曽村保信
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人物情報 | |
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生誕 | 1924年9月15日(100歳) |
死没 | 2006年7月20日(81歳没) |
出身校 | 東京帝国大学 |
学問 | |
研究分野 | 国際政治学、国際法学、地政学、外交史 |
研究機関 |
東京外国語大学 東京理科大学 戦略国際問題研究所 |
曽村 保信(曾村保信、そむら やすのぶ、1924年〈大正13年〉9月15日[1] - 2006年〈平成18年〉7月20日)は、日本の国際政治学者、国際法学者、地政学者、外交史家。東京外国語大学講師、東京理科大学教授、戦略国際問題研究所研究員を歴任。
国際法、国際政治を専門とし、『地政学入門』(中公新書)を著すなど、戦後日本における地政学の再評価を行った。
生涯
[編集]東京府(現東京都)出身[1]。在学時に学徒出陣で帝国海軍に入隊。1944年、短期現役海軍主計科士官(12期)を志願[2]。同年9月、海軍経理学校に入学[2]。1945年に経理学校を卒業し、同年6月、海軍主計少尉に任官し終戦を迎えた[2]。
1947年、東京帝国大学法学部政治学科卒業[1]。東京外国語大学講師、東京理科大学教授、アメリカ合衆国戦略国際問題研究所(CSIS)研究員を歴任。
著作
[編集]- 『近代史研究 第1 日本と中国』小峰書店、1958、改訂新版1977
- 『現代中国論』小峰書店、1970
- 『海洋と国際政治』小峰書店、1970
- 『世界の海をめぐって 近代海洋戦略の変遷』原書房、1971
- 『現代史ノート 日中ソと世界の戦略』日本教文社、1972
- 『地政学入門 外交戦略の政治学』中公新書、1984.3、改版2017.7
- 『ペリーは、なぜ日本に来たか』新潮選書、1987.4
- 『海の政治学 海はだれのものか』中公新書、1988.3
- 共編著
- 阿曽沼広郷と『海の生命線 シーレーン問題の焦点』原書房、1983.6
翻訳
[編集]- ジークムント・ノイマン『現代史―未来への道標』 岩波書店(上下)、1956、復刊1974ほか
- ダフ・クーパー 『タレイラン評伝』 中央公論社、1963/中公文庫(上下)、1979、復刊1991
- エルナーネ・タヴァーレス・デ・サ『国連の内幕 芝居の中の芝居』経済往来社、1967
- 『レイモン・アロン選集1 自由の論理』荒地出版社、1970
- ハルフォード・ジョン・マッキンダー 『デモクラシーの理想と現実』原書房、1985.2
- 改題 『マッキンダーの地政学 デモクラシーの理想と現実』原書房、2008.9
- ギー・ブルトン『フランスの歴史をつくった女たち』中央公論社、1993-95。全10巻中、第1、4、7、10巻の訳を担当
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『海軍主計科士官物語〈短現総覧〉』浴恩出版会、1968年。
- 『出身県別 現代人物事典 東日本版』株式会社サン・データ・システム、1981年。