岡村吉右衛門
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岡村 吉右衛門(おかむら きちえもん、1916年7月6日[1] - 2002年)は、染織家。民藝運動家。鳥取県鳥取市出身。
中国大陸、沖縄、戦後は北海道を中心に日本各地を歩き、民俗、工芸を調査。成果生かした創作活動で知られる。
略歴
[編集]- 旧制鳥取第二中学(現・鳥取県立鳥取東高等学校)在学中に柳宗悦の講演を聞いて感動。民藝運動に参加する。
- 1933年、吉田璋也と柳宗悦の紹介で、芹沢銈介工房に入門、染色を学ぶ。
- 1937年、日本民藝館主催、日本民藝協会展に入選。
- 1938年、銀座のたくみ工芸店で初個展を行う。
- 1970年代から、編著書を多数刊行。
- 1996年、『岡村吉右衛門の仕事』を多摩美術大学附属美術館で行う。
- 1999年、特別展『民藝運動と岡村吉右衛門』が鳥取県立博物館で行う。
- 同年、白石顕二編『岡村吉右衛門の芸術 型染め版画』が出版。フリーダ・ジャポン社
著書
[編集]- 『版と型の美』美術出版社、1968年
- 『象徴の美 装飾美論』玉川大学出版部、1977年
- 『日本原始織物の研究』文化出版局、1977年
- 『工藝 機能と美を求めて』東海大学文化選書、1978年
- 『柳宗悦と初期民藝運動』玉川大学出版部、1991年
共著
[編集]- 『染めもの』 四本貴資共著、<新技法シリーズ6>美術出版社、1965年
- 『民芸』 村岡景夫共著、<日本の美術 別巻>平凡社、1967年
- 編著『民窯』<日本陶磁大系27>平凡社、1974年、新版1989年
- 編著『民窯 Ⅱ』<日本のやきもの26>講談社、1976年
- 編著『南国沖縄光と技 沖縄と南の島々』竹内淳子共著、<日本の技10>集英社、1983年
- 編著『日本の染織12 日本の絣』京都書院美術双書、1993年
- 編著『日本の染織16 アイヌの衣裳』同上
脚注
[編集]- ^ 『著作権台帳』