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大庄駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大庄駅
駅舎と駅前の桜(2006年10月)
おおしょう
Ohshou
T67 月岡 (1.3 km)
(2.2 km) 上滝 T69
地図
所在地 富山県富山市南大場131
北緯36度37分10.4秒 東経137度16分32.2秒 / 北緯36.619556度 東経137.275611度 / 36.619556; 137.275611座標: 北緯36度37分10.4秒 東経137度16分32.2秒 / 北緯36.619556度 東経137.275611度 / 36.619556; 137.275611
駅番号 T68
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 上滝線
キロ程 7.9 km(南富山起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
99人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
194人/日
-2019年-
開業年月日 1921年大正10年)4月25日
備考 無人駅
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大庄駅(おおしょうえき)は、富山県富山市南大場にある、富山地方鉄道上滝線である。駅番号はT68

歴史

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  • 1921年大正10年)4月25日:富山県営鉄道の駅として開業。
  • 1943年昭和18年)1月1日:富山地方鉄道の駅となる。
  • 1969年(昭和44年)8月1日:貨物営業を廃止[1]
  • 1997年(平成9年)8月1日:無人駅化[2]
  • 2005年(平成17年)
    • 11月6日:14時10分頃に待合室から出火、強風にあおられ燃え広がり、開業時からあった木造平屋建ての旧駅舎(約110m2)が火災で全焼。出火場所付近にタバコの吸い殻があったという目撃情報から、原因はたばこの不始末と推測されていた[3]
    • 11月8日:同日より焼け跡の撤去作業を開始[4]
    • 12月上旬:駅舎の新築工事に着手[5]
  • 2006年(平成18年)

駅構造

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ホーム(2009年3月)

単式ホーム1面1線の駅である。かつては相対式ホーム2面2線であった。今もホーム跡が残っている[1]。駅舎は2005年(平成17年)11月6日に火災で全焼したが、その後スロープを取り付けたバリアフリー対応の新駅舎として再建された。駅舎の広さは20m2で、旧駅舎より待合室が拡張されている[5]

駅の広場内には、大正末期の駅舎建設の際に植えられたの木がある。火災前は4本であったが、うち駅舎に隣接する2本が火災で焼け焦げたが、翌年春には被害の大きかった尤も駅に近い1本を除く3本の桜が開花した[6]。現在は2本が現存している。

利用状況

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「富山市統計書」[7]によると、2019年度の1日平均乗車人員99人である。

近年の1日平均乗車人員は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
2004年 96
2005年 99
2006年 98
2007年 97
2008年 101
2009年 100
2010年 110
2011年 103
2012年 100
2013年 111
2014年 102
2015年 110
2016年 101
2017年 110
2018年 101
2019年 99
2020年 81
2021年 87
2022年 96

駅周辺

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隣の駅

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富山地方鉄道
上滝線
月岡駅 (T67) - 大庄駅 (T68) - 上滝駅 (T69)

脚注

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  1. ^ a b 『JR・私鉄全線各駅停車7 北陸・山陰820駅』(190頁)、1993年7月20日、小学館。
  2. ^ 『北日本新聞』1997年7月17日付朝刊29面『富山地鉄 新たに7駅を無人化 乗客減で来月から 「無人」が半数超す』より。
  3. ^ 『北日本新聞』2005年11月7日付朝刊33面『地鉄大庄駅が全焼 大山・上滝線 強風で燃え広がる けが人なし たばこ火の可能性』および『大正建築と桜に風情 住民「親しみあったのに」』より
  4. ^ 『北日本新聞』2005年11月8日付朝刊34面『待合室の早期整備を 全焼した地鉄大庄駅 焼け跡8日撤去』より。
  5. ^ a b c d 『北日本新聞』2006年4月3日付朝刊12面『新しい駅舎 守りたい 昨年焼失 完成祝う 地鉄大庄駅 待合室広く スロープも』より。
  6. ^ 『北日本新聞』2006年4月19日付朝刊14面『火災に負けず満開 富山地鉄大庄駅 樹齢80年余 住民ほっと』より。
  7. ^ 富山市統計書”. 富山市. 2024年8月30日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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