山ノ内駅 (京都府)
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山ノ内駅 | |
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駅全景(2006年3月) | |
やまのうち Yamanouchi | |
◄A3 西大路三条 (0.8 km) (0.9 km) 嵐電天神川 A5► | |
所在地 | 京都市右京区山ノ内宮前町 |
駅番号 | A4[1] |
所属事業者 | 京福電気鉄道 |
所属路線 | ■嵐山本線 |
キロ程 | 2.8 km(四条大宮起点) |
駅構造 | 地上駅(停留場) |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
1,093人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)3月25日[2][3] |
山ノ内駅(やまのうちえき)は、京都府京都市右京区山ノ内宮前町にある、京福電気鉄道嵐山本線の停留場である。駅ナンバリングはA4[1]。
歴史
[編集]- 1910年(明治43年)3月25日:嵐山電車軌道の京都駅(現在の四条大宮駅) - 嵐山駅間の開業に伴い[3]、停留場開業[2][3][4]。
- 1918年(大正7年)4月2日:会社合併により京都電燈が経営する嵐山電鉄の停留場となる[3][4]。
- 1942年(昭和17年)3月2日:路線継承により京福電気鉄道の停留場となる[3][4]。
停留場構造
[編集]安全地帯形式の相対式ホーム2面2線[5]の構造となっている[2]。安全地帯は幅約60 cm[6]と狭く[7]、「日本で一番狭いホーム」とも呼ばれている[8]。このため、車椅子の乗降は一切不可能で、前後の駅である西大路三条か嵐電天神川を利用しなければならない。安全地帯へは横断歩道が設置されており[8]、電車入線時に車道側の信号が赤、横断歩道側の信号が青になることで乗降車できるようになっている[8]。ホームの構造上、そこでの電車待ちは考慮されていない。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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(南側) | ■嵐山本線 | 下り | 帷子ノ辻・嵐山方面 |
(北側) | 上り | 四条大宮方面 |
停留場周辺
[編集]付近一帯はかつて延暦寺の飛び地寺領であった。山ノ内という地名は寺領であったこの地が延暦寺の山門内(=山の内)にあたる地であったことに由来する[9]。
- 西本願寺角坊
- 中央仏教学院(浄土真宗本願寺派の僧侶を育成する専門学校)
- 京都ファミリー(ショッピングセンター)
- 三条通(京都府道112号二条停車場嵐山線)
- 日本郵便京都山ノ内郵便局
隣の停留場
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 地理情報開発 (編)『日本路面電車地図鑑』平凡社、2021年6月20日、39頁。ISBN 978-4-582-94606-2。
- ^ a b c 川島 2009, p. 86.
- ^ a b c d e 寺田 2013, p. 278.
- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 4号 京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年4月3日、8-9頁。
- ^ 川島 2009, p. 28.
- ^ 毎日新聞京都版「嵐電100年へ/4 山ノ内駅 幅60センチの「駅ホーム」」2009年5月13日付[要ページ番号]
- ^ ““嵐電”の醍醐味は優越感!? 京都らしい町並みを満喫できる「京福電気鉄道」に乗る”. GetNavi web (2016年10月1日). 2022年3月3日閲覧。
- ^ a b c “京都観光で役立つ?電車・バスにまつわる5つの話”. All About (2015年12月5日). 2022年3月3日閲覧。
- ^ 山谷和弥『京の路面電車 駅名ものがたり』カギコウ、1991年、33頁。
参考文献
[編集]- 川島令三『【図説】日本の鉄道 東海道ライン 全線・全駅・全配線 第6巻 米原駅 - 大阪エリア』講談社、2009年8月20日。ISBN 978-4-06-270016-0。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 嵐電 路線図・時刻表 - 「嵐電」(京福電気鉄道)