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四つ橋筋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
四つ橋筋
Yotsubashi Avenue
四ツ橋交差点(長堀通との交点)
全長4.3 km (2.7 mi)
所在地北区西区浪速区
南端元町2
北端大阪駅前西
御堂筋
西なにわ筋

四つ橋筋(よつばしすじ)は、大阪市の都心部を南北に走る都市幹線道路の愛称である。正式名称は、大阪市道南北線(おおさかしどうなんぼくせん)。なお、「四ツ橋筋」は誤りである。

概要

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西横堀川長堀川(ともに埋立。現:阪神高速1号環状線北行きと長堀通)の交点に「口」の字状に架かっていた四つの橋が「四ツ橋」と呼ばれ、そのすぐ西側を走ることに由来する。

大阪市浪速区元町2交差点から、西区堀江下船場を縦断して、北区大阪駅前西交差点に至る、全長約4.3キロメートル (km)の南北幹線道路。地下にはOsaka Metro四つ橋線が通っている。

全線北行き一方通行となり、国道25号国道26号国道165号本線の御堂筋梅田新道交差点(国道1号国道2号交点)以南で南行き一方通行となるため、同線の元町2交差点以南から国道2号(曽根崎通)方面への迂回路となっている。

平均的に5車線であるが、両側1車線は有料駐車スペースとなっているため、おおむね走行に使用できるのは中央3車線である。

同じ北行き一方通行である堺筋と並び渋滞の多い道路である。主に肥後橋交差点(土佐堀通交点)や桜橋交差点(曽根崎通交点)を先頭にした渋滞がよく発生する。

歴史

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1908年明治41年)に、大阪市電南北線の敷設に伴い深里橋南詰(阪神高速1号環状線湊町入口)以北の区間が竣工。西流する幾筋もの堀川を縦断する必要があり、敷設に際して道頓堀川に深里橋、堀江川に浪速江橋、長堀川に西長堀橋、立売堀川に阿古島橋、阿波堀川に靱橋、京町堀川に伏見橋[1]江戸堀川に江戸橋が架橋された。なお、深里橋南詰以南の大阪市電南北線は、恵美須町駅から堺筋となんさん通りを経て南海難波駅前に至り、難波入堀川(埋立。現:阪神高速1号環状線北行き)に架かる叶橋(現:難波西口交差点)を西へ渡って西岸を北上する経路だった。

難波梅田を結んだ最初の南北幹線であったが、堀江・下船場経由であり、当初の道幅も渡辺橋以南が8(約14.4メートル〈m〉)、以北が12間(約21.6 m)と現在よりも狭かった。のちに1921年大正10年)発表の大阪市第1次都市計画事業によって、肥後橋以南が13間(約23.4 m)、以北が16間(約28.8 m)に拡幅されたが、同時進行にあった島之内船場経由で24間幅の御堂筋が誕生すると、難波 - 梅田間の最重要幹線としての地位は御堂筋に移行した。

1916年(大正5年)には、大阪市電難波木津線の敷設に伴い現在の大阪市立難波元町小学校前以南の区間が竣工。市電の南北線と難波木津線は、難波入堀川に架かる千日前通の橋であった賑橋(現:阪神高速湊町ジャンクション)西詰にあった賑橋駅で接続していた。

1963年昭和38年)に大阪市電南北線・難波木津線が廃止され、1965年(昭和40年)には、難波元町小学校前 - 深里橋南詰の区間が地下鉄難波元町駅(現:難波駅四つ橋線ホーム)設置に伴い竣工。1970年(昭和45年)に全線北行き一方通行となった。

沿線情報

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堂島川に架かる渡辺橋の東南袂より

接続する主な道路

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接続する道路
(北)西←  市道南北線  →東(南)
交差点ランプ 愛称
 扇町通  市道扇町公園南通線 (扇町方面)
 都島通 
市道大阪環状線
 御堂筋 
都市計画道路大阪駅前線
阪急 北区 扇町通
国道176号  御堂筋 
国道176号
阪神
都市計画道路大阪駅前線 大阪駅
市道西梅田線 市道南北線 大阪駅前西 四つ橋筋
 曽根崎通 
国道2号
桜橋
阪神高速1号環状線 堂島入口
 中之島通  渡辺橋南詰
 土佐堀通 
市道江戸堀線
肥後橋 西区
 本町通 
国道172号
信濃橋
 中央大通 
市道築港深江線
 中央大通 
市道築港深江線
西本町
阪神高速16号大阪港線
阿波座出入口
 長堀通 
府道173号大阪八尾線
四ツ橋
阪神高速1号環状線 湊町出入口 浪速区
 千日前通 
市道難波境川線
湊町
市道浪速鶴町線
 大浪通 方面)
都市計画道路立葉元町線
(日本橋3方面)
元町2
国道25号(重複=国道26号国道165号大国方面)

脚注

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  1. ^ ただし、伏見橋とほぼ同じ位置には以前から新中橋が架橋されていた。
  2. ^ ホテルエルセラーン大阪

関連項目

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