巡礼の旅
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『巡礼の旅』 | ||||
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ウィッシュボーン・アッシュ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1971年5月 ロンドン ディ・レーン・リー・スタジオ (#1 - #6)[1] 1971年6月14日 レスター De Montfort Hall (#7)[1] | |||
ジャンル | ハードロック、フォークロック、ブルースロック、ジャズ・ロック、プログレッシブ・ロック | |||
レーベル | MCAレコード/デッカ・レコード | |||
プロデュース | デレク・ローレンス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ウィッシュボーン・アッシュ アルバム 年表 | ||||
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『巡礼の旅』(原題:Pilgrimage)は、イギリスのロック・バンド、ウィッシュボーン・アッシュが1971年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]「よみの国へ」は、ジャック・マクダフが1963年10月3日に録音し1964年に発表したアルバム『Brother Jack at the Jazz Workshop Live!』からの曲のカヴァーである[4]。「巡礼」は7拍子のパートを含む曲で、マーティン・ターナーによれば『指輪物語』の音楽版を目指して作られた曲だという[5]。「明日はいずこへ」のみライヴ録音で、1971年6月14日のレスター公演の音源が使用された[1]。
本作よりヒプノシスがウィッシュボーン・アッシュのアルバム・ジャケットのデザインを手がけるようになり、バンドとヒプノシスの関係は1980年代初頭まで続いた[6]。
反響・評価
[編集]全英アルバムチャートでは9週トップ100入りし、最高14位を記録した[2]。アメリカでは7週にわたりBillboard 200入りを果たして、最高174位を記録した[3]。
Dave Slegerはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「デビュー作では、ブギやブルースだけを基盤としたロック・バンドだったが、バンドは2作目の『巡礼の旅』で、その創造力を知らしめた」「バンドはこのアルバムで、やや沈静化した感もあるが、ソングライティングの多様化により、印象的なギター・プレイが更なる高みに達した。ウィッシュボーン・アッシュの全アルバムの中でも『百眼の巨人アーガス』に次ぐ作品である」と評している[7]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はメンバー4人の共作。
- よみの国へ - "Vas Dis" (Jack McDuff) - 4:46
- 巡礼 - "The Pilgrim" - 8:33
- ジェイル・ベイト - "Jail Bait" - 4:45
- 唯一人 - "Alone" - 2:23
- 子守唄 - "Lullaby" - 3:03
- 告別 - "Valediction" - 6:20
- 明日はいずこへ - "Where Were You Tomorrow" - 10:25
1991年再発CDボーナス・トラック
[編集]- ジェイル・ベイト(ライヴ) - "Jail Bait (Live)" - 4:56
参加ミュージシャン
[編集]脚注・出典
[編集]- ^ a b c CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b WISHBONE ASH | full Official Chart History | Official Charts Company
- ^ a b “Wishbone Ash Pilgrimage Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2019年1月24日閲覧。
- ^ “Cover versions of Vas Dis by Brother Jack McDuff”. secondhandsongs. 2019年1月24日閲覧。
- ^ “The Pilgrim by Wishbone Ash”. Songfacts. 2019年1月24日閲覧。
- ^ “Wishbone Ash”. hipgnosiscovers.com. 2019年1月24日閲覧。
- ^ Sleger, Dave. “Pilgrimage - Wishbone Ash”. AllMusic. 2019年1月24日閲覧。