日本名画遺産
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『日本名画遺産』(にほんめいがいさん)は、オフィスワイケーが2008年(平成20年)1月11日にリリースをスタートした、日本映画のパブリックドメイン作品および新東宝作品を中心としたDVDのレーベルである。 定価1,000円/1,500円/2,000円のライン。『日本名画遺産』に先行・後続する同社のシリーズ、および発売元のオフィスワイケーについても述べる。⇒ #オフィスワイケー
略歴
[編集]- 2008年1月11日、赤盤10巻・緑盤10巻リリース(定価税込1,029円)
- 2010年10月13日、新東宝森繁シリーズ10巻・新東宝歌謡映画シリーズ10巻リリース(定価税込1,554円)
- 2012年3月1日、歌謡映画傑作選10巻・喜劇映画傑作選10巻リリース(定価税込1,575円)、戦争映画傑作選10巻・日本映画戦前・戦後傑作選20巻リリース(定価税込2,100円)
概要
[編集]必ずしもパブリックドメイン作品ばかりではなく、新東宝が製作あるいは配給した作品を扱っている。ディスクプランが発売した『日本名作劇場』に比してリリース題と原題の乖離が少ないのが特徴である。著しい改題には、『晴れ姿 伊豆の佐太郎』(監督中川信夫、1953年)を『唄祭り 佐太郎三度笠』としてリリースしているものがある。
フィルモグラフィ
[編集]新東宝歌謡映画シリーズ
[編集]- 『憧れのハワイ航路』BYK-101 : 原題同
- 『夜來香』BYK-102 : 原題同
- 『銀座カンカン娘』BYK-103 : 原題同
- 『芸者ワルツ』BYK-104 : 原題同
- 『上海帰りのリル』BYK-105 : 原題同
- 『東京の夜は泣いている』BYK-106 : 原題同
- 『バナナ娘』BYK-107 : 原題同
- 『娘十六ジャズ祭り』BYK-108 : 原題『娘十六ジャズ祭』
- 『モンテンルパの夜は更けて』BYK-109 : 原題同
- 『湯の町夜曲 月の出の接吻』BYK-110 : 原題『月の出の接吻』
新東宝森繁シリーズ
[編集]- 『アツカマ氏とオヤカマ氏』EYK-001 : 原題同
- 『腰抜け二刀流』EYK-002 : 原題同
- 『チャッカリ夫人とウッカリ夫人』EYK-003 : 原題同
- 『東京ロマンス 重盛君上京す』EYK-004 : 原題『重盛君上京す』
- 『のんき裁判』EYK-005 : 原題同
- 『ブンガワンソロ』EYK-006 : 原題同
- 『森繁の新婚旅行』EYK-007 : 原題同
- 『森繁の新入社員』EYK-008 : 原題同
- 監督渡辺邦男、脚本川内康範、主演森繁久弥、製作・配給新東宝、1955年3月21日公開、収録91分 / 原版同[18]
- 『森繁のデマカセ紳士』EYK-009 : 原題同
- 『森繁のやりくり社員』EYK-010 : 原題同
- 監督渡辺邦男、脚本川内康範、主演森繁久弥、製作・配給新東宝、1955年7月5日公開、収録92分 / 原版同[20]
日本名画遺産
[編集]赤盤
[編集]- 『長谷川一夫の銭形平次 捕物控平次八百八町』STD-101 : 原題『銭形平次捕物控 平次八百八町』
- 『唄祭り 佐太郎三度笠』STD-102 : 原題『晴れ姿 伊豆の佐太郎』
- 『あばれ行燈』STD-103 : 原題同
- 『危うし! 伊達六十二万石』STD-104 : 原題『危し! 伊達六十二万石』
- 『稲妻奉行』STD-105 : 原題同
- 『浮かれ狐千本桜』STD-106 : 原題同
- 『歌くらべ荒神山』STD-107 : 原題同
- 監督斎藤寅次郎、脚本八住利雄、主演広沢虎造、製作新東宝・新芸術プロダクション、配給新東宝、1952年7月24日公開、収録88分 / 原版同[27]
- 『関八州勢揃い』STD-108 : 原題同
- 『剣侠江戸紫』STD-109 : 原題同
- 監督並木鏡太郎、脚本三村伸太郎、主演大河内伝次郎、製作・配給新東宝、1954年5月10日公開、収録113分 / 原版同[29]
- 『近藤勇 池田屋騒動』STD-110 : 原題同
緑盤
[編集]- 『風雲急なり大阪城 真田十勇士総進軍』STD-111 : 原題同
- 『清水次郎長伝』STD-112 : 原題同
- 監督並木鏡太郎、脚本三村伸太郎、主演高田浩吉、製作・配給新東宝、1952年9月25日公開、収録83分 / 原版同[32]
- 『珍説忠臣蔵』STD-113 : 原題同
- 『「高田の馬場」より 中山安兵衛』STD-114 : 原題『中山安兵衛』
- 『殴られた石松 仁侠三人男』STD-115 : 原題『殴られた石松』
- 『番場の忠太郎』STD-116 : 原題同
- 『平手造酒』STD-117 : 原題同
- 『名月佐太郎笠』STD-118 : 原題同
- 監督冬島泰三、脚本松浦健郎、主演高田浩吉、製作・配給新東宝、1955年11月1日公開、収録83分 / 原版同[38]
- 『紋三郎の秀』STD-119 : 原題同
- 監督・脚本冬島泰三、主演高田浩吉、製作・配給新東宝、1955年1月15日公開、収録91分 / 原版同[39]
- 『桂小五郎と近藤勇 竜虎の決戦』STD-120 : 原題同
- 監督並木鏡太郎、脚本三村伸太郎、主演嵐寛寿郎、製作・配給新東宝、1957年1月3日公開、収録70分 / 原版同[40]
歌謡映画傑作選
[編集]- 『高原の駅よさようなら』KHD-001 : 原題同
- 『湯の町悲歌』KHD-002 : 原題同
- 『泣くな小鳩よ』KHD-003 : 原題同
- 『異国の丘』KHD-004 : 原題同
- 『リルを探してくれないか 風の噂のリル』KHD-005 : 原題『風の噂のリル』
- 『影を慕いて』KHD-006 : 原題同
- 監督野村浩将、脚本山下与志一・野村浩将、主演上原謙、製作新東宝、配給東宝、1949年12月25日公開、収録87分 / 原版同[46]
- 『北上川悲歌』KHD-007 : 原題同
- 『思い出月夜』KHD-008 : 原題同
- 『男の涙』KHD-009 : 原題同
- 『青春ジャズ娘』KHD-010 : 原題同
喜劇映画傑作選
[編集]- 『エノケンの天國と地獄』KHD-011 : 原題同
- 『黄門と弥次喜多 からす組異変』KHD-012 : 原題同
- 『金語楼の三等兵』KHD-013 : 原題同
- 『誰よりも金を愛す』KHD-014 : 原題同
- 『ハワイ珍道中』KHD-015 : 原題同
- 監督斎藤寅次郎、脚本八住利雄、主演花菱アチャコ、製作・配給新東宝、1954年9月14日公開、収録89分 / 原版88分[55]
- 『高島忠夫の坊ぼん罷り通る』KHD-016 : 原題『坊ぼん罷り通る』
- 『名探偵アジャパー氏』KHD-017 : 原題同
- 『私は嘘は申しません』KHD-018 : 原題同
- 監督斎藤寅次郎、脚本館岡謙之助・朝日奈喬、主演松原緑郎、製作しばたプロダクション、配給新東宝、1961年4月5日公開、収録81分 / 原版同[58]
- 『アチャコ青春手帖 第一話東京篇』KHD-019 : 原題『アチャコ青春手帖 東京篇』
- 『太陽娘と社長族』KHD-020 : 原題同
戦争映画傑作選
[編集]- 『天皇・皇后と日清戦争』JKL-001 : 原題同
- 監督並木鏡太郎、脚本館岡謙之助、主演嵐寛寿郎、製作・配給新東宝、1958年3月14日公開、収録121分 / 原版同[61]
- 『皇室と戦争とわが民族』JKL-002 : 原題同
- 監督小森白、脚本内田弘三、主演嵐寛寿郎、製作・配給新東宝、1960年6月11日公開、収録96分 / 原版95分[62]
- 『静かなり暁の戦場』JKL-003 : 原題同
- 『重臣と青年将校 陸海軍流血史』JKL-004 : 原題同
- 『戦雲アジアの女王』JKL-005 : 原題同
- 『日本敗れず』JKL-006 : 原題同
- 『東支那海の女傑』JKL-007 : 原題同
- 『野戦看護婦』JKL-008 : 原題同
- 『姑娘と五人の突撃兵』JKL-009 : 原題同
- 『波涛を越えて 真珠湾入港 / い号潜水艦 白骨の帰還』JKL-010 : 原題『波濤を越えて 真珠湾入港』『い号潜水艦 白骨の帰還』
オフィスワイケー
[編集]株式会社オフィスワイケーは、日本のビデオメーカーである[72]。会社概要は下記の通りである[72]。
脚注
[編集]- ^ 憧れのハワイ航路、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 夜来香、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 銀座カンカン娘、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 芸者ワルツ、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 上海帰りのリル、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 東京の夜は泣いている、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ バナナ娘、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 娘十六ジャズ祭、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ モンテンルパの夜は更けて、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 月の出の決闘(表題誤記)、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ アツカマ氏とオヤカマ氏、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 腰抜け二刀流、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ チャッカリ夫人とウッカリ夫人、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 重盛君上京す、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ のんき裁判、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ ブンガワンソロ、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 森繁の新婚旅行、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 森繁の新入社員、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 森繁のデマカセ紳士、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 森繁のやりくり社員、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 銭形平次捕物控 平次八百八町、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 晴れ姿 伊豆の佐太郎、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ あばれ行燈、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 危し! 伊達六十二万石、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 稲妻奉行、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 浮かれ狐千本桜、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 歌くらべ荒神山、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 関八州勢揃い、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 剣侠江戸紫、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 近藤勇 池田屋騒動、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 風雲急なり大阪城 真田十勇死総進軍(表題誤記)、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 清水次郎長伝、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 珍説忠臣蔵、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 中山安兵衛、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 殴られた石松、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 番場の忠太郎、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 平手造酒、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 名月佐太郎笠、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 紋三郎の秀、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 桂小五郎と近藤勇 竜虎の決戦、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 高原の駅よさようなら、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 湯の町悲歌、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 泣くな小鳩よ、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 異国の丘、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 風の噂のリル、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 影を慕いて、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 北上川悲歌、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 思い出月夜、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 男の涙、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 青春ジャズ娘、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ エノケンの天国と地獄、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 黄門と弥次喜多 からす組異変、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 金語楼の三等兵、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 誰よりも金を愛す、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ ハワイ珍道中、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 坊ぼん罷り通る、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 名探偵アジャパー氏、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 私は嘘を申しません(表題誤記)、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ アチャコ青春手帖 東京篇、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 太陽娘と社長族、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 天皇・皇后と日清戦争、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 皇室と戦争とわが民族、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 静かなり暁の戦場、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 重臣と青年将校 陸海軍流血史、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 戦雲アジアの女王、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 日本敗れず、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 東支那海の女傑、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 野戦看護婦、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 姑娘と五人の突劇兵(表題誤記)、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ 波濤を越えて 真珠湾入港、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ い号潜水艦 白骨の帰還、日本映画データベース、2013年1月26日閲覧。
- ^ a b 会社紹介、オフィスワイケー、2013年1月26日閲覧。
参考文献
[編集]- 『新東宝の軌跡』、安藤正博、コアラブックス、2009年1月31日 ISBN 4860972880
関連項目
[編集]外部リンク
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