北エーゲ
北エーゲ地方 Περιφέρεια Βορείου Αιγαίου | |
---|---|
国 | ギリシャ |
首府 | ミティリーニ |
所属県 |
リムノス県 ヒオス県 レスヴォス県 サモス県 イカリア県 |
知事 | コスタス・ムツリス |
人口 | 194,943人 (2021年現在) |
面積 | 3,836 km² (1,481 sq.mi.) |
人口密度 | 51人/km² (132人/sq.mi.) |
公式サイト | www.northaegean.gr |
北エーゲ(ギリシア語: Βόρειο Αιγαίο / Vório Egéo)は、ギリシャ共和国の広域自治体であるペリフェリア(地方)の一つ。エーゲ海北東部に浮かぶ諸島から構成される。首府はレスヴォス島(レスボス島)のミティリーニ。
地理
[編集]位置
[編集]行政区画である北エーゲ地方(Περιφέρεια Βορείου Αιγαίου)は、エーゲ海の北東部に位置し、北東エーゲ海諸島(Νησιά του βορειοανατολικού Αιγαίου)とも呼ばれる島々の大部分を占める。ギリシャ共和国の「地理的な地方」としての「エーゲ海諸島」の北半部にあたり、南半部は南エーゲ地方となっている。
主要な島としては、北から
がある。ペリフェリア最大の島であるレスボス島は、クレタ島・エヴィア島に次いでギリシャ3位の面積を持つ島である。
主要な都市
[編集]- ミティリーネ(レスヴォス県レスヴォス市) - 27,247
- ヒオス(ヒオス県ヒオス市) - 23,779
歴史
[編集]1913年のバルカン戦争ののち、近代ギリシャの版図に入った地方である。
1987年の地方行政改革により、従来の「地理的な地方」に代わる行政区画として13の「ペリフェリア」(地方)が設置された。このとき、従来の「エーゲ海諸島」が分割され、北エーゲ地方が設立された。ペリフェリアは2010年の地方行政改革(カリクラティス改革)によって自治権が拡充され、公選制の知事と議会を持つ広域自治体となった。
行政区画
[編集]県
[編集]北エーゲ地方は、以下の5つの行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)から構成されている。
2010年の地方制度改革(カリクラティス改革)以前は、自治体としての県(ノモス)が3つ置かれていた(ヒオス・レスヴォス・サモス)。2011年1月1日にノモスが廃止されて行政区となった。このとき、レスヴォス県からリムノス県、サモス県からイカリア県が分けられ、行政区は5つとなっている。
行政区名 | 綴り | 政庁所在地 | 面積 Km² | 人口 (2021年)[1] | |
---|---|---|---|---|---|
1 | リムノス | Λήμνος Limnos |
- | 477 | 16,668 |
2 | レスヴォス | Λέσβος Lesbos |
ミティリーニ | 1,677 | 83,755 |
3 | ヒオス (キオス) |
Χίος Chios |
ヒオス | 904 | 51,692 |
4 | サモス | Σάμος Samos |
ヴァティ | 477 | 32,642 |
5 | イカリア | Ικαρία Ikaria |
- | 301 | 10,186 |
市
[編集]北エーゲ地方には、基礎自治体である市(ディモス)が9ある。
交通
[編集]空港
[編集]脚注
[編集]- ^ “ΑΠΟΤΕΛΕΣΜΑΤΑ* ΑΠΟΓΡΑΦΗΣ ΠΛΗΘΥΣΜΟΥ ΚΑΤΟΙΚΙΩΝ ΕΛΣΤΑΤ 2021”. ギリシャ国家統計局 (2023年3月17日). 2024年6月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]東マケドニア・トラキア地方 | ||||
北エーゲ地方 | ||||
南エーゲ地方 |