南三陸町震災復興祈念公園
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南三陸町震災復興祈念公園 Minamisanriku Memorial Park of Earthquake Disaster | |
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中橋から防災対策庁舎・祈りの丘方面 | |
分類 | 国営公園・県営公園・町営公園[1] |
所在地 | |
座標 | 北緯38度40分39.5秒 東経141度26分41.0秒 / 北緯38.677639度 東経141.444722度座標: 北緯38度40分39.5秒 東経141度26分41.0秒 / 北緯38.677639度 東経141.444722度 |
面積 | 6.3 ha |
開園 | 2020年(令和2年)10月12日 |
運営者 | 日本国、宮城県、南三陸町 |
設備・遊具 | 南三陸町防災対策庁舎など |
駐車場 | 普通車:100台、大型バス:3台[2] |
アクセス |
気仙沼線BRT 志津川駅 三陸沿岸道路 志津川IC |
公式サイト | 南三陸町 |
南三陸町震災復興祈念公園(みなみさんりくちょうしんさいふっこうきねんこうえん)は、宮城県南三陸町にある公園である。
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災、以下「震災」と略記)によって犠牲となった人の追悼・鎮魂の場であるとともに、甚大な被害の記憶や教訓を継承し、震災からの復興を祈念するための震災復興公園として整備された。かつて市街地であった場所に造られ、令和では初めての津波記憶石第34号がある[3][4]。園内には旧南三陸町防災対策庁舎が位置する。
沿革
[編集]- 2016年(平成28年)
- 6月 - 事業認可
- 12月 - 工事着工
- 2019年(令和元年)12月 - 一部開園(祈りの丘、復興祈念のテラスを含むエリア)
- 2020年(令和2年)
- 3月 - 一部開園(みらいの森、語り継ぎの広場の一部を含むエリア)
- 10月 - 全体開園
施設
[編集]- 祈りの丘
公園の中心にある小高い丘は「祈りの丘」と名付けられた築山。祈りの丘の頂上部分、志津川湾を望む位置には、震災で犠牲になった町内の犠牲者804名の名簿を納めた「名簿安置の碑」並びに、町の復興を祈念して設えられた「復興祈念のテラス」が設置されており[5]、丘上からは震災遺構の高野会館が見える[6]。
- 旧南三陸町防災対策庁舎
津波により多くの犠牲者を出し、鉄骨だけが残存した[6]。周辺は「復興祈念のテラス」という名称の広場として整備され、献花台も設けられている[6]。
- 中橋
隈研吾設計で、南三陸産の杉を使用している[5]。南三陸さんさん商店街・南三陸311メモリアルと並ぶ、隈の設計による「南三陸町3部作」の一つ[7]。
公園内の植生
[編集]「みらいの森」エリアに、町の木であるタブノキをはじめとする70本の植樹が2020年12月になされた[8]。
アクセス
[編集]- 公共交通機関
- 気仙沼線BRT:志津川駅
- 高速バス:道の駅さんさん南三陸停留所
- 高速道路:三陸沿岸道路 志津川インターチェンジ
周辺
[編集]中橋を渡った先に道の駅さんさん南三陸があり、その中に南三陸さんさん商店街、震災伝承施設である南三陸311メモリアル、BRT志津川駅がある。
脚注
[編集]- ^ “「南三陸町震災復興祈念公園」が全体開園しました”. 復興庁公式ウェブサイト. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “南三陸町震災復興祈念公園について”. 南三陸町公式ウェブサイト. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “全優石津波記憶石プロジェクト”. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “南三陸町に令和初の津波記憶石「名簿安置の碑」が完成”. PR TIMES. 2023年1月14日閲覧。
- ^ a b “南三陸町震災復興祈念公園”. 南三陸観光ポータルサイト. 2023年1月14日閲覧。
- ^ a b c “あの日を忘れない。「南三陸町震災復興祈念公園」で祈りを捧げよう”. ORICON NEWS. (2021年9月30日) 2023年1月14日閲覧。
- ^ 「命の尊さや震災の記憶を次世代に。今年10月に開館する「南三陸311メモリアル」の詳細が発表」『美術手帖』カルチュア・コンビニエンス・クラブ、2022年8月30日。2023年2月11日閲覧。
- ^ “南三陸町震災復興祈念公園で植樹式が開催されました”. UR都市機構. 2023年1月14日閲覧。