和歌山オープンゴルフトーナメント
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和歌山オープンゴルフトーナメント(わかやまオープンゴルフトーナメント)は、かつて開催されていた男子ゴルフトーナメント。
1981年にはプロに転向したばかりの倉本昌弘が同大会でデビューし、いきなり優勝[1]したことで知られる。
1981年5月のプロテストに合格し、トーナメントプロとしてのスタートを切ったばかり[2]の倉本は前日、首位に2打差であったが、持ち前の攻めのゴルフを展開[3]し長打力を発揮[2]。8番まで首位の磯村芳幸に3打差を付けられていたが[2]、9番では第2打をピン2mに付けてイーグルを奪う[3]。ピン右横2.5mを難無く沈めるイーグルで一気に差を縮めると、10、11番でも連続バーディを決めて逆転[2]し、3バーディー、2ボギーの3アンダー69のベストスコアをマーク。通算7アンダー137で逆転勝ちして賞金100万円を獲得し、1979年の中四国オープンでの重信秀人以来2人目となるデビュー戦優勝となった[3]。
開催された国木原ゴルフ倶楽部には9番(パー5)のティーイングエリアに当時の写真付きパネルがあり、倉本のティーショットが飛んだ残り約150ヤードの地点に旗が立っている[4]。1打目でその旗を越えた一般ゴルファーには記念品が進呈され、旗に名前が刻まれる[4]。
歴代優勝者
[編集]- 1979年 - 浦西武光[5]
- 1980年 - 北代武史[6]
- 1981年 - 倉本昌弘[1]
- 1982年 - 鍛冶恒[7]
- 1983年 - 小川清二[8]
- 1984年 - 入野太[9] [10]
- 1985年 - 加瀬秀樹
- 1986年 - 甲斐俊光
- 1987年 - 古木譲二[11]
- 1988年 - 中村忠夫
- 1989年 - 芹澤大介
- 1990年 - 前田新作
脚注
[編集]- ^ a b 倉本 昌弘選手 プロフィール - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ a b c d 毎日新聞縮刷版p396 昭和56年7月12日朝刊18面「倉本デビュー飾る」
- ^ a b c 朝日新聞縮刷版p471 昭和56年7月12日朝刊17面「プロデビュー戦倉本、いきなりV 和歌山オープン」
- ^ a b 【コース探球隊】国木原ゴルフ倶楽部、PGA倉本会長に飛距離挑戦 1打目で越えれば記念品贈呈、旗に名前刻まれる
- ^ 朝日新聞縮刷版p292 昭和54年7月8日朝刊18面
- ^ 朝日新聞縮刷版p509 昭和55年7月13日朝刊17面
- ^ 鍛冶 恒 カジ ヒサシ HISASHI KAJI
- ^ 小川 清二 オガワ セイジ SEIJI OGAWA
- ^ 毎日新聞縮刷版p120 昭和59年11月4日朝刊18面
- ^ 入野 太 イリノ フトシ FUTOSHI IRINO
- ^ 古木 譲二 フルキ ジョウジ JOJI FURUKI