名古屋市立新明小学校
表示
名古屋市立新明小学校 | |
---|---|
北緯35度10分22.6秒 東経136度53分11.4秒 / 北緯35.172944度 東経136.886500度座標: 北緯35度10分22.6秒 東経136度53分11.4秒 / 北緯35.172944度 東経136.886500度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 名古屋市 |
設立年月日 | 1946年(昭和21年)4月15日[1] |
閉校年月日 | 2009年 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 3学期制 |
所在地 | 〒450-0002 |
名古屋市中村区名駅三丁目17番14号[2] | |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
名古屋市立新明小学校(なごやしりつ しんめいしょうがっこう)は、かつて愛知県名古屋市中村区名駅三丁目にあった公立小学校。
歴史
[編集]校名の由来
[編集]学区内に所在する神明社から、新しく明るいという意味を含めて命名されたものとされる[2]。
沿革
[編集]1873年(明治6年)に開設された、第32義校および第27義校をルーツとする[2]。第32義校は広井小学校・広井尋常小学校・広井国民学校、第27義校は郁文学校・泥江学校・泥江尋常小学校・共立尋常小学校・共立国民学校と改称した[2]。
- 1913年(大正2年)2月22日 - 広井小学校校舎の増築が竣工[3]。
- 1946年(昭和21年) - 広井国民学校および共立国民学校を統合し、従来の広井国民学校の校地において名古屋市新明国民学校として設立される[2]。
- 1947年(昭和22年) - 名古屋市立新明小学校と改称[2]。
- 1983年(昭和58年) - 屋上プールの利用を開始[4]。
- 1992年(平成4年) - 学区外からの帰国子女の受け入れを開始[5]。
- 2009年(平成21年) - 名古屋市立六反小学校と統合され、名古屋市立笹島小学校となったため、閉校[6]。
児童数の変遷
[編集]『愛知県小中学校誌』(1998年)によると、児童数の変遷は以下の通りである[1]。
1947年(昭和22年) | 1,230人 | |
1957年(昭和32年) | 1,227人 | |
1967年(昭和42年) | 445人 | |
1977年(昭和52年) | 333人 | |
1987年(昭和62年) | 158人 | |
1997年(平成9年) | 95人 |
2000年度には名古屋市内で最も少ない80人となった[7]。統合が決定した2006年度は87人[5]、廃校直前の2009年度は85人であった[4]。
人物
[編集]教職員
[編集]卒業生
[編集]跡地
[編集]2021年1月現在、跡地は笹島小学校・中学校の第2グラウンド、新明コミュニティセンター、コインパーキングとして利用されている[9]。
中央新幹線名古屋駅建設に関する用地交渉で名古屋市はJR東海に協力し、新明小学校跡地の西側半分を三菱倉庫、太陽生命保険、NNP興産の3社に代替地として売却した[10][11]。跡地の西側を取得した3社はその後、跡地全体にオフィスや図書館、屋上グラウンド、コミュニティセンターなどで構成する複合ビルを建設する計画を名古屋市に提案した[12]。
脚注
[編集]- ^ a b 六三制教育五十周年記念愛知県小中学校誌編集委員会 1998, p. 306.
- ^ a b c d e f 中村区制施行50周年記念事業実行委員会記念誌編集委員会 1987, p. 90.
- ^ 名古屋市会事務局 1963, p. 199.
- ^ a b 「屋上プール、最後の夏 今年度で廃校の名古屋市立新明小、水泳授業始まる 【名古屋】」『朝日新聞 夕刊』2009年6月18日、9面。
- ^ a b 「帰国子女に小中一貫校 名古屋市、2010年度にも 公立で全国初 【名古屋】」『朝日新聞 夕刊』2006年10月20日、8面。
- ^ “笹島小学校の沿革”. 名古屋市立笹島小学校・笹島中学校. 2017年8月4日閲覧。
- ^ 「未来の夢、抱いて 愛知の公立小で卒業式 【名古屋】」『朝日新聞 夕刊』2001年3月19日、9面。
- ^ “斉藤よしたかプロフィール”. 斎藤嘉隆. 2017年8月4日閲覧。
- ^ “学校跡地の活用状況”. 名古屋市. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “市有地(旧新明小学校跡地西側敷地)の売却について”. 名古屋市 (2020年3月28日). 2022年4月27日閲覧。
- ^ “名古屋駅の地下深くへ、進む「リニア駅」巨大工事”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社. p. 3 (2022年4月25日). 2022年4月27日閲覧。
- ^ 「小学校跡地に複合ビル、名古屋駅近く 3社が市に提案」『日本経済新聞』2020年11月18日。2022年4月27日閲覧。
参考文献
[編集]- 名古屋市会事務局 編『名古屋市会史 別巻第2 総合名古屋市年表(大正編)』名古屋市会事務局、1963年3月10日。全国書誌番号:49011382。
- 中村区制施行50周年記念事業実行委員会記念誌編集委員会 編『中村区誌』中村区制施行50周年記念事業実行委員会、1987年10月。全国書誌番号:88015629。
- 六三制教育五十周年記念愛知県小中学校誌編集委員会 編『六三制教育五十周年記念愛知県小中学校誌』1998年3月1日。