大観音寺 (東京都中央区)
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大観音寺 | |
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所在地 | 東京都中央区日本橋人形町1-18-9 |
位置 | 北緯35度41分8秒 東経139度46分57.1秒 / 北緯35.68556度 東経139.782528度座標: 北緯35度41分8秒 東経139度46分57.1秒 / 北緯35.68556度 東経139.782528度 |
宗派 | 聖観音宗 |
本尊 | 聖観世音菩薩(鉄造菩薩頭) |
創建年 | 明治13年(1880年) |
札所等 | 江戸三十三観音札所 第3番 |
文化財 | 鉄造菩薩頭(東京都指定有形文化財) |
法人番号 | 4010005000271 |
大観音寺(おおかんのんじ[注釈 1])は、東京都中央区にある聖観音宗の寺院。
歴史[編集]
当院の本尊は、首だけになった鉄製の聖観世音菩薩像(以降「鉄造菩薩頭」とする。)である。元々は鎌倉の新清水寺(現在は廃寺)にあったものだが、1258年(正嘉2年)の火災で崩落してしまった。その後、井戸を掘ったところ、首だけの鉄造菩薩頭が発掘されて、小堂に安置された。そういう経緯から、その井戸のことを「鉄ノ井(くろがねのい)」と呼ぶようになった[1][2]。
明治になり、この鉄造菩薩頭を東京に移すことになり、1874年(明治9年)に仮堂を建てた。これが、当寺の起源である[2]。
浅草寺とは本末関係にあり、1950年(昭和25年)に浅草寺が「聖観音宗」を開宗した際に、当寺も天台宗から聖観音宗に転宗した[2]。
2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災の際に、真正面に向いていた鉄造菩薩頭が、やや右の方向(真東)に向いていた。他の仏像や仏具は特にひっくり返ってもいなかった。そのことから「平成の不思議顕現」と呼ばれるようになり、開扉日も毎月17日に加えて11日も開くようになった[3]。
交通アクセス[編集]
- 人形町駅より徒歩2分。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 読みは「だいかんのんじ」ではなく「おおかんのんじ」である。
出典[編集]
参考文献[編集]
- 金山正好、金山るみ 著『中央区史跡散歩(東京史跡ガイド2)』学生社、1993年