堀秀彦
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堀 秀彦(ほり ひでひこ、1902年3月10日 - 1987年8月27日)は、日本の哲学者、文筆家、論考家。元・東洋大学学長。
数多くの人生論、幸福論、女性論を書いて人気があった。1980年に新聞連載した『銀の座席』で老いの問題を論じて反響を呼んだ。
人物・来歴
[編集]石川県金沢市生まれ。旧制松本高校文科甲類を経て、1927年東京帝国大学文学部哲学科卒。1958年東洋大学教授、のち学長。
著書
[編集]- 『教育学以前』(古今書院) 1940
- 『結婚の真実』(教材社) 1940
- 『恋愛の道徳』(教材社) 1941
- 『人生論断章』(須磨書房) 1943
- 『東洋的思索』(明光堂書店) 1943
- 『子供の指導読本』(真光社) 1948
- 『人生探求者のノート』(大東出版社) 1948
- 『近代を切りひらいた人々』(三省堂出版) 1950
- 『配偶者を選ぶ法』(池田書店) 1951、のち改題『愛する人を選ぶには』
- 『男と女の心理』(池田書店) 1952
- 『女を知る法』(池田書店) 1953
- 『結婚読本』(要書房) 1953
- 『女性のための人生論』(角川書店、角川新書) 1954
- 『恋愛 そのロマンと真実』(社会思想研究会出版部、現代教養文庫) 1955
- 『論語は生きている』(河出書房) 1956
- 『ことばの手帖』(春陽堂書店) 1957
- 『女性についての103章』(春陽堂書店) 1957
- 『現代に生きる古典』(春陽堂書店) 1958
- 『友情論』(角川書店、角川新書) 1958
- 『花とローマ人 三つの人生論』(池田書店) 1959
- 『男というもの』(東都書房) 1959
- 『性の倫理』(青春出版社、青春教養大系) 1959
- 『思考と信仰 日本人の生き方』(新潮社) 1962
- 『職場の中の人間関係』(池田書店) 1962
- 『高校生として考えるために』(青春出版社) 1962
- 『私たちはみんな悩みをもっている』(東都書房) 1963
- 『母親の生き方』(大和書房) 1964
- 『夫の心理・妻の心理』(サンケイ新聞出版局) 1964
- 『人づき合いに困らない本』(青春出版社、青春新書) 1964
- 『女性のための71章』(大和書房) 1964
- 『堀秀彦集』(雪華社、現代人生論全集6) 1965、のち復刻『私の人生論6 堀秀彦』(日本ブックエース) 2010
- 『「女の悲しみ」について』(日本文芸社) 1966
- 『主婦のための人生論』(大和書房、銀河選書) 1966
- 『女子高校生のための21章』(大和書房) 1967
- 『堀秀彦人生論集』全4冊(大和書房) 1968 - 1969
- 『心にのこる言葉』(大和書房) 1968
- 『堀秀彦女性論集』全3冊(大和書房) 1969 - 1970
- 『この本を見よ』(雪華社) 1970
- 『終着駅の近くで』(地産出版) 1975
- 『年齢をとるということ』(光文社カッパ・ブックス) 1979
- 『銀の座席』(朝日新聞社) 1981
- 『教育について、年来考えたこと』(金子書房) 1982
- 『この女たちの愛と人生』(グラフ社) 1982
- 『石の座席』(朝日新聞社) 1984
- 『セックスとギャンブル』(人間と歴史社) 1986
- 『死の川のほとりにて』(作品社) 1987
- 『死への彷徨 思索と人生』(人間と歴史社) 1987
共著編
[編集]- 『格言の花束』(編、社会思想社、現代教養文庫) 1958
- 『私達はどう生きるか 十代からの道徳』(勝部真長共著、専門図書) 1958
- 『愛の技法』(杉靖三郎, ドクトル・チエコ共著、青春出版社) 1960
- 『男と女はどう違うか』(渋沢多歌子共著、日本文芸社) 1968
翻訳
[編集]- 『教育革命への途』(マックス・アドラー、日東書院) 1930
- 『近代の結婚』(W・シュテーケル、実業之日本社) 1939
- 『愛についての省察』(ホセ・オルテガ、実業之日本社) 1940
- 『自由主義教育論』(ジョン・スチュアート・ミル、思索社) 1948
- 『道徳の原理』(ジェレミ・ベンサム、銀座出版社) 1948
- 『幸福論』(B・ラッセル、角川文庫) 1952
- 『如何に生くべきか』(アーノルド・ベネット、池田書店) 1953
- 『男と女』(パール・バック、文芸出版) 1954
- 『教育論』(B・ラッセル、角川文庫) 1954
参考文献
[編集]- 「春寂寥 旧制松本高等学校人物誌」(荻上悦子) 2008