらず[1]、主に朝鮮労働党中央委員会の総会や政治局会議[3]、朝鮮労働党中央軍事委員会の会議などといった党の重要会議で使用されてきたが、2018年3月に韓国の文在寅大統領が派遣した特使団が金正恩と会談した際に初めて公開され、その後もアメリカ合衆国のマイク・ポンペオ国務長官や中華人民共和国の王毅国務委員兼外相など海外の要人との会談や宴席などで使用されるようになった。
施設構成と用途
[編集]本庁舎には金正恩の執務室と韓国の大統領秘書室に相当する朝鮮労働党組織指導部、核シェルター[4]、秘書室[5]が設置されている。
別館は会議棟となっており、党中央委員会総会などが開催されることが多い[6]。
付属施設として16号官邸と呼ばれる施設や最高指導者専用の診療所が設置されているが、診療所は2020年2月に撤去されていたことが衛星画像の解析によって判明した[7]。
脚注
[編集]- ^ a b “金正恩氏 本気示す?=朝鮮労働党本庁で南北首脳会談”. 聯合ニュース. (2018年9月18日) 2020年5月1日閲覧。
- ^ “金正恩氏の動静がまた途絶える…経済特区「封鎖」の動き”. デイリーNKジャパン. (2020年5月13日) 2020年5月17日閲覧。
- ^ “「コロナ、我々の闘争に障害」北朝鮮で党政治局会議”. デイリーNKジャパン. (2020年4月12日) 2020年5月17日閲覧。
- ^ [2017 한반도 大위기 시나리오] 제한적 북폭 → 휴전 "서울 불바다는 없다", 신동아, 2017.08.20.
- ^ “The Personal Secretariat”. 12 April 2020閲覧。
- ^ 「世界は新たな戦略兵器を目撃する」金正恩氏、党総会で宣言 - デイリーNKジャパン、2020年1月1日配信。
- ^ “North Korean ruling party HQ sees more upgrades ahead of major April events”. NK News. 12 April 2020閲覧。