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因島市のうた

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
因島市のうた

市歌の対象
因島市

作詞 牧由起子
竹中郁(補作)
作曲 樋口昌道
採用時期 1954年5月1日[1]
採用終了 2006年1月9日(翌日に尾道市へ編入合併のため)
言語 日本語
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因島市のうた」(いんのしましのうた)は、日本広島県因島市(現:尾道市因島地区)でかつて制定されていた市歌である。作詞・牧由起子、補作・竹中郁、作曲・樋口昌道。

解説

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「因島市のうた / 因島小唄」
(A面) 伊藤久男 /
(B面) 久保幸江霧島昇
シングル
A面 因島市のうた
B面 因島小唄
リリース
規格 SPレコード
ジャンル 市歌新民謡
レーベル 日本コロムビア(PR1449)
作詞・作曲 作詞:牧由起子(#A)、野村俊夫(#B)
補作・竹中郁(#A)
作曲:樋口昌道(#A)、米山正夫(#B)
編曲:服部逸郎(#A)
毎日新聞社協賛
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1954年(昭和29年)の市制1周年記念事業として毎日新聞大阪本社から協賛を受け、歌詞を懸賞募集した入選作を基に5月1日付で市章と併せて制定された[1]。同年10月に日本コロムビアA面伊藤久男の歌唱による「因島市のうた」、B面に久保幸江霧島昇の歌唱による新民謡「因島小唄」(作詞:野村俊夫、作曲:米山正夫)を収録したSP盤規格品番:PR1449)を製造している。

現状

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2005年(平成17年)まで発行されていた市勢要覧には「因島市のうた」の歌詞と楽譜の紹介が設けられていたが、制定主体の因島市は2006年(平成18年)1月10日に尾道市へ編入合併されて消滅した。尾道市・因島市合併協議会では市歌の扱いに関する明文の取り決めは無く、合併元の法人格が存続する編入合併方式が採られたため合併後の市歌は1958年(昭和33年)制定の「尾道市民の歌」に統一されている。

「因島市のうた」は市民合唱祭で斉唱されるなど[2]、地域住民にとっては馴染み深い楽曲であったため公的に失効・廃止の扱いとなって以降も尾道市因島地区の住民の間で自主的に継承されており、地域の行事で演奏の機会が設けられる場合がある[3]

参考文献

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  • 因島市総務部総務課 編『いんのしま市勢要覧』平成5年版(因島市役所、1993年) NCID BN10114420 - 61ページに歌詞と楽譜掲載。

出典

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  1. ^ a b 朝日新聞広島版, 1954年5月1日付8面「建設へ八年計画 因島きょう市制一周年」。
  2. ^ “第39回因島市最後の市民音楽祭 合併後も継続誓い1500人が参加”. せとうちタイムズ. (2005年11月26日). https://0845.boo.jp/times/archives/001451.shtml 2025年2月1日閲覧。 
  3. ^ “三庄夏まつり”. せとうちタイムズ. (2016年8月20日). https://0845.boo.jp/times/archives/10963 2025年2月1日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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