国立美術館 (ブラジル)
表示
ブラジル国立美術館 Museu Nacional de Belas Artes | |
---|---|
施設情報 | |
開館 | 1937年 |
所在地 | ブラジル, リオデジャネイロ |
プロジェクト:GLAM |
ブラジル国立美術館(ブラジルこくりつびじゅつかん、ポルトガル語: Museu Nacional de Belas Artesは、ブラジルのリオデジャネイロの美術館である。
歴史
[編集]美術館の創立は1937年で、一般公開は1938年8月19日であるが、元になったコレクションは1808年にポルトガル王ジョアン6世が、ナポレオンの侵攻を受けてリスボンからブラジル・リオデジャネイロへの遷都を行った時にブラジルに移され、宮廷がヨーロッパに戻った後も残された美術品も含まれている。これらの美術品はジョアン6世がナポレオンの帝政が終わった後、仕事が少なくなった芸術家からなる「フランス美術家使節団」(Missão Artística Francesa)のメンバーとしてブラジルに移ってきた建築家、グランジャン・ド・モンティニー(Grandjean de Montigny)が設計した王立の学校(Escola Real de Ciências, Artes e Ofícios)に保管された。この学校は1826年にペドロ1世によってブラジル帝国が成立すると帝国美術アカデミーとなった。
1937年に当時の教育大臣の主導によって美術館として設立され、1938年に、ジェトゥリオ・ドルネレス・ヴァルガス大統領によって開館された。中世から現代美術まで、ブラジルおよび国外の芸術家による絵画、彫刻、素描、版画など 16,000 点以上の作品が含まれている。
ギャラリー
[編集]-
ヨース・ファン・クレーフェ
『アッシジのキアラ』 (16世紀) -
ミヒール・ファン・ミーレフェルト
『オランダ貴族の肖像画』 (16/17世紀) -
ヤン・ブックホルスト
『ペガサス』 (17世紀) -
ジャン=バティスト=マリー・ピエール
『レダと白鳥』 (18世紀) -
ニコラ=アントワーヌ・トーネー
『河から助けられる幼児モーゼ』 (c.1827) -
ビクトル・メイレレス
『ブラジルでの最初のミサ』 (1860) -
アルメイダ・ジュニオール
『ブラジルの木こり』 (1875) -
ベウミーロ・デ・アルメイダ
『諍い』 (1887)
参考文献
[編集]- Souza, Alcidio Mafra de (ed.). O Museu Nacional de Belas Artes. Série Museus Brasileiros. São Paulo: Banco Safra, 1985