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小宮山工介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小宮山 工介
基本情報
本名 小宮山 工介
通称 孤高の空手家
階級 スーパーフェザー級
身長 171cm
体重 60kg
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1986-12-16) 1986年12月16日(38歳)
出身地 長野県上田市
スタイル フルコンタクト空手、 キックボクシング
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小宮山 工介(こみやま こうすけ、1986年12月16日 - )は、日本男性キックボクサー長野県上田市出身。国際空手道 北斗会館 押上本部所属。

来歴

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道場を持っていた父親の影響で幼稚園児のころから空手を始め、60回を超える優勝の記録を持つ[1]

極真会館総本部所属として2005年、2006年の全日本ウェイト制空手道選手権大会・軽重量級で2年連続ベスト8入賞[1]

2007年9月16日、KAMINARIMON CLIMAX '07の60kg級トーナメントに出場。決勝で石井新一に判定勝ちし、優勝。大会MVPを獲得した[2][3]

2007年12月16日、21歳の誕生日にR.I.S.E.でプロデビューし、本間大介に判定勝ち[4][5]

2008年4月27日に開幕したRISING ROOKIES CUP 60kg級に出場。8月30日の決勝で布施将人にKO勝利し、優勝[6]

2008年11月30日、R.I.S.E. 51でM-1スーパーフェザー級王者長崎秀哉とノンタイトルマッチで対戦し、判定勝ち[7]

2009年5月31日、RISE 55で末広智明と対戦し、判定負け[8]プロ初黒星となった。

2009年11月22日、RISE 60でTURBΦと対戦し、判定勝ち[9]

2010年3月27日、K-1初参戦となったK-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg Japan Tournament〜のスーパーファイトで村浜 TAKE HEROと対戦し、タオル投入によるTKO勝ち[10]

2010年5月2日、K-1 WORLD MAX 2010 〜-63kg Japan Tournament 1st Round〜尾崎圭司と対戦し、判定負け[11]

2010年10月3日、RISE 71でポンシン・ギャッチャンシンと対戦し、右ハイキックでKO勝ち。当初は歌川暁文と対戦予定であったが、ろく軟骨骨折による欠場のため対戦相手が変更となった[12]

2010年12月19日、RISE 73Rで長堂"RIOT"雄司と対戦し、右ハイキックでKO勝ち。当初はRISEスーパーフェザー級王者板橋寛に挑戦予定であったが、板橋の負傷欠場により試合は延期となり、試合後のリング上で改めて板橋への挑戦をアピールした[13]

2011年2月27日、RISEスーパーフェザー級王者板橋寛に改めて挑戦し、2-1の判定勝ちで王座を獲得した[14]

2011年7月23日、RISE 80でWPKFオランダフェザー級王者ハムザ・エッサリと対戦し大差の判定勝ちを収めた。

2016年9月19日、K-1 WORLD GP 2016 スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメントに出場。1回戦でパウロ・テバウと対戦し、判定で勝利するが、左足の負傷のためドクターストップで準決勝を棄権した[15]

2017年7月12日、徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦の県道で乗用車とトラックが正面衝突する事故があり、仕事の営業中に現場を通りかかった際にトラックの窓ガラスを割るなどして救助に当たった。徳島県警鳴門署によると、乗用車が燃え始めたため、小宮山は乗用車を運転していた車両整備士の男性をひきずり出して救助し、トラックの助手席の窓を肘で割り、運転していた男性会社員の脱出を助けた[16]

2018年3月21日、第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメントに出場。1回戦でスアレック・ルークカムイに左ハイキック、準決勝で皇治に判定で勝利するも、決勝戦で武尊にKO負け[17]

2024年12月に開催された「BreakingDown14」に出場し、大野篤貴と対戦。試合では顔面への左膝蹴りをもらい、ダウン。レフリーが試合続行不能と判断しTKO負け[18]

戦績

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プロキックボクシング

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キックボクシング 戦績
41 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
33 13 19 1 0 0
8 2 6 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× レオナ・ペタス 2R 2:12 KO(左ジャブ) K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~ 2019年6月30日
郷州征宜 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K'FESTA.2~ 2019年3月10日
× 武尊 3R 2:02 KO(3ダウン:右ストレート) K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K'FESTA.1~
【K-1 WORLD GP 第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝戦】
2018年3月21日
皇治 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K'FESTA.1~
【K-1 WORLD GP 第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準決勝】
2018年3月21日
スアレック・ルークカムイ 1R 2:56 KO(左ハイキック) K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K'FESTA.1~
【K-1 WORLD GP 第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント1回戦】
2018年3月21日
スタウロス・エグザコスティディス 3R終了 判定2-0 K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ヘビー級王座決定トーナメント~ 2017年11月23日
パウロ・テバウ 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント~
【K-1 WORLD GP 2016 スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント1回戦】
2016年9月19日
× ユン・チー 3R終了 判定0-2 K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-65kg世界最強決定トーナメント~ 2016年6月24日
マンサワー・ヤクビ 4R終了 判定3-0 RISE 109 2016年1月31日
SHIGERU 2R 0:17 TKO BLADE 1-BLADE FIGHTING CHAMPIONSHIP-BLADE FC JAPAN -61kg
【決勝戦】
2014年12月19日
勝次 3R終了 判定3-0 BLADE 1-BLADE FIGHTING CHAMPIONSHIP-BLADE FC JAPAN -61kg
【準決勝】
2014年12月19日
ヤスユキ 3R終了 判定3-0 BLADE 1-BLADE FIGHTING CHAMPIONSHIP-BLADE FC JAPAN -61kg
【1回戦】
2014年12月19日
× ゲーオ・フェアテックス 3R終了 判定0-3 RISE 100~BLADE 0~ 2014年7月12日
× マキ・ピンサヤーム 5R終了 判定0-2 MA日本キック DRAGON.5 ~THE ONE AND ONLY~ 門戸開放 2014年4月13日
郷州力 5R終了 判定2-0 RISE 97 2014年1月25日
× 一刀 3R終了 判定0-3 RISE 95 2013年9月13日
裕樹 3R終了 判定2-0 RISE 93 2013年6月9日
キム・ソンジェ 3R終了 判定3-0 SHOOT BOXING2013 2013年4月20日
ナグランチューン・マーサM16 4R終了 判定2-0 シュートボクシング WORLD TOURNAMENT S-cup2012 2012年11月17日
歌川暁文 3R終了 判定3-0 シュートボクシング 2012~Road to S-cup~act.4 2012年9月17日
花田元誓 4R 2:53 TKO(セコンドからのタオル投入) RISE 88
【RISEスーパーフェザー級タイトルマッチ】
2012年6月2日
ムー・ユエロン 1R 1:12 TKO(パンチ連打) RISE 87 2012年3月24日
セルジオ・ヴィールセン 1R 2:08 KO (左上段前蹴り) RISE 85 2011年11月23日
ハムザ・エッサリ 3R終了 判定3-0 RISE 80 2011年7月23日
板橋寛 5R終了 判定2-1 RISE 74
【RISEスーパーフェザー級タイトルマッチ】
2011年2月27日
長堂"RIOT"雄司 1R 2:17 KO(右ハイキック) RISE 73R 2010年12月19日
ポンシン・ギャッチャンシン 2R 2:19 KO(右ハイキック) RISE 71 2010年10月3日
× 尾崎圭司 3R終了 判定1-2 K-1 WORLD MAX 2010 〜-63kg Japan Tournament 1st Round〜
【1回戦】
2010年5月2日
村浜武洋 2R 1:49 TKO(タオル投入) K-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg Japan Tournament〜
【スーパーファイト】
2010年3月27日
TURBΦ 3R終了 判定3-0 RISE 60 2009年11月22日
九島亮 3R 0:57 KO(右フック) RISE 59 2009年10月4日
× 末広智明 3R+延長R終了 判定0-3 RISE 55 2009年5月31日
Parazinho 1R 2:21 KO(3ノックダウン) R.I.S.E. 53 2009年3月29日
長崎秀哉 3R終了 判定3-0 R.I.S.E. 51 2008年11月30日
布施将人 2R 2:13 KO(3ノックダウン) R.I.S.E. 49 〜RISING ROOKIES CUP〜
【RISING ROOKIES CUP -60kg 決勝】
2008年8月30日
中村誠 3R 1:11 TKO(ドクターストップ:左まぶたのカット) R.I.S.E. 48 〜THE KING OF GLADIATORs '08〜 2008年7月4日
麻原将平 不戦勝(麻原の負傷欠場) R.I.S.E. 47 〜RISING ROOKIES CUP〜
【RISING ROOKIES CUP -60kg 準決勝】
2008年6月1日
高平大需 3R+延長R終了 判定3-0 R.I.S.E. XLV
【RISING ROOKIES CUP -60kg 1回戦】
2008年4月27日
秋草利光 1R 2:40 KO R.I.S.E. -γ- "R.O.C" 2008年2月22日
本間大介 3R終了 判定2-0 R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '07 2007年12月16日

アマチュアキックボクシング

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 大野篤貴 1R TKO (膝蹴り) BreakingDown14 2024年12月8日
石井新一 3分1R終了 判定3-0 KAMINARIMON CLIMAX '07
【60kg級トーナメント 決勝】
2007年9月16日
渡辺康司 3分1R終了 判定3-0 KAMINARIMON CLIMAX '07
【60kg級トーナメント 準決勝】
2007年9月16日
下坪卓暁 3分1R終了 判定3-0 KAMINARIMON CLIMAX '07
【60kg級トーナメント 2回戦】
2007年9月16日
下立晃大 1R KO KAMINARIMON CLIMAX '07
【60kg級トーナメント 1回戦】
2007年9月16日

獲得タイトル

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  • R.I.S.E. RISING ROOKIES CUP 60kg級 優勝(2008年)
  • KAMINARIMON CLIMAX '07 60kg級 優勝(2007年)
  • 第3代RISEスーパーフェザー級王座(2011年)
  • BLADE FC JAPAN CUP -61kg 優勝(2014年)

脚注

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  1. ^ a b 365人インタビュー 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年4月7日
  2. ^ 9/16 KAMINARIMON全試合結果 KAMINARIMON/RISE OFFICIAL BLOG 2007年9月17日
  3. ^ 【KAMINARIMON】また優勝、“天才空手少年”小宮山工介がプロデビュー決める! 格闘技ウェブマガジンGBR 2007年9月16日
  4. ^ 【ライズ】12・16優勝回数60回以上の元・天才空手少年、小宮山工介プロデビュー! 格闘技ウェブマガジンGBR 2007年12月7日
  5. ^ 【ライズ】ついに龍二が来た!DoAトーナメントを全試合KOで悲願の完全制覇、KO続出 格闘技ウェブマガジンGBR 2007年12月16日
  6. ^ 【ライズ】新人王杯で山口元気率いるクロスポイントが二階級制覇、小宮山も優勝 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年8月30日
  7. ^ 【ライズ】22歳の日菜太がHAYATOを破る大金星!世代交代でK-1 WORLD MAX出撃を宣言 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年11月30日
  8. ^ [RISE] 龍二、白須との乱打戦制す。森田晃允が3階級制覇 BoutReview 2009年5月31日
  9. ^ [RISE] 龍二がMAX日本T出場権。HAYATO、引退戦は判定負け BoutReview 2009年11月22日
  10. ^ 【K-1MAX】コスプレ長島が涙の初優勝!激闘続きの日本トーナメントを制す 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年3月27日
  11. ^ 【K-1MAX】上松、石川、裕樹が勝利!山本、大月が敗れる波乱 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年5月2日
  12. ^ 【ライズ】日本人初の快挙!板橋寛がアヌワットからダウンを奪って勝つ(2) 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年10月3日
  13. ^ 【ライズ】戦慄のローキック復活!裕樹が吉本光志をKO、初代ライト級王座に就く 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年12月19日
  14. ^ 【ライズ】小宮山工介が絶対王者に勝ちタイトル奪取、吉本光志はドロー防衛 格闘技ウェブマガジンGBR 2011年2月27日
  15. ^ 2016年9月19日(月・祝)K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント~ | K-1公式サイト”. K-1 JAPAN GROUP. 2022年9月4日閲覧。
  16. ^ “交通事故:炎上車からK-1選手が2人救出 徳島・鳴門”. 毎日新聞. (2017年7月13日). オリジナルの2017年7月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170716065113/https://mainichi.jp/articles/20170713/k00/00e/040/253000c 
  17. ^ 小宮山 工介 選手紹介 | K-1公式サイト | K-1 JAPAN GROUP | K-1公式サイト”. K-1 JAPAN GROUP. 2022年9月4日閲覧。
  18. ^ 【ブレイキングダウン14】大野篤貴が空手界のレジェンド小宮山工介にTKO勝ち 強烈な膝蹴りを顔面にヒット”. サンスポ (2024年12月8日). 2024年12月13日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
板橋寛
第3代RISEスーパーフェザー級王者

2011年2月27日 - 現在

次王者
N/A