大阪ガスケミカル
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒550-0023 大阪府大阪市西区千代崎三丁目南2番37号 |
設立 | 1931年(昭和6年)9月21日 |
法人番号 | 6120001092787 |
代表者 | 代表取締役社長 渡部吉彦 |
資本金 |
142億円 (大阪ガス株式会社100%出資) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 大阪ガス:100% |
主要子会社 | 水澤化学工業 |
外部リンク |
www |
大阪ガスケミカル株式会社(おおさかガスケミカル[1])は、大阪府大阪市西区に本社を置く化学メーカーで、大阪ガスの完全子会社。
概要
[編集]元々は、大阪ガスの石炭から都市ガス製造の副産物であるコークス及びタールの販売事業から始まった[2]。
現在は、大阪ガスの石炭化学技術による繊維状活性炭と、買収した武田薬品工業が1936年から製造販売する「白鷺」ブランドを有する大手活性炭メーカーである[3]。2014年にスウェーデンのJacobi Carbons(ジャコビ・カーボンズ)グループを383億円で買収し[4][5]、ヤシ殻活性炭で世界シェア1位となった[6]。また、ファインケミカル材料では、フルオレンが世界シェア8割強を占める[7]。
沿革
[編集]- 1931年(昭和 6年) - 会社設立
- 1947年(昭和22年) - ベンゼン・タール製品販売事業を行う「関西タール製品株式会社」が設立
- 1949年(昭和24年) - 近畿コークス販売株式会社に商号変更、コークス販売事業を開始
- 1991年(平成 3年) - 大阪ガスケミカル株式会社に商号変更、コークス、化成品、炭素材事業を統合
- 2005年(平成17年) - 「日本エンバイロケミカルズ株式会社」を買収
- 2014年(平成26年) - 「Jacobi Carbons AB」を買収
- 2015年(平成27年) - 日本エンバイロケミカルズ株式会社を吸収合併[8]。水澤化学工業株式会社を買収
事業所
[編集]- 本社 - 大阪市西区千代崎三丁目南2番37号 ドームシティガスビル10F
- 東京事業所 - 東京都中央区日本橋本町二丁目6番1号 日本橋本町プラザビル4F
- 酉島事業所 - 大阪市此花区酉島五丁目11番61号
- 枚方製造センター - 大阪府枚方市出屋敷西町一丁目38番1号
- 奈良表面加工センター - 奈良県奈良市針町3977番の1
関係会社
[編集]- 大阪燃気化学(上海)有限公司(OGCS) - 中華人民共和国・上海市
- 台湾大阪瓦斯化学股份有限公司 - 台北市
- Jacobi Carbons AB - スウェーデン
- 水澤化学工業株式会社 - 東京都
- ミナベ化工株式会社 - 和歌山県日高郡みなべ町
- ダバオ・セントラル・ケミカル株式会社(DCCC) - フィリピン
- 株式会社アドール - 京都府宇治市
- 株式会社フルファイン - 岡山県笠岡市
- JOカーボン株式会社 - 岡山県倉敷市水島
脚注
[編集]- ^ 大阪ガスケミカル株式会社の情報|国税庁法人番号公表サイト
- ^ 領木康雄「大阪ガスケミカルグループの成長戦略 ~Derivative から Original へ~」『成形加工』第24巻第9号、プラスチック成形加工学会、2012年8月、521-526頁、CRID 1390005506385964928、doi:10.4325/seikeikakou.24.521、ISSN 09154027。
- ^ 【フィリピン】<大阪ガス、ミンダナオに世界最大級のヤシ殻活性炭工場> | 日本企業のグローバルビジネスをサポートするLAPITA(JTB)
- ^ 大ガス、スウェーデン活性炭大手を383億円で買収 - 日本経済新聞 2013年10月29日
- ^ 大ガス 、活性炭大手のジャコビカーボンズABを買収 環境・非エネ強化へ | ロイター 2013年10月29日
- ^ コロナ禍でスタッフが消毒液をかけられたことも...阪神・淡路大震災を経験した大阪ガス社長が語る災害時対応の難しさ | 3分で読める!『ザ・リーダー』たちの泣き笑い | MBSコラム 2022年8月2日
- ^ 【企業特集】大阪ガス多角化・海外展開を成功させた七転八起の「いてまえ」精神 | 週刊ダイヤモンド 企業特集 | ダイヤモンド・オンライン 2010年3月24日
- ^ プレスリリース - 大阪ガスケミカル株式会社と日本エンバイロケミカルズ株式会社の合併について | 大阪ガスケミカル株式会社 2014年9月30日
関連項目
[編集]- 大阪ガス - 親会社(100%出資)