コンテンツにスキップ

徳島都市圏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
徳島都市圏
徳島都市圏の位置(日本内)
徳島都市圏
徳島都市圏
北緯34度4分 東経134度33分 / 北緯34.067度 東経134.550度 / 34.067; 134.550
日本の旗 日本
都道府県 徳島県の旗徳島県
中心都市 徳島市
面積
(2011)[1]
 • 合計 2,246.70 km2
人口
(2010)[2]
 • 合計 680,467人
 • 密度 300人/km2
域内総生産 (2010)[1]
 - 名目 2兆4915億円

徳島都市圏(とくしまとしけん)とは、徳島県徳島市を中心とする都市圏のことである。

概要

[編集]

徳島県の北東部に位置し、高松都市圏と隣接する。また姫路神戸大阪及び和歌山都市圏瀬戸内海を挟んで対峙している。徳島における都市雇用圏人口は、680,467人となっている(2010年)。順位については下のとおりである。また、域内総生産は約2兆4916億円である[1]

徳島都市圏の特徴として、以下のようなものがある。

  1. 徳島市(中心市)の人口が、四国の他の県庁所在地よりも少なく、また面積が狭い。そして四国の県庁所在地の中で唯一平成の大合併を行っていない。
  2. 徳島市(中心市)に隣接している松茂町北島町藍住町及び石井町など郊外の人口が増加傾向にある一方、徳島市や鳴門市などの核都市のそれは減少傾向にある。
  3. モータリゼーションが浸透しており、都市圏内を貫く国道11号国道55号国道192号沿いの市町の住民を中心に自家用自動車を用いての通勤が盛んである。また、それに伴う交通渋滞の発生が顕著である。
  4. 徳島都市圏の人口680,467人に対し、徳島県の人口は785,491人(ともに2010年国勢調査より)であり、同都市圏に県の人口の 86.6% が集中している。
  5. 徳島市が中心市となり、小松島市及び勝浦郡名東郡名西郡板野郡の全町村と定住自立圏協定を締結している。

定義

[編集]

10% 都市圏

[編集]

2010年国勢調査の基準では徳島市を中心都市とした6市10町1村で都市雇用圏を構成し、2015年の人口は659,744人である[3]。一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。

通勤率が最も高い自治体北島町の32.84%であり、以下は通勤率上位5つの自治体である。

順位 自治体 通勤率
1 北島町 32.8%
2 石井町 31.9%
3 藍住町 28.3%
4 小松島市 27.0%
5 佐那河内村 26.5%
都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷
  • 都市雇用圏を構成しない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
自治体
('80)
1980年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 自治体
(現在)
市場町 - - - - 徳島 都市圏
620735人
徳島 都市圏
680467人
徳島 都市圏
659744人
阿波市
阿波町 - - - -
土成町 - 徳島 都市圏
584034人
徳島 都市圏
594509人
徳島 都市圏
595653人
吉野町 徳島 都市圏
鳴門市 鳴門 都市圏
63414人
鳴門市
上板町 徳島 都市圏
478772人
上板町
板野町 板野町
藍住町 藍住町
北島町 北島町
松茂町 松茂町
徳島市 徳島市
小松島市 小松島市
勝浦町 勝浦町
佐那河内村 佐那河内村
神山町 神山町
石井町 石井町
鴨島町 吉野川市
川島町
山川町
羽ノ浦町 阿南市
那賀川町 -
阿南市 - - - - -
美郷村 - - - - 徳島 都市圏 吉野川市
日和佐町 - - - - - 美波町
由岐町 - - - - -
鷲敷町 - - - - - 那賀町
相生町 - - - -
上那賀町 - - - -
木沢村 - - - -
木頭村 - - - -

道路網

[編集]
交差点
放射状道路
環状道路
  • 都市計画道路住吉万代園瀬橋線(内環状線)
  • 徳島県道29号徳島環状線(西・北・東環状線
  • 国道192号(南環状線)
高速道路

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 金本良嗣. “2010年 大都市雇用圏統計データ”. 東京大学空間情報科学研究センター. 2016年11月12日閲覧。
  2. ^ 平成26年度総合調査研究(地域経済の将来動向分析に関する調査研究)”. 経済産業省. 2016年11月6日閲覧。
  3. ^ 平成27年国勢調査結果”. 総務省統計局. 2016年11月6日閲覧。

関連項目

[編集]