コンテンツにスキップ

坂詰姫野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
坂詰 姫野
Himeno Sakatsume
基本情報
フルネーム Himeno Sakatsume
国籍 日本の旗 日本
出身地 新潟県上越市
生年月日 (2001-08-03) 2001年8月3日(23歳)
身長 158cm
利き手 右利き
バックハンド 両手打ち
キャリア自己最高ランキング
シングルス 170位(2023年5月10日)
ダブルス 504位(2023年4月3日)
2023年5月10日現在

坂詰 姫野(さかつめ ひめの、2001年8月3日 - )は、新潟県上越市出身の女子プロテニス選手。WTAランキング自己最高位はシングルス170位、ダブルス504位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。橋本総業ホールディングス所属。

来歴

[編集]

ジュニア時代

[編集]

新潟県上越市黒井出身であり[1]、実家は和菓子屋の坂詰菓子本店である[2]。幼稚園年長で初めてテニスに触れ、上越教育大学附属小学校1年の時にテニススクールに通い始めた[2]上越教育大学附属中学校に進学すると[3]、中学1年と中学2年の時には全国選抜ジュニアテニス大会で2年連続ベスト4に入り、全日本ジュニアテニス選手権では中学2年でベスト4、中学3年で準優勝した[2]。中学3年時の2016年には全国中学生テニス選手権大会で優勝した[2]

高校は山梨学院高等学校に進学したが、2年への進級時に通信制の翔洋学園高等学校に転向し、テニスアカデミーのTeam YUKAに加入した[2]。高校2年時に全日本ジュニアテニス選手権で優勝し、高校2年終了後の2019年春にプロ転向した[2]

プロ転向後

[編集]

2021年10月の全日本テニス選手権では準々決勝で川村茉那に敗れたが、過去最高成績のベスト8となった[4]

2022年10月に開催された全日本テニス選手権には第1シードとして出場し、2回戦で照井妃奈、3回戦で澤柳璃子、準々決勝で西郷里奈、準決勝で伊藤あおい、決勝で小堀桃子を破って優勝した[4]。新潟県出身者としては初の優勝である[5]

2023年4月には後援会が発足し、地元選出の国会議員や新潟県議会議員も出席した[1]。5月にはITF女子ワールドテニスツアーW80のカンガルーカップ国際女子オープンテニスで優勝し、ITFツアーでは自身5度目の優勝を、W80クラスでは自身初優勝を果たした[6]

ITF女子ツアー決勝結果

[編集]

シングルス: 8回(5勝4敗)

[編集]
結果 日付 大会 カテゴリ サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 2018年9月 日本の旗 ITF京都 15,000 ハード 日本の旗 荒川晴菜 3–6, 6–3, 6–1
優勝 2019年12月 タイ王国の旗 ITFノンタブリー 15,000 ハード ウズベキスタンの旗 ニギナ・アブドゥライモワ 7–6, 5–7, 6–1
優勝 2021年5月 チュニジアの旗 ITFモナスティル 15,000 ハード 日本の旗 細木咲良 6–4, 7–5
優勝 2021年6月 チュニジアの旗 ITFモナスティル 15,000 ハード 日本の旗 細木咲良 7–5, 7–5
準優勝 2021年8月 チュニジアの旗 ITFモナスティル 15,000 ハード 日本の旗 輿石亜佑美 3–6, 6–7
準優勝 2022年7月 アメリカ合衆国の旗 ITFチャールストン 100,000 クレー カナダの旗 キャロル・ジャオ 6–3, 4–6, 4–6
準優勝 2023年3月 カナダの旗 ITFトロント 25,000 ハード カナダの旗 キャサリン・セボフ 4–6, 6–7
準優勝 2023年3月 カナダの旗 ITFフレデリクトン 25,000 ハード チェコの旗 ガブリエラ・ナッツソン 4–6, 4–6
優勝 2023年5月 日本の旗 カンガルーカップ 80,000 ハード イギリスの旗 ケイティー・ボールター 7–5, 6–3

シングルス: 2回(1勝1敗)

[編集]
結果 日付 大会 カテゴリ サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 2020年9月 ポルトガルの旗 ITFポルト 15,000 ハード スペインの旗 フリア・パジョラ ブラジルの旗 カロリーナ・アウヴェス
スペインの旗 マリナ・バソルス・リベラ
3–6, 6–4, [7–10]
優勝 2021年6月 チュニジアの旗 ITFモナスティル 15,000 ハード 日本の旗 細木咲良 アメリカ合衆国の旗 エマ・デイヴィス
アメリカ合衆国の旗 ローレン・プロクター
7–5, 2–6, [10–8]


脚注

[編集]

外部リンク

[編集]